無職が伝説の召喚士になるまで
第18話 勝利
俺達が空を飛んで戦地に向かっている時は常に生け捕りの方法を考えていた。正直皆殺しで良かったらラミーの1発で終わるだろう。俺でも3分くれたら皆殺しは出来るだろう。しかし俺に出された課題は生け捕りだ。500人位なら余裕だろうが妖精族の視察では10万近くいるそうだ。俺には10万人を生け捕りにする方法が思いつかない。一人一人やって行ってもいいがそうしたら確実にこっちに犠牲が出るだろう。それにもし俺が「全員生け捕りにするからお前らはさがっていろ!」等言っても信じる馬鹿はいないだろう。今1番の候補はビリーを召喚して降伏させる事だ。しかしそれをしてしまうと俺が伝説の召喚士とバレてしまう可能性が高い。俺は今のところ召喚士も隠して凄腕の魔法使いでいるつもりだ。そうなればこの案は却下になってしまう。
「ラミー。なんかいい案ないか?」
「私も殲滅するつもりだったから思いつかない。ごめんね」
「謝る必要ないぞ」
「あっ!例えば魂に干渉出来る魔物を召喚するとかはどう?」
「そんな魔物いるのか?」
「分からない。けどラーくんなら行ける気がするよ!」
「そうだな。なんか今物凄いうずうずしてるんだよ。それがどーゆーのかは分からんけど」
そう、生け捕りの事を考えている時からずっと何か体がうずうずするのだ。それは単純に興奮しているだけかもしれないが、なんか「俺を出せ!」と言われているような気がするのだ。もしかしたら今までタイミングが違う気がしていたのは今の為だったんだと都合良く解釈して、今までは具体的にこんな子が欲しいと思っていたが今回は、
(出てこい!今1番戦力になる俺に訴えた奴!)
「顕現せよ!」
俺が言ったらあたりが真っ暗に包まれ、次第に身長180センチ近くの真っ黒のコートみたいのを着た紳士のような人が現れた。
「王よ、欲求に呑み込まれず完璧なタイミングで私を召喚した事を感謝します」
「俺は王では無いがな。タイミングが違ったらお前は召喚され無かったのか?」
「はい。王は最強の召喚士です。その時に1番合っている魔物等が召喚される筈です。あの時召喚していたら私と巡り会うことは絶対に無かったでしょう」
「そうか。それは良かった。それでお前は種族は何だ?」
「自己紹介がまだでしたね。私は魔神の使徒でソウルイーターです。王の言い方で言うと種族名が魔神の使徒で個体名がソウルイーターでしょう。私は主に魂に干渉し魂を破壊したり操作したり洗脳したりします」
「魔神の使徒って初めて聞いたぞ。ほかの神の使徒もいるのか?」
「はい。勿論いますよ。もし対立するような場合は気をつけてくださいね。使徒は必ずエクストラスキルを持っていますから」
「そうなのか。お前はなんのスキルを持っているか?」
「私は【未来予知】です。唐突に未来が見えます。その未来は確定ではありませんが今まで外れたことは1度もありません。そして私が王と呼んでいる理由は300年前に王に召喚され王はいづれ沢山の命を助けた英雄王になっている未来予知を見たからです」
「そうか。色々分かった。それよりお前は俺に手を貸してくれるか?」
「勿論ですと。私の事はこき使っても大丈夫なのでご心配無く」
「それは有難い。では早速なんだがあそこにいる10万人の戦意を喪失させてくれないか?」
「畏まりました。一度にした方が良いでしょうか」
「出来るならそうしてもらいたい。そして魔法は俺が合図してからして欲しい」
「はい」
俺達は戦地につき、シロップル軍の最前線に立った。両者牽制し距離が空いていた真ん中に降りた。他の人から見たら戦地のど真ん中に空から3人の人が舞い降りたように見えただろう。流石にここまで派手な登場をしたから殆どの人が俺達に注目していた。そして俺は、
「帝国軍よ直ちに降伏しろ!今すぐ降伏するなら殺さないでやる。俺は1人でお前らを瞬殺する事も出来る。これをどうとるかはお前らに任せるがこの判断を間違えたら死ぬって事を覚えておけよ?」
と、かなり殺気を込めて言うと前衛の殆どの人が失神した。そして後ろの方から俺の殺気をもろともせずにゆっくり歩いて来る奴がいた。
「お前は何者だ?」
「ただの旅人だ」
「ここは旅人が来ていい場所では無い。直ちに消えろ!」
と言い、剣を抜き俺に向かってきた。俺は全く動かなかったのでそのまま剣を振り下ろしたがラミーの障壁に阻まれた。
「な、なんだこれは!」
