職業なしが世界最強

大狼さん

第6話、世界樹の森と蛇

「プハー、ハアハア、カナトさんありがとうございました。おかげでしばらく吸血はいらなさそうです。けれどなぜバンパイアってわかったんですか?」
疑問に思った少女(姉)が聞いてきた
「それはまだ秘密だなお楽しみは後でだ。それにまだ妹の方がまだ起きてないだろ、君の妹が起きたらまとめて説明をするから、だから待っていてくれ」
「分かりました、カナトさんがそうおっしゃるならそうします」
「そうしてくれると助かる、それと俺の血だけじゃお腹が空くだろ、肉しかないが食べるか?」
「はい、ありがとうございます。後、この肉は一体何ですか?とても魔力が籠っていますが」
「えーと、《黒死龍の肉です》黒死龍の肉だ」
「そ、それはあの伝説の黒死龍ですか?」
「伝説は分からないが多分その黒死龍だと思うが、どうかしたか?」
「い、いえ、何でもありません」(カナトさんって一体何者何でしょうか?)
「そうか、なら今から焼くから少し離れてくれ」
「え、どういうことですか」
「火炎魔法【ファイアー】」ゴー
「ほら、出来たぞしっかり食え」
「アリガトウゴザイマス、トテモウレシイデス」
面倒くさいので火炎魔法で焼いたが、何故そんな思考停止をしている顔なっているんだ?
「うーん?何か美味しそうな匂いがする。あれ、あなた誰?」
「おっ、起きたな。まぁ、まずはこれを食え。肉しかないが無いよりかはましだろ」
「あ、ありがとうございます」
「さて、妹の方が起きたから俺についてを説明するから。でも、妹の方まずは、俺の血を飲め」
「は、はい」



「なるほど、眷属ですか。お姉ちゃんはどうなの?」
「私はいいかなって思ってるよ危ない所をここまで連れて来てご飯をくれたし、それにバンパイアだって知っても離れていかない。他の人は絶対離れていくけど、カナトさんは初めてそばにいてくれたもん。だから私はカナトさんについていくよ」
「それもそうだね、カナトさんとても優しいから。確かに私達の正体を知ってもヒューマンと変わらずに接してくれるの初めてだもんね、だから私もいいと思うよ」
「というわけなので、カナトさんの眷属に私達はなります、どうぞこれからよろしくお願いします」
「分かった、まずは眷属になるにあたって<名付の儀>だ。まずは姉の方の名は[ステラ]だ、次は妹の方の名は[ルーナ]だ」
因みにステラは金髪のセミロングで銀色の瞳の少女、ルーナは銀髪ロングの金色の瞳の少女だ。
「不肖、このステラ(ルーナ)は主カナト様に忠誠を誓う事を宣言します」
《マスターの眷属化より[ステラ][ルーナ]が眷属になりました》
「二人共これからよろしく頼む」
「「はい!わかりました!」」
「てっ言っても家族みたいに接するからな。後はもう一人?いるけど挨拶できるか?」
《初めまして、マスターのサポート役のアルと申します、以後お見知りおきを》
「頭の中に声が!?ルーナ聞えた?」
「うん、聞こえたよ!アルって言ってたよ。カナトさん今のは何ですか?」
「そうだなぁ、スキルの効果の一部だったような?でもその前にも聞こえてたような?俺でもわからないかな」
「カナトさんでもわからないってどんな方なんでしょう?でもどこかで会えるかも知れませんね」
「そうだといいな、俺もあってみたいかな」
アルの事をみんな(ジルは膝の上)で話しているとアルから報告が来た
《マスター、固有スキル【飛行】の調整が終わりました、これにより固有スキル【飛行】の取得をしました》
「アルのスキル【飛行】調整が終わったぽいな、スキルの取得が出来たって言ってたし、使ってみるか」
「「スキルの取得?」」
ステラとルーナが聞いてきた
「ちょっと待ってくれ後で話す」
《使用方法を説明しますか?》
「そう言えば使い方わからなかった、アルお願い」
《わかりました。まずは翼を想像してその翼で飛ぶように念じてください》
(そうだな、最近見た翼は黒死龍の翼だったな)
目をつぶり集中して黒死龍の翼をイメージをしてその翼で空に向かって羽ばたく様に意識するとだんだんと体が浮くような感覚が出できた
「うわー!、カナトさんに黒色の翼が生えて空を飛んでる!」
と声が聞こえ目を開け声のした方向を見ると地面から離れている事から自分が飛んでると分かった
「すげぇ、俺、空飛んでる!これでずっと気になっていた世界樹の実?を取りにいける。」
このスキルで遂に気になっていた世界樹の木の実を取りにいけるけど何か嫌な予感がするがなんだ?
《!!・マスター上に強力な魔力の反応があります!よけてください》
「え?」
上を向いてみると白い蛇がいた
「シャアアアアアアアアア」
「うお、あぶねーこの蛇なんだ!?行き成り食いつこうとして。アルがいなかったら食われてたな【鑑定:神】」




種族 世界樹の守護蛇
名前:エヘイエー
状態 興奮

レベル 134

HP/14326/14326
POW/726
DEF/112
MP/5625/5625
______________________
スキル
(かみつきⅩ 属性付与) 魔力操作Ⅱ 水流魔法Ⅲ 神聖魔法Ⅱ
即死無効 威圧Ⅶ 念話
______________________
固有スキル
多重思考Ⅲ 創造Ⅲ 千里眼
_____________________________________
称号
[世界樹の主(ケテル)][王の威厳]




