無職が伝説の召喚士になるまで

夢見る少年

第22話 魔王復活と覚醒者

俺達は帰ってからスティーファ達と合流した。スティーファ達はエルフ族の子に色々ルール等教えてくれていた。そして名前はティアミスタと言うそうだ。そして彼女は盗賊に捕らわれて奴隷に売られてしまったそうだ。


「なぁ、ティアミスタ。お前は復讐をしたいか?」


「復讐するかは分からないけど強くなりたい」


「そうか。ならお前のやりたい事はなんだ?」


「力が欲しい。負けない力が欲しい」


「そうか。お前は力を手にしてどうする?俺ならお前の望む位の力を手に入れさせる事が出来る筈だ。だが使い方を間違える可能性があるなら教える事は出来ない」


「兎に角負けない力が欲しい。もう仲間を失いたくない。全てを逆転させる力が欲しい」


「そうか。合格だな。ティアミスタは昔の俺みたいだな」


「そうなの?」


「あー、そうだな。俺も昔は弱かった。そして殺されかけたよ。だから俺は何度も死にかけながらも復讐する為に強くなった。そしてその結果俺は古代龍をぶっ殺せる位強くなったんだ。だからティアミスタ。お前が本気で強くなりたいなら絶対になれる」


「そうなんだ。ありがとう」


「それでお前は具体的にどんな力が欲しい?力か?魔法か?」


「魔法。全属性最強になりたい」


「全属性か、俺は一応だいたい出来るのだが最強クラスは火だけだな。ラミーとセバスはどうだ?」


「私は新魔法は得意だけど旧魔法は、最強かと言われたらって感じだね」


「俺は闇魔法は確実に極めているんだが他の属性はライに負けるだろうな」


「そうか。なら召喚するか」


「召喚?」


「そう言えば俺が召喚士って言ってなかったな。これは内緒だぞ?スティーファ達も」


「うん」「はい!」「分かった!」


「よし、なら召喚するか」


えーっと、今回はティアミスタの師匠になれる奴だな。なら喋れて全属性魔法が完璧に使える強い奴で、


「顕現せよ!」


今回もセバスを召喚した時のように漆黒に包まれ次第に2メートル近くの尻尾を生やした魔族が出てきた。


「我こそは全世界の悪の支配者!魔王グレンスラムである!」


「おー、魔王か意外としょぼいな?」


「お主死にたいのか?我は魔王ぞ?全ての魔族を統べる我に劣等種1匹で勝てるわけなかろう?」


「ほぉうなら、殺り合うか?」


「今なら逃がしてやるぞ?小僧?」


「ラミー障壁お願い。何時でも来ていいぞ?先制攻撃さしてやるよ?」


ラミーが俺とグレンスラムを包み込む障壁を作ってくれた。


「ほぅ。障壁魔法か、天界の者がおるのか。だがお主は障壁魔法が出来ぬという事は天界の者では無い。ならば雑魚だな。死ね!」


グレンスラムが思いっきり殺気を飛ばして来たが俺は殺気すら感じてないようにして、


「先制攻撃やると言ったのにやらないのか?臆病な魔王だな?」


「普通の人間ならこの殺気で死ぬことは無くても速攻で気絶はするぞ?お主は何者だ?」


「ただの劣等種だよ。それよりはよ殺らねぇーか?俺雑魚と話すの好きじゃないだよ」


「ぶっ殺す!【蹂躙せよ】」


グレンスラムは呪文を唱えると障壁内に数千匹の魔物が現れた。それも全てあのトカゲ位の強さだろう。昔だったら瞬殺されていたはずだが、今の俺なら全て雑魚だ。


「はっはっはっはっ我の恐さを思い知ったか!こいつらは人族なら倒せても1匹だろう。それが数千匹だ


「【地獄への導き】」


全て消えた!それに何故お前がそれを使える!それはマグマスライムの固有魔法だぞ!ま、まさかお前は覚醒者なのか?」


「おいおいキャラ壊れているぞ?来ないのか?なら俺から行くぞ?」


俺は久しぶりにビリーを召喚した。


「ぱぱおはよぉ」


「ビリーおはよう。早速なんだがあそこの獲物を倒していいよ!」


「えものー!」


「な、何故ここに神龍がいる!分かった俺の負けだ!負けでいいからもう封印しないでー!怖いからー!」


「ビリー残念。獲物食べちゃ駄目だって」


「ざんねん。ならまたねる!」


「ビリーはよく寝るな」


「ねるこはそだつ!」


「そっか赤ちゃんだもんな。おやすみ」


「おやすみー!」


俺はラミーに障壁を解除してもらい外に出た。そこには怒ったセバスがいた。


「スラム?何故ご主人様に逆らった?お前なら召喚士に絶対に勝てるわけ無いと分かるだろ?だって召喚士は召喚対象の1番優れている部分を既にそれより優れているもしくはそれを確実に超える才能がある場合にしか召喚されないっということを」


「ソウルイーター様が何故ここに!?」


「今はライにセバスと言う名を貰った。そしてライに召喚されたからここにいる」


「魔神の使徒様を召喚するなど俺が勝てるわけ無いですね」


因みに魔物等の強さの序列は、魔物→下級魔族→上級魔族→魔王→魔神の使徒→魔神の側近→魔神 だそうだ。魔物と魔族の差は知能が有るかだそだ。そして魔王の次が魔神の使徒なのだが、魔神の使徒からは本来は天界にするでおり、圧倒的な戦力差がある。グレンスラムが1000人いてやっと使徒1人といい勝負が出来る位の差がある。そして魔神の側近は天使族や女神男神等だそうだ。なので魔神の使徒を召喚させたライに勝てるわけが絶対に無いのだ。