「おいおいじじい気がはやいぜ?俺に本気で勝てると思ったのか?」
と言い、ぶっ蹴ると3回跳ねながら20メートル近く飛んで行った。死んではいないだろうがもう動く事は出来ないだろう。そしてここまで脅したからあとは戦意を喪失して貰ったら万が一があっても俺らに刃向かってくることは無いだろう。
「いいぞ。やれ」
「畏まりました【ソウルイート】」
魔法を唱えた途端帝国軍は全員崩れ落ちた。魂を抜かれたようにも見える。俺はそれを確認してシロップル軍に、
「俺の魔法で相手はもう戦意は無くなった。女王は生け捕りを望んでいるから殺さず生け捕りにしろ。俺はめんどいから帰る」
「あ、あの!待ってください!」
「なんだ」
「ありがとうございました!」
俺は返事をせずに帰った。帰りの途中にソウルイーターには戻って貰った。後で名前を考えてあげないとな。俺達は女王がいるとこに向かった。3時間位しか経っていないから同じとこにいるだろう。そして俺達が王城について女王がいる所に戻ると皆俺達を見て残念そうな顔をした。そして女王が、
「やはり圧倒的な戦力差があるからしょうが無いからお前らを責めるつもりは無いぞ」
「おいおいおめぇー何言ってん?喧嘩売ってんの?」
「逆ギレは良くないぞ。もう降伏するぞ?イングリット。約束だったろ?」
「そうですね。今のうちだったら不平等条約等で済みそうですし」
「俺は温厚じゃないからそろそろキレるぞ?何逃げて戻ってきたみたいな話してんだよ!俺が逃げる訳無いだろ!」
「本当なのか?でも、まだお主らが行ってから2時間位しか経ってないのだぞ?」
「言っただろ?1分で皆殺しに出来るって?生け捕りには少々手間掛かったが3分で終わらした」
「でも、生け捕り達は居らぬで無いか?」
「お前らの軍に任せているよ。俺の任務はあくまでも国民の命を優先して生け捕りをすることだ。お前は一言も生け捕りの運送や軍の護衛等行って無いだろ?俺はそこまで優しいやつではない」
「そうじゃの。確かに言われてみたらお主の言うとうりじゃ。そう言えば名前を聞いていなかったの?我はシロップル女王国女王のシロップル・ユーライトじゃ仲の良い奴にはユーと言われているからお主もユーと言っていいぞ?それでお主の名は?」
「お前に言うつもりは無い」
「な、何故じゃ?」
「お前に教える価値が無いからだ」
「おい!流石に無礼が過ぎるぞ!」
「まぁ良い。エリザベスよ。どうしたら名を教えてくれるようになるのじゃ?」
「簡単だ。俺がお前に名前を言った方が得があると思わせればいい」
「我は現在は得が無いのか?」
「あー、そうだな。戦争に負けそうになるトップ等無能すぎるからな」
「それはしょうが無いだろ!こっちは約1万で相手は10万を超えているんだそ?国民の命を優先したらそうなるだろ!」
「なら、もし俺が王だったら?俺は国民全員無事で相手に勝ったぞ?現に出来るやつがいるんだから無能に決まっているだろ?そしてお前はどうせ実力で女王になったんじゃなくて血統でなったんだろ?俺は人族のそーゆー所がまじで1番嫌いなんだよ」
「本当に貴方がやったのですか?障壁魔法も付与魔法もどちらもラミーさんがしていましたよね?もしかして貴方はただラミーさんに寄生して強がっている雑魚なんですか?」
「そうか。そうだな。お前らは俺が戦ってるのを見たことないな。そしてお前はただの雑魚か。強いやつは見るだけで戦力差がすぐに分かるからな」
と言うと俺は5メートル先のエリザベスの元に行き両肩と両股関節を殴って、戻った。その時間0.2秒位で動きが見えたのはラミーだけだろう。他の人は俺が手を上げたように見えたぐらいだろう。そして1秒後位にエリザベスは崩れ落ちた。
「反応出来なかったのか?雑魚さん。俺は本職は魔法使いだぞ?それなのに俺の殴り反応すら出来ないのか。あっ、因みに両肩、と骨盤は複雑骨折してるからもう一生自由に歩けないと思うよ?残念だったね傲慢のせいで人生台無しにして」
「そうだね。ラーくんは古代龍と戦った時殴ったり蹴ったりしてもビクともしなかったけど魔法で一撃で倒したよね!あの時のラーくんとってもかっこよかったよ!」
ラミーは俺が脅そうとしているのを察してくれて話に合わせてくれた。
「貴方は何者何だ?ラミーさんの言い方だったら古代龍を一撃で倒したんだよな。もしかしたら本当に神の領域に達したのか?」
「まぁ信じて貰えないかもしれないが人族だ。付け加えることがあるとしたら人族の事が大っ嫌いな人族だな」
