幼なじみがメインヒロインでも別にいいんじゃないかな

黒猫

幼なじみは王道だけどサブヒロインだよね

..................
ドンッ!
僕のお腹に鈍い衝撃が走った。

「おい!さっさと起きろーーー!!!」

僕はけだるい身体とゆっくりと起こした。
「もう、早くしないと学校始まっちゃうよ?」

そう言えば自己紹介を忘れていた。
僕はどこにでも居る普通の高校二年生の狭間長門だ。

そして隣にいる朝から騒いでうるさいやつは中学生2年生の妹の狭間瑠璃だ。

「ちょっと!うるさいってなによ!」

おっと心の声が漏れていたようだ。
「はいはい。起きますよ起きればいいんでしょ。」

ふと時計を見ると時計は8時を指していた。
学校のホームルームは8時30分。電車で20分かかるので致命的な数字だ。

「やべっ!」

急いで学校に向かうと学校は空いていなかった。スマホの日付を見ると今日は4月1日まだ始業式にもなっていなかった。

「くっそ。瑠璃のやつ騙しやがったな...」

よくよく考えれば直ぐにわかったことなのに。
服装を見るとまだパジャマでカバンも何も持ってきていなかった。

「今日が本当に学校じゃなくて良かったかもな。」
 
「ちょっと...あんた何してんの? キモ。
何その服。パジャマ?」

と自慢のツインテールを振り回しながら話しかけてきた。

こいつは僕の因縁の相手(幼なじみ)羽島恵理だ。

「は?お前には関係ねーだろ。なんで今こんな所にいるんだよ。」

「き、今日はちょっと街へ出る用事があって外に出たのよ。」

恵理の服装をみると学校のセーラー服を着ていた。
「その制服はなんなんだ?もしかして今日学校あると勘違いしてやってきたのか?」

僕はちょっと意地悪な感じで言ってみた。

「は????そんなわけないでしょ!今日学校あるなんて全然思ってなかったんだからね!あんたこそなんでここに居るのよ!」

「あーはいはい。俺は妹を迎えに来たのはいいのだがその妹がいなくてな。諦めて帰るところだ。」

こんなやつと同じ間違いをされたと思われたくないので適当にあしらっておいた。

「じゃ。僕は帰るから。」

すると恵里が

「ちょっと家入れてくれない?親と喧嘩しちゃってさ。」

「別に構わんが家には妹しか居ないぞ。」

しまった。
墓穴をほった。妹を迎えに来たのに家に妹がいるなんておかしいだろぉーーーー。

「わかった!今から一緒に行こ!」

馬鹿でよかった。







初投稿です。アドバイス等あったらよろしくお願いします。
醜い文章なので初心者が書いた文章だなと思っといてください。
投稿頻度は不定期です。

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