精霊術士の英雄譚

夢見る少年

第19話 初めての防具

国王に会った次の日に、防具を買う為に、


「利奈、今日予定ある?」


「特にないけど、翔は、行きたいとこあるの?」


「防具を買いたいなぁ〜って思って」


「いいねぇー、防具買いに行こう!あっでも防具ってどこで売ってるの?」


「僕も知らないから、リューさんに、オススメの防具店を聞こうかなぁ?って思っているんだけどいい?」


「いいよー、なら、冒険者ギルドに、レッツゴー」


と、話して冒険者ギルドに、行って、


「いらっしゃいませ。今日は、どのような用事ですか?」


「僕達、防具を買いたいのですが、オススメのお店ありますか?」


「なら、2.3階のお店は、どうですか?」


「えっ?冒険者ギルドに、お店あるんですか?」


「はい。冒険者ギルド公認の武器防具店と、アイテム店が、2階にあります。しかし2階の武器防具店は、第2級以上の、武具などしか、売ってないので、最初は、3階の掘り出しゾーンに、行くことをオススメします。掘り出しゾーンでは、まだ名の売れて無い職人の防具などが、沢山あります。なので格安の防具があったり、将来の名職人の卵の作品を見つけたりすることも出来るんですよ」


「なら、3階の掘り出しゾーンに行ってみようと思います」


「それと、買った防具の作成者を、覚えることを、オススメします」


「何故ですか?」


「鍛冶師は、防具を、基本的に同じ傾向で作ります。なので、作成者名覚えるだけで次回以降の防具選びが、楽になります。それと、何度も同じ鍛冶師の防具を買っていると、直接契約出来るかもしれないので」


「直接契約って何ですか?」


「直接契約とは、鍛冶師と冒険者が、結ぶ契約で、冒険者が、鍛冶師に素材を譲り、鍛冶師は、冒険者に、格安や無料で武器や、防具を譲り渡す関係です。その関係を持つことにより、安定して装備を新調出来たり、特定の人に打つ武器や、防具は、能力が、上がる。などと言われていますから、直接契約は、いいものですよ」


「そうなんですね。直接契約出来るように頑張ります!」


「はい。頑張ってください」


と、話したあと、利奈と階段で、3階に上がると、沢山の棚があり、その棚に所狭しと防具と武器が、並んでいた。


「利奈、今からは、別行動で、また後でここに集合にしよ!」


「うん。そうだね。なら、利奈も防具探してきま〜す」


と、いい利奈は、楽しそうに防具を探しに行った。


(利奈も探しに行ったし、僕も防具探しに行こ!僕は、軽装備が、良いなぁ〜)


と、思いながら、探していると、一応全体を覆い隠しているが凄く薄く、鉄製だか、1kgあるか、無いか位の防具が、あった。


「いいなあ〜これ!サイズ合うかな?」


と、つい声が、出てしまい、サイズを合わせてみるとピッタリだった。


「あっピッタリだ!よし、これにしよ!」


と、これに決めたので防具に、掘ってあった名前は、『ローザ』と、書いてあった。


(『ローザ』さんかぁ〜覚えとこ!それより値段は、との位するんだろ?)


と、思い値段を見てみると、9800エルと、書いてあった。


(これってやすいのかなぁ〜?でも、お金は全然足りるからこれを買おっと。それと、盾みたいの欲しいな)


と、思い、盾が置いてある棚に行くと、両腕に付けるタイプの鉄製のプロテクターが、あった。


(僕は、双剣を使うから、これが1番いいかな?)


と思い、作成者を見てみると、『ローザ』と、書いてあった。


(また、ローザさんだ!やっぱり僕は、ローザさんの防具が、あっているんだなぁ〜。ローダさんと直接契約したいな)


と思い、値段を見てみると3000エルだったので買うことにした。


(利奈は、ちゃんと防具見つけれたかなぁ〜)


と、思い僕の分をまず、購入して、待ち合わせ場所に行っていると、そこにはもう利奈がいた。


「利奈、もう買ってたの?僕の方が遅かった?」


「翔、おかえり!そんなことないよ!利奈も今来たばっかりだよー」


「そうなんだ。利奈は、どんなの買ったの?」


「利奈はね、あんまり動かないから重装備にしたんだ〜。翔は?」


「僕は、軽装備と、両腕のプロテクターにしたよ!」


「へぇーカッコイイね。明日からこの装備で、頑張ろうね!」


「確かに今日は、ゆっくり休もっか。明日から頑張ろうね」


「うん!」


と、話し、僕達は、部屋に帰った。

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