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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

チリン捜索、チリンの決意

手から出血していたガイを使用人たちは病院に連れて行った。道場にはバーランと理人が残り、ガイリは病院についていくことになった。
 そして、理人はバーランに聞いた。


「何で今ガイの異能力の説明は実戦でできて俺のはできないんだ?」


 とバーランに言い、バーランは


「鏡、お前の場合は少し難しいし、どちらかというと防御に特化したものなんだ。ガイリはお前たちにイメージはいらないとか言ってたらしいがイメージは大事だぞ。それにコストは発動前と、発動後で分かれているものもあるからな気をつけろよ。お前のやつは使った後だぞ」


 バーランは理人に説明し、道場を去って地下に戻ろうとしたが、一度理人がとめて、


「待ってくれ。俺の異能力のヒントをくれ」


とバーランに聞いた。バーランは


「お前の名字というやつか?それと同じものだ。出したら鏡で反射するようなイメージをしろ。使っている時、集中だけは切らすんじゃないぞ。またわからないことがあれば地下まで来るといい。掃除してくれたら異能力のこともっと教えてやるよ」


 そう理人に言い残し、バーランは地下の自分の部屋に戻った。理人は1人道場に取り残されていた。






 その頃、実里はチリンがいつまでたっても病院に来ないため、ガイアランの城下を捜索していた。


「秋月ちゃんどこ行ったんだろ。荷物取りに行くだけならすぐに戻って来るはずなのに。全くどこに行ったんだか」


 実里がチリンを探しているとガイアラン城の前を通りかかった時、妙に人だかりが出来ていた。
 実里は気になったので周りの人に話を聞いてみた。


「すいません。これはなんのあつまりですか?」


 とそこらへんに立っている城民に聞くと城民は


「知らないんですか?今からあの復興が終わった商店街でたまに現れる切り裂き魔の囮役を自ら志願した人が今から王様の紹介で出てくるらしいですよ」


 へ〜と思いながら実里はその人を見てみることにした。囮役の人を見てからチリン探しに戻ろうとしたが、囮役の人が現れた時、実里は驚いていた。


「何でそこにいるの⁉︎秋月ちゃん‼︎」


 囮役とは何と秋月チリンであった。
 





 チリンが捕まって実里が捜索する前に、チリンは囚われていた牢屋にガイアラン王が牢屋に来て、チリンに言った。


「囮役をやってはもらえぬか?」


とチリンに聞いた。チリンは何で私がと思いながら


「私じゃないとダメな理由があるんですか?」


とガイアラン王に聞いた。


「会議で決まったことだ。具体的には言えんが納得してもらう。あなたが囮役をしてくれればこれから犠牲になったりする城民もいなくなります。だからこのとおりお願いします」


と言ってチリンの前に頭を下げた。


「私がその囮役とやらをやれば多くの城民が救われるのですか?」


 チリンはガイアラン王に聞き、ガイアラン王は縦に首をふり


「もちろん。それは保障しよう」


 チリンはガイアランの王の返事で決めた。


「分かりました。私が囮になって済むなら私囮になります」


 チリンは具体的な内容は聞かないで城民が助かるということで囮になることを承諾した。







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