職業なしが世界最強

大狼さん

第7話、森から街へ

カナトが帰ってくる数分前

ーーーーステラsaidーーーー
「カナトさん大丈夫かな」
カナトさんに羽が生えて世界樹の所に行ってしまったのです、そしてしばらくすると世界樹の上の方で水の槍が飛んでいたり、大きな爆発が起きたりなどの事が起きてカナトさんが心配になったしまいます。
「きっと大丈夫だよ、カナトさんは強いと思うから。だってさこの森にずっといたんでしょきっと帰ってくるよだから待っていよ、お姉ちゃん。」
「そうだよね戻ってくるよね」
(妹に励まされるなんてダメなお姉ちゃんだな、でもルーナも心配なんだよねカナトさんが急にいなくなって、だってルーナの足が震えてるもん、だから私がちゃんとしないとね)
「よし、カナトさんが帰ってくると信じて、夕ご飯を作ろう!ルーナも一緒に準備しよ」
「うん!」(あれ?そう言えばどうやってご飯の準備するんのかな?)



(うーん、ルーナにああやって言ったけど、どうやって探そう森に入るのは危険だし、かと言ってこの近くに生えているもが食べれると限らないしどうしよう。このままだとルーナにかっこ悪いとこ見せちゃうな)
ステラが悩んでいるとそこにフェンリルのジルが近づいてきた
「うわ!びっくりした。なんだジルか他の魔物かと思ったよ」
ステラはジルを見てある事を思いついた
「そうだ!ジルって確か鼻がよかったよね、だからさジル、私と一緒に食べ物探そうよ!」
「わふぅ」
「よし、きまりだね。じゃあ、早速探しに行こう!」
ジルと一緒に食べ物を探し、野草や果物を集めていた。ある程度の野草や果物を集め、世界樹に帰る途中に白く輝くリンゴのような実を見つけた。
「あれ?なんだこれ。キラキラしているけど、これも食べられるのかな?ジル、これ食べれそうかな?」
「クーン?」
「うーん?ジルでもわからないの?どうしよう、でも食べられるよね、さっきこれと似た物見たし」
白く輝く実を持ち自分たちで作った籠に入れるとそのまま戻っていった
ーーーーカナトsaidーーーー
「何でついてくるんだ?」
ステラとルーナのところに帰ろうとすると白蛇がついてきた
「いやー、ちょっとあなたが気になってね、だからついていこうと思ったんだけど、お願い連れていって」
「お前どこまで知ってるんだ」
「え、何のこと、私わからない☆ミ」
「コイツ・・・ま、いいか変な事をすれば、どうなるかはわかるよな」
「わ-い、ありがとう。やっぱりあの人達が気に入るわけだ、私も気に入っちゃたよ」まあ、カナトならあの人の事きっと気づくよね)ボソッ
「うん?あの人って誰だ?」
「あっ、ええと、その・・・秘密だよ☆ミ」
「何だよ、まあ気になっただけだ。深く入るつもりない」
「そうしてくると助かるよ。」