「なぁー、俺は特に気にしてないからお前の仕事言っていいか?」


「あっ、はい!」


「お前全属性の魔法出来るよな?」


「はい。出来ますが」


「なら、ティアミスタ。このエルフ族の子に教えてやれ。全ての魔法や知識等も」


「畏まりました。しかし俺の全ての魔法を教えるとなるともし道を踏み外したら大変な事になりますよ?」


「それを覚悟してこいつは強くなりたいと誓った。もし踏み外すなら俺が責任もって殺す」


「そうですか。分かりました。ではティアミスタ。私の全てをお教え致しましょう」


「うん。よろしく」


こうしてティアミスタの師匠をゲットする代わりにライキは魔法の封印を解き召喚した。


♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦


ライキ達が王城の隣の家に着いた次の日、王城には全ての貴族が集められていた。これはユーライトが女王になった時以来で貴族達は今からもしかしたらユーライトが結婚するのではないか等好奇心が凄かった。貴族達は謁見の間でカーペットを挟み並んで待っていた。並び順は爵位が高い程玉座に近く低くなるに連れて遠くになる。貴族達が待っていると遂にユーライトがゆっくり歩いて来たが隣に誰もいなかった為貴族達は何か何かと思っていると、


「今日は皆集まってくれて感謝するぞ。今からとても大切な話をするからしっかり聞いて欲しいのじゃ」


「分かりました。どうぞ陛下」


公爵が代表して言うと


「では早速話さしてもらうの。知っとる者もいるかも知れんが昨日から王城の隣に入居者がおる。お主らならそこに住むという事はどう事か分かるじゃろ?」


王城の隣に住むとなると王族程で無いと無理だ。そしてそこに住むと言う事は女王陛下の結婚相手が住んでいるに違い無いはずだ。


「ご結婚おめでとうございます女王陛下。心より祝福申し上げます」


「ん?結婚しないぞ?その者は国を救ってくれたのじゃ。それで褒美に家が欲しいと言ったらそこの家をあげたのじゃ」


「国を救ったとしてもあそこの家は褒美としては釣り合って無いと思います。あそこは本来は王族等が住む所です」


「我の判断に納得いかないのか?ならしょうがない。王国騎士団第二隊隊長トューンスよ。戦争の救世主の話をしてやれ」


ユーライトは貴族達の後ろにいた騎士団の中の1人に指示した。その人はカーペットに行き、


「王国騎士団第二隊隊長トューンスです。私達は帝国軍に敗戦し続け最後の決戦の時、相手は10倍近くいたので私達は死を覚悟で戦いに臨もうとしていると空から3人組が降りてきました。私はその時神様が降臨したのかと思いました。そして真ん中の青年が帝国軍に降伏するように言った途端帝国軍の殆どの人が失神しました。その後に帝国軍の四天王剣帝ローダム・カリオスが前に出て剣を振りかぶりましたが透明な壁で防ぎました。そして青年が石ころを蹴るように剣帝を蹴ると3回跳ねながら20メートル近く蹴飛ばしました。そしてその後にその人が何か分からない呪文を唱えると失神していない残りの人も魂を抜かれたように崩れ落ちました。そして彼は女王陛下が生け捕りを望んでいるから殺すな。と私達に告げて飛び去って行きました。以上です」


「トューンスよ、ありがとう。今聞いた者達が住んでおる。嘘だと思うなら明日の朝にここに来るからトューンスに確認してもらえばよい」


女王陛下が語尾にぞ。や、じゃ。がない時は怒っていることが多い。そして現在は現在ない為怒っていると判断した公爵は、


「陛下よ疑っていませんよ。そのような救世主と友好関係を築けた事は素晴らしい事だと思います。その者は貴族になるのですか?」


「すまんが友好関係は築けておらんのじゃ。彼はただの気まぐれで助けたそうなのじゃ。そして彼は貴族が大っ嫌いだそうだ。なので貴族になる事に少し興味を持っておっのじゃがなるかはわからんのだ」


「そうですか。気まぐれで国を救うですか。絶対に敵対してはいけませんね」


「そうじゃ!それでお願いがあるんじゃ。彼を絶対に利用しようとしないで欲しいのじゃ」


「するつもりありませんが何故ですか?」


「約束したのじゃ。約束を破るとこの国を一瞬で火の海にするそうじゃ」


「流石にそれは無理でしょう。脅しですよ陛下」


「お主はエリザベスが人がオーラが見えてそれで能力が分かる事が分かっておるよな?そしてセバスと言う3人の中では1番能力が低い者が闇属性のオーラが見え、普通が紫でだんだん黒くなるそうだがそいつは漆黒だったそうだ。今まで1度のこんなに綺麗な黒は見た事ないそうじゃぞ?そしてラミーは真逆の純白だったそうじゃぞ?そしてエリザベスは白自体見た事無いそうじゃ。そして彼は色が無かったそうじゃエリザベスはもしかしたら全ての色が強すぎて透明になったのでないか?と言っておったぞ。これで分かるじゃろ?あの3人組は異次元じゃ。じゃからちょっかい等も出すのも禁止じゃ!これは命令じゃ!」


こうしてシロップル女王国の全ての貴族にライキ達の強さが伝わった。





「無職が伝説の召喚士になるまで」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • bloodkyo

    主人公丸くなるの早くない?

    0
  • 茶々丸

    めっちゃ面白いです!
    更新楽しみにしてます。

    0
コメントを書く