ある夏の怪談!
「思考世界」より
亜死との戦いが終わり、数週間たったある日の事。
麗之助は早速、四大心霊に関する情報を調べてみた。
するとどうやら、地方に「絶対に足を踏み入れてはならない禁断の僻地」なる場所があるらしい。
そこは以前から呪われた場所と恐れられ、そこで「あるもの」の姿を見た瞬間、その人間は発狂し恐怖におののきながら呪われ、最悪死至ると言うことらしい。
その「あるもの」が四大心霊の内の一体ではないかと麗之助たちは践んでいる。
だが、所詮はネットにあげられる有名な話程度の事だ。
四大心霊の中では弱いほうと見ている。
しかし、油断は対敵であるため、麗之助、悟一、藤四郎の三人は一種の交霊術のようなもので、奴に関する情報を調べるのだ。
ヤナギや亜死との決戦の時も、同じように交霊術で調べた。
奴に関する質問を空間にぶつけ、その声を自分で聴き筋肉反射を見る。
普通はもっと難しく、正確なものにならない場合もあるが、彼らの霊力は凄まじいため、簡単にわかるのだ。
でも、その悪霊の具体的な倒しかたや宝くじの当選番号のよう、確信に迫るようなことは分からない。
今回調べて分かったことは、
○「あるもの」の正体は四大心霊であることは確実であること。
○話題の「禁断の僻地」は実際に存在すると言うこと。
○その「禁断の僻地」のおおよその場所はどこかということ。
早速、三人は休日を利用して、例の「禁断の僻地」に向かう事となった。
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