第20話 進化

次の日に、僕達は、王都の外に出ていき、魔物狩りをしていた。僕達は、一週間後に、武器が貰えるので、武器は、無しで防具だけを、装着した状態で、狩りをしていた。と、言っても翔が、素材が残るように手加減して精霊魔法を打つだけだから、武器など全く必要ないのだが。そして素材が、集まったら、毎回行っている訓練に入る。訓練とは、モンスターから、常に逃げ続け、魔物の攻撃パターンを覚える練習や、相手の攻撃を避ける練習をしたり、ひたすらレベル上げをしたりする。


「利奈、そろそろ日が沈み始めたから、帰ろっか」


「そうだね。疲れたし、そろそろ帰ろっか」


「うん。早くアイテムポーチ欲しいね。魔物狩りが、物凄く捗りそうだし」


「でも、それ500万エル位するんでしょ？それが無料で、しかも2つって相当凄いと思うよ」


「そうだね。今日は、何エル位に、なるかなぁ〜」


「んー？1万エル位だと思うよ」


「だよね。速くダンジョン行きたいなぁ〜」


「翔って冒険者のことは、物凄くテンション高いよね」


「そうだけど。でもダンジョンってファンタジーって感じするでしょ？」


「確かにそうだね。あっ、そろそろまじで、日が沈むから、帰ろう！」


「あっ、すっかり忘れてた。ありがとう利奈」


「いえいえー」


と言いながら、冒険者ギルドに行き、素材を売って、部屋に帰った。


「あ〜疲れた〜もぉー寝たいー」


「お疲れ、利奈。利奈は重装備だから、とっても疲れるよね」


「重装備に、したこと今後悔しています」


「でも、そのうち慣れるよ。僕だって物凄く動きにくかったし」


「翔、それ嫌味にしか、聞こえないよ」


「えー？でも、本当だよ」


「まぁーステータスが、桁違いだもんね」


「まぁー、確かにそうかも」


「そう言えば、新しい精霊全く見ないね」


「うん。でも、今は、ウェスタとエリアルが、いるから大丈夫かな」


「そうだね。ところで、今日何エル位集まった？」


「今日はね、1万3000エルだったよ」


「いつも通り、って感じだね。速く豪邸に、住みたいな〜」


「そうだね。アイテムポーチを、ゲットしてから頑張ろうね」


「うん。」


「よし、今日は、寝よっか」


「そうだね。おやすみ、翔」


「おやすみ、利奈」


と、いい、僕達は寝て、次の日になった


「おっはよう〜ショウ〜」


と、今まで聞いたことの無い声が聞こえたため夢かと思っていると、


「ショウ〜おきてよ〜」


と、聞こえて来たので、起きてみたが、特に利奈以外誰も居なく、やっぱり夢だ。と、思ったのでニ度寝しようとすると、


「やっとおきてくれた〜おはよぉ〜ショウ〜」


と、聞こえて来たので、怖くなって、


「誰ですか？」


と、聞いて見ると、


「ウェスタだよ〜ウェスタね〜しんかして〜ちゅうきゅうせいれいになったんだよ〜」


「えっ？ウェスタなの？そして、ウェスタ進化したの？」  


「そ〜だよ〜ウェスタしんかしたんだよ〜」


「えっ？マジ？おめでとう！」


「ありがと〜」


「うん。利奈、起きて！ウェスタが、進化したよ」


「んー、おはよぉ、翔どうしたの？」


「ウェスタが、進化したんだよ！」


「進化ー？えっ？進化！！ウェスタが？」


「そうだよ」


「ええええええええええええええええええええええええええええええおめでとう！！！！」


「リナ〜ありがと〜」


「これってウェスタ声？」


「そうだよ」


「本当に進化したんだね」


と、会話した朝から、盛り上がった二人だった。