(なんだろう弱い?前の迷宮の主の方が強いけど、固有スキルが特殊だな。でも警戒をするには越したことにないかな)
「シャアアアアアアアアア!!」
「クソ、しつこいなでもこの蛇を殺したくはないかな。ステータスを見たところジルと同じ様な感じがするから出来れば蛇に念話があるから話をしてみたいな、だけど興奮状態だから正気に戻さないとな。少し痛いかもしれないけど、火炎魔法【インフェルファイアー】」
白い蛇を正気に戻すために自分の中の最大の威力の攻撃を白い蛇に叩き込んだ
「キシャアアアアアア!?」
《マスター、どうやらあの蛇は火の属性が有効なようです、しかしあの蛇には【多重思考】のスキルで【神聖魔法】による回復が行われている様です、半端な火力では意識を刈り取れません》
「なるほどそのスキルで弱点をカバーをしているわけか、厄介だな。次は物理ではどうかな」
白い蛇の頭に掌打を打ち込もうとするが白い蛇は頭の攻撃をよけてしまった
「うーんやっぱりダメかそんな気がしたけどよけられるよな。やっぱり魔法の攻撃で意識を刈り取るしかないか。アル、何か案はないか?」
《火炎魔法のスキルのレベルアップを推奨します。現在、火炎魔法のスキルレベル4が保留中です残りのスキルレベルを取得しますか?》
「しょうがないか今の所あの蛇にダメージが通らないから上げるしかないか、アルお願い」
《了解しました火炎魔法のスキルのレベルアップを実行します、火炎魔法のスキルのレベルアップ終了までの時間、3分です》
「スキルのレベルアップまでよけ続けないとか、それまでにあの蛇に殺されないといいな、火炎魔法【インフェルファイアー】」
すぐそばまで近づいていた蛇に
スキルのレベルアップが終わるまでの時間まで【インフェルファイアー】をぶつけ、蛇がひるんだ所を翼を全力で使い上昇した
「どうだ、ここまで来ればしばらくは・・・」
「シャアアアアアア」
と声が聞こえるとすごい速さで水の槍の用のような物が飛んで来て顔の頬にかすれた
「マジかよ、そうだったアイツ魔法が使えたんだった、やべまた飛んできた」
水の槍に驚いていると今度は銃弾のような小さい槍が飛んできた
「次の弾幕をはってきたか、魔力の残りにはまだ余裕があるけど火炎魔法【ファイアーウォール】」
小さい水の槍を魔法のファイアーウォールで蒸発させ、蛇に向かっていった
「さっき思いついた魔法の実験、君なら耐えられるよね火炎魔法【ファイアーボール:蒼炎】」
「シュアアアアアアアア!?」
どうやらあの蛇はこの魔法を見たことがないらしい、困惑しているのが目に見えてわかる流石に
科学の事はわからなかったらしい。特に回避行動をせずに攻撃が当たり炎上した。
「シャアアアアアアアアア!!」
蛇はすぐに魔法で消火するとすぐに回復して魔法で反撃をしてきた
「やっぱりタフだな、でも実験はまだまだこれからだからな、次はこれだ火炎魔法【ファイアーソード】」
魔法を発動すると虚空に炎の剣が現れた、
「さて、この魔法の剣は剣術は発動するかな」
炎の剣で剣術【飛刃:斬】を発動すると炎の刃が飛んで行った
「お、できた。どうやら魔法の剣は剣術に適応するみたいだな。これで戦略が広がるな、しかし魔力の消費が大きいな魔法剣と剣術を合わせたからか?迷宮の主にならなかったら魔力が枯渇していたな。でも、もしかしたら魔法剣の方を改造すれば魔力の消費を抑えられるか?まあ、どれもこれも今後の課題だな。でも俺の使う分には今は困らないなだから戦いに集中しないとな」
《マスター、スキルのレベルアップが完了しました》
「アルお疲れ様、ちょうどよかった実験の続きがこれでできる」



「ふー、こんなもんか、もう魔力がつきそうだし。あれ?あの蛇はどこ行った」
《マスター、の足元です》
そこには小さくなっている蛇がいた
「あれこんなところに。この蛇生きてるのか?」
《生体反応がありますので生きているかと思われます》
「じゃあ、気絶中か。良かった死んじゃったかと思った。でもこれで話ができるな」
すると、蛇が目を覚ました。すると、自分の今の状況を把握すると。
《イヤー!!待ってお願い殺さないでー!!》
命乞いをしてきた
「いや、殺さないから。それで体はどうなんだ?」
《うぅ、ホントに?》
「殺さない」
《ホントのホント?》
「ホントにホント」
《うぅ、怖いよ。でも何で私の事をいじめたの?》
「いや、いじめてないでしょ、君が暴走していたから止めたのに」
《え、そうなんですか!はっ、私を美味しく頂く為に弱らせて》
「そんなことしなから、でも何で君は暴走していたんだ?」
「それは、すみません分かりません急に意識が飛んで」
「そうか・・・いや待って誰?」
そこには白い髪の女性が立っていた
「え、いやだなー私ですよ」
「いや誰だよ」
「そんなー私の事忘れたんですか。さっきまで話してたくせに」
「もしかして、あの蛇なのか?」
「もしかしても何もずっと話していたじゃないですか」
「え、だって今まで蛇だったじゃん」
「そんなのいくらでもどうにかできますよ」
「本当にあの蛇なのか?」
「そうですよ、どうですかこのスタイル。胸とか他の子達より大きいんですよ」
「あの蛇って事は分かった。それよりも早くステラとルーナの所に戻らないとな」
「えーもっとかまってくださいよー」


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