第32話 作戦

僕は、スポイルに帰ると、ダンジョンでは無くて、スポイルの外で魔物狩りをしていた。その理由は2つある。１つ目は、お金を稼ぐ為だ。ダンジョンに行くと、初めてなので何も倒せず、お金を稼げない可能性があるが、ダンジョンでは無かったたら、確実に魔物狩りをする事ができ、安定した稼ぎを出せるからだ。そして、2つ目が、国王から逃げるためだ。僕は、今日国王が動いて来ると考えているので、今日見つかったら、僕の計画が狂う可能性があるから国王にバレない場所にいる必要がある。だから、お金も稼げて、国王にバレそうに無い、ここにいた。そして、今は、ウェスタとエリアルの休憩時間だ。僕は、命令するだけだけど、ウェスタとエリアルは、ずっと魔法を打ち続けるから、時々休憩しないといけない。そして僕は、最近ステータスを確認して無かったので、


「ステータスオープン」


と、言うと、


名前宮原翔 職業精霊術士 Lv21


能力
力 5520
体力 5625
耐久 5500
敏捷 5830
魔力 5965


スキル
〔精霊王の加護〕
〔英雄の証〕
〔隠蔽〕
〔略奪〕
〔火事場の馬鹿力〕
〔尾行〕


（おっ！Lvが、20も上がってる！それに、ステータスも物凄く上がってる！魔力なんてあと少しで6000だ！これからも頑張ろ！）


「ウェスタもがんばる〜」


「そうだね。ウェスタもエリアルも頑張ろうね」


「ウェスタ〜エリアルとがんばる〜」


エリアルは、まだ喋れないため、翔の周りを楽しそうに、グルグル回った。


「よし、そろそろ休憩終わりにしようかあと、２時間頑張ろうね」


「は〜い〜」


僕達は、その後もリトルウルフなどを狩り続け、その日の稼ぎは、2万150エルにもなった。


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その頃王城では、


「おい！ショウは、まだ見つからんのか？」


「はい。王城には居なかったので、スポイルの冒険者ギルド、ダンジョンなどのショウさんが、居そうな所に、張り込ませていますが、未だ連絡が、無いです」


「絶対に、今日中に連れてこいよ」


「はい。頑張ります」


「ジョン。謝罪するのを明日以降にすると、やばいよな？」


「最低でも、明日までには謝罪しないといけないと思います」


「何故だ？」


「明後日以降になると、一応形として、謝罪はしとく。っと言う感じに、捉えられるかもしれないので、出来るだけ謝罪は早い方がいいんです」


「そうか。なら、絶対に、今日中に謝罪しないといけないな。ショウを手放すのは、絶対駄目だ。ショウは、俺の跡を継がせてでも、欲しい人材だ」


「そこまでショウさんを認めているなら、今日中に、謝罪しないといけませんね」


「そうだな」


「ショウさんが、行きそうな所陛下は、思いつきます？」


「もしかしたら、スポイルにも居ないかもな」


「どういう事ですか？」


「いや、単純に、王都の外で魔物狩りをしてるかもって思っただけだ」


「あっ、完全に忘れてました。ありがとうございます。陛下」


「良い。ショウを探して来い！」


「はい。失礼します」


（ショウ見つかるといいな。ショウだけは、絶対に敵に回したくないし、出来れば友好関係を築きたいのたがショウは、許してくれるかな）


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僕は、換金をしたあと宿屋に帰った。


「ただいま〜」


「あっ！おかえり翔！何かいいことあったの？」


「えっ？分かる？」


「そんなにニコニコしてたら、誰でも分かると思うよ」


「そっか。今日ね2万150エルも稼いだんだ！」


「えっ？凄い！」


「でしょ！今日ウェスタとエリアルで頑張ったんだよ！」


「そうなんだね。これからもよろしく！」


「おう！あっ、そう言えば、国王の騎士来た？」


「いや、来てないけど」


「なら、もし来たら、僕の場所知らないって答えて」


「何かあったの？」


「一応」


「大丈夫なの？」


「大丈夫だよ」


「本当に？」


「うん」


「なら、良いけど、何かあったら、相談してね」


「うん。ありがと」


「よし、今日は寝るね」


「うん。お休み〜」


僕は、国王に見つかること無く、１日が過ぎた。