「ねえ、カナトは何でここに来たの私に会いに来たわけでもないんでしょ」
「そうだった、お前」
「ねえそろそろさ、お前呼びやめてよ」(´・ω・`)
「・・・なんて呼べばいいんだ」
「ありがとう!!そうだなぁ私にはエヘイエーって名前があるんだけど、なんかいまいちなんだよね。だからさ名前つけてよ」
「えー」
「お願いだから!!」(´;ω;`)
「分かったからそんなめでみるな。そうだなその肌の白さと髪の白さ何故か雪を連想させられるから、ユキナでどうだ」
「ユキナ・・・ユキナ・・ありがとう凄く嬉しいよ!これから私の名前はユキナだね」ダキ
「うっ///抱きつくな暑苦しい」
「あれー?顔赤くなっているけど、もしかして照れてるのかな?」
「うっ、うるさい///さっさと離れろ」
「ふふ、分かったよ、もう照れ屋さんだなー。それで話がそれたけど、何で世界樹の木に来たの?」
「ああ、そうだったな。迷宮を攻略した時の魔法陣に乗ったらここに来たんだよ。それでこの木になってた光ってる実を見つけたんだよ。だからここに来たんだけど、おま・・ユキナがいたんだよ、まあ、その時のユキナは暴走していたけどな。そうゆうわけで現状に至るわけだ、分かったか?」
「ふむふむ。なるほどね、そうゆうわけか、この木なっている実ってこれの事じゃないかな」
ユキナは指を上の方を指すとそこには例の実がなっていた
「おお、それだ!その実がなっていたんだよ、でもその実はなんだ?」
ユキナは真剣な表情で説明を始めた
「この実は私達、《世界樹の守護者》の経験と魔力で出来た実、これを食べればすぐに魔力が回復する。そしてたまに私の持っている固有スキルが手に入る事が出来る実だよ。ただし、この実の魔力の保有量が多く、常人では魔力の貯蓄量を大幅に超え、もがき苦しんで死んでしまう危ない実なんだよ。」
衝撃の事実に驚きを隠せなかった。まさか世界樹の実が危ないものだったなんて誰にもわからないだろう。
「危険な物って言うのは分かった、でもなぜ他の奴はこの事を知らない?」
真剣な表情を崩して考える仕草をすると質問の答えを出した
「うーん、私にも分からないけどこの実のところまで来れないからじゃないかな。だってこの木の周りにはかなり強い魔物がいるし、それに私がいるからね。ここまで来たのはよく考えたら君が初めてだったよ。負けちゃったけどね、でもね君でよかったよ」
言い終えると、とても綺麗な笑顔を向けてきた。それは、一輪の太陽の花のような綺麗な笑顔だった。
「寂しくないのか、ここに一人でいて」
「うーん、寂しくはないよ。だってスキルに【千里眼】があるからね、色々見えるんだよ。例えば、鳥とか君達の行動とかね」
「なるほど、そのスキルで俺たちのことが分かったのか」
「はは、ごめんて。でも君達の事見てて楽しかったし、少し嫉妬しちゃったかな、『私はこんなところに居るのに』ってね」
「そうか・・・その、なんだ、俺たちと一緒に来るか?きっとステラとか賛成してくれるだろうから、お前は」
ユキナに説得すると途中で言葉を遮られた
「はいストーップ、それ以上は言っちゃダメだよ。その提案は嬉しいけどね、これは仕事なんだよこの世界樹を守るって言う仕事だからさ、途中で止めたらダメなんだよ。それに、もしついって行っても私は戦うことができないし、今までにしてきたことが無駄になっちゃうからね。でも私は君と居たいからこれをあげようと思うの」
ユキナはさっきまで何も持っていなかった手から指輪を出すとその指輪を渡してきた
「この指輪は私との繋がりを示すものだからつけてほしいな。でもなくしたり、売っちゃっダメだからね。そんなことしたら私泣くからね、割とマジで」
ユキナからもらった指輪を鑑定すると以下の通りだった



名称:世界樹の守りの指輪

製作者:ユキナ

ランク:伝説級

効果:HP300up
   POW0
   DEF100up
   MP0

スキル:世界樹の守り蛇(人)召喚、念話

説明:一緒に行きたいという思いが詰まった指輪、一度付けると製作者以外取れない




世界樹の守り蛇(人)ーーー許可を得た世界樹の守り蛇(人)を召喚出来る



なんだこれは!確かにすごいけどひとつ言わせてほしい、一度つけると外せないってどこかのゲームの呪いの装備じゃないか!
「どうかな、貰ってくれるかな?」(´;ω;`)ウルウル
そんな顔しないでほしかったな、これじゃ断りにくいじゃないか
「説明の部分に不穏なことが書かれてるけど貰うよ。ありがとうユキナこの指輪大事にするよ」
「ありがとう、実はこの指輪貰ってくれるか心配だったんだけど、よかった」
「けど、この指輪どこから出したんだアイテムボックスのスキル持って無かっただろ」
「ああ、それはね、指輪が特別なものだったからだよ」
「その特別なものってなんだ?」
「うーん、そうねいわゆる主従契約の証かしら、だからこの指輪一つしかないんだからね」
「そんな大切なもの俺にいいのか?やっぱり俺なんかより・・・」
大事な物だと気づくと貰うのをやめようとするとユキナは威圧をかけてきた
「もう!だ・か・ら、君がいいから渡してんでしょう!それなのにさっきからグチグチと、いいからもらいなさいよ!バカ」
「わ、分かったから威圧を解いてくれ」
「分かったならさっさともらいなさい、ヘタレは女性に嫌われるわよ。あとちゃんと機能するか実験したいからカナトはあっちに行ったら指輪のスキルで呼んでもらうからよろしくね」



