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(´・ω・`)

15.お父さんの休日

次の日の朝。
目覚めた俺を待っていたのはなんとも言えぬ光景だった。

「あ、おはよーレイス」
「遅せぇよ早く飯食えクソレイス」

え、何この休日のお父さんみたいな状況...?
カイがお母さんでニビが子供みたいな...?

「............」
なんか考えたら負けな気がする。
ひとまずこの事については放置しておこう。それよりも。

「あのさ...」
目の前に広がっている料理を見る。

薄くスライスされた焼いた肉。
山菜の炒め物。
木の実のスープ。
デイディスで買い置きしたパン。
なんなら果物まで切ってある。

「何これ?豪華すぎねぇ?俺死ぬの?」

これぞ朝食とでもいうような料理の数々。
見た目も匂いも美味そうなものばかりだ。
才能’’料理’’恐るべし...。

「分かるよレイス。人っていきなり幸せが来るとなんか不安になるもんな」
「あぁ。どこぞのクソが作ったラーメンより何百倍も美味そうだ」

木で作られた箸を持って手を合わせる。


「いただきます」


あぁ、今こそ食べ物と自然に最大級の感謝を...。
そしてお父さんの休日万歳...。



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