第46話のんびり会話

王室から僕が出ると、執事さんがいて、

「ショウ様お待ちしておりました。執事のロイスです。これよりお部屋にご案内致します」

「そーいえは、僕達は、どこに滞在するの？」

「王城の来客室になります」

「そうなんだ。ありがと」

「リナ様と、部屋は変えた方がいいですか？」

「いや、一緒でいいよ。それより従魔がいるけど大丈夫？」

「畏まりました。はい。大丈夫ですよ」

「わかった」

「はい。では、ご案内致します」

で、僕は明らかに豪華で、普通の人が一生通らない道を通り、煌びやかに飾ってある部屋についた。中に入るとリナ達は既にくつろいでいたが、豪華としか言いようのない、部屋だった。

「えっ？ここに滞在するんですか？」

「はい。そうですね」

「王城って全ての部屋がこんなに凄いんですか？」

「いいえ。ここが1番凄いですよ。他国の友好関係な、王族などにもてなす部屋です」

「えっ？なんでそのレベルなんですか？」

「言い方が悪いかも知れませんが、それ程される程に価値があるお方なんだと思います」

「そうですか。わかりました。どの位滞在していいんですか？」

「特に上限はありませんが、襲爵式までは、滞在してもらいます」

「分かりました」

「他に質問などありますか？」

「いえ、特に」

「では、なにかあった時には、あそこにあるベルを鳴らしてください。すぐにメイドが来ると思いますので。これで失礼します」

「ありがとうございます」

「はい」

「あっ！ショウおかえりー！どうだった？」

「ただいま。貴族になる事になったよ」

「えっ？凄いねー！偉い人になったんだ」

「ショウ爵位は、なんだ？下級と、上級だったら相当違うぞ」

「侯爵だった気がする」

「まじか！スゲーな！」

「えっ？ショウそんなに凄いの？」

「あー、凄いぞ！侯爵は、公爵の次に偉く、国を運営する人達だ。まぁー、俗に言う重鎮だな。まじでスゲーな！お前」

「へー！これなら、豪邸住めるかもね！」

「そうだね！リナの目標が速攻で、叶ったね」

「そーいば侯爵だよな？街は、何処を治めるんだ？」

「んー？わからない。でも、優秀な人材を手配してくれるらしくって僕は何もしなくっていいって」

「最高すぎるだろ！お前何もんだ？」

「まぁー、国王には、仮があるからね」

「まぁー、お前には、秘密が沢山あるしな」

「正直言って、ローザはもう信頼できるから、言っていいかな？」

「ショウに任せるよ」

「俺は、嬉しい事だが、それ程大事なことだろうから、言わなくても大丈夫だぞ？」

「うん！全部言うことにする！僕が侯爵になったら全て教えるね」

「わかった。楽しみにしとくぞ！それよりずっと気になっていたんだが、ギルって奴は、ショウの従魔なのか？」

「そうだよギルは、神獣フェンリルだよ！」

「キュ〜ン！」

「はっ？やっぱりお前何もんだ？神獣だぞ！」

「えっ？神獣ってそんなに凄いの？」

「うん！ギルだけで半日位でこの国滅ぼせるよ？」

「えっ？ギルちゃんそんなに凄いの？」

「キュ〜ン！」

「お前ら、神獣にちゃんって、やっぱり理解出来んわ」

「まぁー、ギルは、優しい子だから、しっかりローザに挨拶して！」

「キュ〜ン！！」

「うわ！いきなり飛びついて来るから、びっくりしたぞ！ってか可愛いな」

「キュ〜ン！！！」

「ローザにも懐いたね。あっ、ギルには、嘘をつかない方がいいよー！スキルで、見破れるから」

「やっぱりこんなに可愛くても神獣なんだな。他にどんなのが、あるんだ？」

「えっとねー、嘘をついたら、バレる。神級魔法を無詠唱で、消費魔力を半分で撃てる。皆を信仰されるオーラを出せる。あと戦闘時の補正スキルと威圧」

「ヤバいな」

「ギルちゃん最強みたいだね」

「絶対にショウには、逆らえんな」

「まぁー、スキルは、怖いけど優しいギルをこれからもよろしくね」

「はーい！」

「おう！」

「よし、明日も国王と、話があるから、疲れたし寝よっか」

「そうだね」

「ご飯は、食わねぇーのか？」

「あっ、そうだった。王城の料理って物凄く気になるね！」

「そうだな」

「うん！」

僕達は、めちゃくちゃ豪華な料理を食べ、明日に備えて寝た。