ルーナとステラと別れたところに帰ってくるとルーナが見つけ声を掛けた
「おーい」
「カ、カナトさん‼お帰りなさい、私達心配したんですからね!何で急にいなくなったりしたんですか!?」
「ああ、それは・・」
「あっカナトさん、私たちの目の前から急にいなくなったからには、相当な理由があるんですよね?」ニコ
(まずい!これはまずい!世界中に行ったけどこれで興味本位でって言ったら怒られるか?)
「それは、せ」
「カナトさん、私は世界樹の所に行ったこと知っていますので、行った理由を詳しく聞きかせてもらえますか。もし、興味本位●●●●みたいな理由で私は納得しませんからね」
「あ、ああ、分かってるよ」(ああ、どうしよう!どうやって言い訳をすれば)
「どうしたんですか?何でだんまりなんですか?私たち心配したんですよ」
(何か、何かないかこの状況を打開できる策は・・・そうだよ、頼もしい人がいるじゃないか!アル先生この状況でどうすればいい言い訳ができますか?)
《・・・先ほどの世界樹の所から街が見えましたが、そこを次の目的地に設定しますか?》
(ありがとう!!アル先生これでこの状況から抜け出せます)
「そうだ、ルーナこれからの目的地が決まったんだ、世界樹の所から見えたんだけど町があったんだ、だからそこに行こう」
「ふーん」ジトー
「なっ、なんだよ」
「いえ、しょうがないのでそれでごまかされてあげます」
(ふー助かった)「それで、ステラはどこに行ったんだ、ジルもいないみたいだけど」
「あっ、そうでしたカナトさん、ステラ姉さんは食材を探しに行ったのですが、なかなか帰ってこなくて」
「うーん、もう少し待ってみるか?」
「そうですね、迷子になってないといいのですが」
相談しているとステラは帰ってきた
「あれ?カナトさんが帰って来てる!?カナトさんおかえりなさい!!寂しかったです~」ウワーン
ステラはカナトが帰ってきているのを見つけると泣きながら抱き着いてきた
「おわ、ステラかごめんな急にいなくなって、これからは気を付けるからさ、許してくれないか」
「もう!カナトさんの事本当に心配したんですからね!これから私達の事おいていかないでください、もう寂しい思いはしたくないです」
「ああ、わかったよ、もう寂しい思いをさせないから」
「ほんとですか?約束ですよ」
ステラと抱き着きながら唇と唇を・・・「あのー!!いい所すいません!!私が来てる事きづいてます!?」
後ろを向くとユキナが立っていた
「ユキナ!?何でここにいるんだ?」
「何でって!カナトさんのせいじゃないですか。私、あっちについたら召喚してくださいね、って言ったじゃないですか!!私が無理やりスキルでここに来て数十分ここに立ってても気付かない、挙句の果てにはカナトさんはずーっとイチャコラしてるじゃないですか、なんで私の約束を忘れるんですか!!そりゃあカナトさんは彼女たちに心配かけてやっと会えたかもしれないですけど私の事を覚えていてくださいよ、聞いてます!?大体・・・(割愛)カナトさんわかりましたか?これから気を付けて下さいね」
「はい、わかりました」
「あのー、あなたの誰ですか?カナトさんと知り合いみたいですけど」
「あっ、ごめんなさい、いきなり押しかけてきて。私はユキナって言うんだけどあなたは確か・・・」
「ステラです」
「ステラちゃんね、私は世界樹の守り蛇っていうんだけど、ちょっと暴走してたらしくて、カナトに助けてもらってそれからカナトとは仲良くしてもらってるんだよ、だからステラちゃんとその妹ちゃんとも仲良くしたいなって来たんだけど妹ちゃんはどこかな?」
「えっとルーナならカナトさんの後ろにいますけど・・・」
「シラナイヒトコワイ」ガクガク
「重度の人見知りで、知らない人だとまともに話ができませんけど、どうするのですか?」
「それは、私に任せて。てことで、ちょっとこっちに来てもらえるかな」
「えっ、何ですか?」
二人は固まってしばらく話していると途中でステラは顔を赤くすると頷きルーナにこっそり話すとルーナもまた赤くなると次は三人で話し始めた
「あのー、ユキナさん何を話しt「カナトは黙って」ちょ、ま」
ひゅ、とユキナは何かを投げるとそれは顔を覆い被さると何も見えなくなり聞こえもしなくなった
(ちょっと息ができないから‼ホントに息ができないから誰か助けてー!!そう言えばアル、これどうにかできない?マジでこれ息できないから)
《・・・アイテムボックスの中の酸素を肺の中に取り出すことを推奨します》
(それだ!!アルありがとう、これで死ななずにいられる)
「あのー、ユキナさんカナトさんをあんな事になってますけど大丈夫ですか?何か言ってますけど」
「大丈夫、大丈夫、ああ見えてカナトは丈夫なんだから多少苦しくても大丈夫だよボソッ(たぶん」
(大丈夫なわけないだろ!!これでも苦しいんだからな、あー抵抗したらなんか疲れたな)バタ
「大丈夫ならいいんですけど。あの、ユキナさんカナトさん動かなくなったんですけど本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫、大丈夫?かもしれない・・・結構やばいかもしれない」
「えっ、じゃあ助けないとじゃないですか!!」
「うーん、でもカナトなら・・・そしたら・・・」
「何を悩んでるんですか!!早く助けないとカナトさんが!!」
「あっそっか、カナトは疲れて寝てるんだ!だから動かないんだそれにしても器用だなぁ寝ながらそんなことするんなんて」
「何を言っているんですか⁉カナトさんが」ウム
「しー、静かに。寝てる証拠はこの寝息だよ、きっと疲れたんだね」
「グー、グー、グー、」
「あっ、本当だ寝息聞こえますね。すいません疑ってしまい」
「いいの、いいの私もまだ信用されるほど何かできてないしね。まあ、これからもよろしくお願いね」
「ハイ、お願いします」
「ねー、ユキナさんあの情報まだ教えてくれないの?」
「ルーナちゃんちょっと待ってて、カナトを安全な場所にいてくるから」






