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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

ナハトの本気

「これならば‼︎風の斬撃‼︎ウインドカッター‼︎」


 ナハトの前を風の斬撃のようなものがまった。
しかし、ナハトはそれを手から糸を出し、


「イトサバキ」


 片腕の糸で鞭のようにさばき、ウインドカッターを無効化しようとした。


「無駄よ‼︎そんな糸ごときで風の斬撃がなくなるわけないじゃない。逆にそんな糸切ってやるわよ‼︎」


 ダーラスがそう言った時、ナハトは笑っていた。


「ソンナモノ、ワタシ、カンケイナイ。コウスルダケ」


 そう言って手から糸を何本も出した。


「何だと‼︎出せる糸は一本が限度じゃないのか?」


「ダレガ、オマエ、ソンナコト、オシエタ?」


 そう言ったあとナハトはその手から何本も出した糸を絡めさせてもともと細かった糸を2、3倍の大きさに変えた。その糸をさばいて風の刃を消滅させた。


「アノトキ、ホンキ、ダサナカッタ。デモ、オレ、モウ、アト、ナイ」


 ウインドカッターを消滅させた後、ナハトはダーラスの腹に、


「イトダマ」


 と言って、手から糸を何重にも絡ませて玉状になったものを当てた。


「グファン‼︎」


 ダーラスは軽く後ろに後退した。


「この程度で私が倒せるとは思わないことね」


 ダーラスはそうは言ったが今の糸玉は意外と深く入ったらしく脚がふらついていた。


「ヨユウブラナクテイイ。イマ、ラク、シテヤル」


 ナハトはそう言って手から糸を出して何重にもまき、槍のような形状なものを作った。


「イトヤリ」


 そう言って作った糸の槍を持って、ダーラスに迫った。ダーラスは遠距離タイプで肉弾戦はあまり得意ではないので距離をとろうと後ろに下がっていたが、ナハトは素早く迫って来る為全然距離がとれなかった。


「クッ‼︎邪魔くさいわね‼︎」


 追いつかれたダーラスはなんとか装備していた杖で槍を受け止めていた。だがダーラスは力が弱いのでながくは持たないと考えていた。


 (このままじゃやられちゃうな〜。私負けるのは嫌がからね〜。またあれを使おうかしら)


 ダーラスは奥の手の杖に隠してある剣を使おうとした。しかし、ナハトに同じては通じなかった。


「シコンデアルハモノツカウナラムダ。オナジテニドツウジナイ」


 ダーラスの行動をよんだのか、ナハトは言った。


「くっ‼︎何故ばれた‼︎」


「オマエモウアトナイ。ナラヤルコトヒトツ。マエオレタオシタブキツカウ。ソレシカナイトカンガエタダケ」


 考えをよまれていたダーラスは杖に加えていた力がゆるみ一瞬隙ができた。ナハトはその隙をついて、糸の槍で思いっきり飛ばした。吹っ飛ばされたダーラスは倒れこんだ。


「私はこんなところで死ぬわけには、、、。まだあいつに復習していないのにこんなところで、、、。」


 ダーラスは死を覚悟した。まだ死ねないと思っていたがもうダーラスには他の策がなかった。


「シネ」


 ナハトはそう言ってダーラスの前に槍を突き立てた。ダーラスは目をつぶり完全に殺されたと思った。だがこの場にはもう1人男がいた。


「はぁー。ダーラス。お前はまだこの皇国に必要だからな。お前死なせるわけにはいかない。ここからは俺がやらせてもらうぜ」


 イナハルがダーラスが刺される寸前で、網の異能力を使って槍を止めた。


「こっからお前の相手は俺がやるぜ。人さらいなんてもうできると思わないことだ」







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