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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

散歩

1日目の修行を終え、食事をとった理人はまだ寝るまでに時間があった為少し外を歩くことにした。


「今までちゃんと城下を見て歩いたことはなかったからな。あんまりこういう機会も無いしぶらぶらしてみるか」


と理人は言いながら外を歩き始めた。
 まず屋敷を出て、城下の大通りを歩いていた。
大通りは今商店街が焼けて商売ができない状態の人たちはここで集まり、この大通りで店を簡易的に開いていた。元々は武器屋などの冒険者が揃える武器、防具屋が多いのだが今は食べ物を扱う店も多くなっていた。


「いらっしゃいいらっしゃい‼︎今日はニンジンにスンカイが安いよ〜。どうぞ買ってってくださいや」


 張り切って店を盛り上げようとしている店員もいた。理人武器なども見て見たかった為に少し顔を出すことにした。そして強そうな名前の武器屋に入ることにした。


「武器屋阿修羅かどんな装備売ってんだろうな、、、少しは入ってみよ」


 阿修羅という店の名前に入ると名前とは似合わない店員がいた。理人は名前通り屈強な店員がつけた名前だと思っていた為少しがっかりしていた。


「いらっしゃい。どんな武器をお探しですか?」


と入店した時店員が近づいてきて理人に聞いた。細っそりした体型の店員だったがまぁ見た目は関係ないかと思いながら理人は聞いた。


「俺冒険者でまだ初心者方面なんだけどそんな奴でも上手く扱える武器を見繕ってくれないか?」


と理人は店員に聞いた。店員は


「初心者の方ですか。武器にこだわりはある方ですか?剣がいいとか鞭がいいとかそこの方はどうでしょうか?」


と理人に聞いた。理人は初心者であまり武器にこだわりがなかった為


「動きやすいやつで頼む」


と店員に言った。それを聞いた店員は店の奥の方へ行き、小型のナイフを持ってきた


「動きやすさなら威力はないですが、こちらのナイフがいいですよ。威力がない分何度もモンスターにさせばいいだけですし」


と店員は言った。理人は店員が持ってきたナイフが果物をさばくくらいの柔そうなナイフだったので見た目で割りと判断して


「いやこんなものじゃダメだ。もっと強そうなのを頼む」


と店員に言った。別に真面目に武器を探しにきたわけでもないのに理人は何故か武器探しにはまっていた。
 武器探しで色々店員に文句を言ったりしてたくさんの武器を見せてもらったが、結局武器は決まらず時間だけが過ぎていた。
 理人は武器屋の時計を見ると


「やば‼︎もうこんな時間じゃないか。屋敷に戻って休まないと。色々文句言ったくせに武器決められなくてすまなかったな。また今度来るからそん時までに良さそうなの見繕っといてくれ‼︎じゃあお邪魔したな」


と言って理人は走って屋敷に戻った。理人の接客をしていた武器屋の店員は、理人が武器を決められないのは何故か自分の未熟さ故と考えて


「次に来た時は必ず購入してもらえるようなものを見繕ってみせる‼︎」


と密かな決意をしていた。

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