「はっ、しまった寝ちゃっていたみたいだな、アルいま何時だ」
《現在、16刻3です》
「えっと、俺がいたところの世界でいうと?」
《16時15分です》
(なるほど、1刻は一時間、1は15分か、これはカインに教えてもらえなかった情報だったな。って事は俺はもしかしたら常識がない可能性が)
《あります》
「」
(あー、どうしよう常識がないかもしれないって事は・・・まさかあの三人に笑われる事をしていたかもしれない⁉それだけは避けなくては特にあのユキナには気を付けなければ」
「あのー、カナトさん?何でユキナさんを気を付ける必要が?」
「ああ、それは・・・うわー!!びっくりした、ステラもしかして俺は声をだしていたか?」
「は、はい」
「どこまで聞いた」
「ユキナさんを気を付けるとしか」
「そうか、ならいいか、それでステラはどうしてここに」
「はい!カナトさんに食べてもらいたい物が」
ステラは籠からキラキラ白く輝くリンゴを渡してきた
「えっとそれはなんだ?」
「ええと、ユキナさんが言うには『食べればいいことがあるよ、大事に食べてね(はーと)』だそうです」
「ええ、でもどこかで見たことがあるような・・・気のせいか。ユキナの事だから何かあるだろうけど何が起こるのか見当もつかないが、食べてみようか」パク
一口食べてみたところ、この世のものではないような味がした
「やばい、すごくまずい、これは食えたものじゃない、まだ生の肉の方がましだ」プルプル
「そ、そんなにおいしくないのですか?」オソルオソル
「ああ、もしかして食べたいか?俺はこんなもの二度と食いたくないが、何故かまた食べるような気がする」
「ええと、少しだけいただいてもよろしいですか」
「食べたいのか⁉」
「少しだけ味が気になってしまって」
「お姉ちゃん何やってるの?あ、木の実食べてるカナトさん私もいいですか?」
「ああ、食べてもいいが吐くなよ」
「?」
ステラ、ルーナに少しだけ分けてあげると二人は意を決したように一口で食べた
「「うえーまずい」」
「だから言ったのに、口に入れたものは出すなよ責任を持って全部食べるんだ」
「「ふぁい」」



「はあはあ、全部食べました、もう食べたくないです」
「こっちも」
「よし、これから大事な話をする」
「「ゴクリ」」
「この森から出て街に行こうと思う」
「そうですね、私達は街にいい思い出はないですけどここよりかは過ごしやすいですからね」
「私も賛成だよ!!」
「じゃあこれから街に行こうと思う準備をするんだ!!」
「「おー」」





すいません投稿遅れました許してください何でもしますから(これからもよろしくお願いします)






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