異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

実里、チリンルート

「どこ行ったんだろ鏡君」


 チリンは理人を探していた
種賀谷とは召喚場所がが近くすぐに合流できたが理人は近くには見当たらなかった
しかし実里は


「彼のことだそんな簡単にくたばったりはしないだろう。根性は男なんだから人一倍はあるだろうしそんなにやわな体はしてないさ。よほど強い人に会わなければね」


 だがここは異世界、普通の人よりは強い人などたくさんいるだろう


「早く見つけて合流しなくてはね召喚場所が近ければいいが」


 チリンたちは森ではなく召喚された場所が広い草原だった


 「ここにマップの掲示板があるが近くに街はなさそうだね」


「実里さん異世界文字読めるんですか?」


「いやカタカナだよこれ」


 マップの文字はカタカナだった


「異世界文字カタカナに似てるなんてロマンがないよ」


チリンはがっくりしながらマップを見ていた
 





「近くに森はあるよここに行って見ないかチリン君」


「森は迷うと危険だから嫌ですよ先輩!早く鏡君を見つけて早く元の世界に帰りましょう!」


 チリンはかなり混乱しながら早く理人を見つけることだけを考えていた当然だ彼女はほぼ人数合わせに巻き込まれただけの被害者であるからだ


「君も異世界文字とか興味あったんだろう?それに見て見ないかこの草原見たことない草や生き物ばかりだ!」


 種賀谷はかなり興奮していた彼女は鏡に誘われ成功しないだろうと考えながら異世界召喚なの儀式をしていた為異世界に本当にこれるとは思ってもみなかった


「最高だよ本当に鏡君には感謝してもしきれないよ」


「もう先輩それはもういいですから早く鏡君を探しましょう」


 そうチリンが歩きだした時後ろから何か動き出す
「チリン君危ない!」


「え」


 チリンの背後の物体が急に動き出した


「こんなところにでかい石なんてなかったのになんなのこれは」


そう言いながら無我夢中で走っていると気づけば種賀谷とはぐれ嫌がっていた森に入っていた


「種賀谷先輩とはぐれちゃったどうしようこんな森の中でどう進めば」


 そう迷っていると


「鏡君!どうしよう強そうな人に捕まってるとりあえず距離をとって追いかけてみよう」


こうしてチリンは理人を追いかけ種賀谷は1人になってしまった


 「チリン君とははぐれてしまったしこれからどうしようかとりあえず私も森に入ろうかでもさっきの石の巨人がいそうで怖いな」


 種賀谷は好奇心旺盛だが女子なのでチリンを見捨てるしかなかった
 そこで不思議な男が突如現れ


「そこの君」


「君は誰だ急にこんなところに現れてさっきの石の巨人も君か!」


「確かにゴーレムは私がだしたさ、どちらかを1人にするためにね!甘い眠りに誘いたまえスリープ‼︎」


「うっ」


種賀谷は魔法で眠らされてしまった


「散歩に来てみればいい女が手に入ったぜ村に連れて帰ろう」


 こうして種賀谷は見知らぬ魔術師に連れていかれてしまった



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