「な、なら何故我らを助けたのじゃ?」
「ただの気まぐれ。あー、そうだ!すっかり忘れていたが報酬くれよ!それとラミーあいつ元に戻しとって」
「はーい!【パーフェクトヒール】今回はラーくんが優しかったら許せて貰えたけど多分次はないと思うよ!」
「治癒魔法まで使えるとは。本当に貴方達は何者なんですか?」
「そうだったな。何が欲しい?」
「特にねぇーんだよな」
「そうか。なら爵位とかどうだ?」
「俺貴族とかが1番嫌いなんだがまぁーそれも案だな。あっ、家欲しいわ!」
「そうかそうか!なら今用意出来る最上級の家をやろう!」
「おう。それは有難いな今日は眠いから帰っていいか?」
「ここに泊まって良いぞ?最上級のもてなしをしよう」
「いや、大事な仲間を待たせてるから今日は帰るわ。なんなら家が貰えるまでここでお世話になっていいか?」
「勿論だぞ!」
「そうか。それはラッキーだな。なら明日また来るわ」
「待っておるぞ!」
こうしてライキ達は宿に帰って行った。そして残った人達に女王は、
「命令をするぞ!彼は絶対に友好関係を築きたいと思っている。今はきっといい印象を持ってくれているだろう。だから絶対に敵に回さないように。わかったな!特にエリザベス」
「申し訳ございませんでした」
「もし彼が気まぐれで我たちを救うのでは無く率先して守ってくれるようになったらシロップル女王国はかつてない繁栄をするだろう!これは絶対に失敗してはいけないぞ!」
「ラミー。なんかいい案ないか?」
「私も殲滅するつもりだったから思いつかない。ごめんね」
「謝る必要ないぞ」
「あっ!例えば魂に干渉出来る魔物を召喚するとかはどう?」
「そんな魔物いるのか?」
「分からない。けどラーくんなら行ける気がするよ!」
「そうだな。なんか今物凄いうずうずしてるんだよ。それがどーゆーのかは分からんけど」
そう、生け捕りの事を考えている時からずっと何か体がうずうずするのだ。それは単純に興奮しているだけかもしれないが、なんか「俺を出せ!」と言われているような気がするのだ。もしかしたら今までタイミングが違う気がしていたのは今の為だったんだと都合良く解釈して、今までは具体的にこんな子が欲しいと思っていたが今回は、
(出てこい!今1番戦力になる俺に訴えた奴!)
「顕現せよ!」
俺が言ったらあたりが真っ暗に包まれ、次第に身長180センチ近くの真っ黒のコートみたいのを着た紳士のような人が現れた。
「王よ、欲求に呑み込まれず完璧なタイミングで私を召喚した事を感謝します」
「俺は王では無いがな。タイミングが違ったらお前は召喚され無かったのか?」
「はい。王は最強の召喚士です。その時に1番合っている魔物等が召喚される筈です。あの時召喚していたら私と巡り会うことは絶対に無かったでしょう」
「そうか。それは良かった。それでお前は種族は何だ?」
「自己紹介がまだでしたね。私は魔神の使徒でソウルイーターです。王の言い方で言うと種族名が魔神の使徒で個体名がソウルイーターでしょう。私は主に魂に干渉し魂を破壊したり操作したり洗脳したりします」
「魔神の使徒って初めて聞いたぞ。ほかの神の使徒もいるのか?」
「はい。勿論いますよ。もし対立するような場合は気をつけてくださいね。使徒は必ずエクストラスキルを持っていますから」
「そうなのか。お前はなんのスキルを持っているか?」
「私は【未来予知】です。唐突に未来が見えます。その未来は確定ではありませんが今まで外れたことは1度もありません。そして私が王と呼んでいる理由は300年前に王に召喚され王はいづれ沢山の命を助けた英雄王になっている未来予知を見たからです」
「そうか。色々分かった。それよりお前は俺に手を貸してくれるか?」
「勿論ですと。私の事はこき使っても大丈夫なのでご心配無く」
「それは有難い。では早速なんだがあそこにいる10万人の戦意を喪失させてくれないか?」
「畏まりました。一度にした方が良いでしょうか」
「出来るならそうしてもらいたい。そして魔法は俺が合図してからして欲しい」
「はい」
俺達は戦地につき、シロップル軍の最前線に立った。両者牽制し距離が空いていた真ん中に降りた。他の人から見たら戦地のど真ん中に空から3人の人が舞い降りたように見えただろう。流石にここまで派手な登場をしたから殆どの人が俺達に注目していた。そして俺は、
「帝国軍よ直ちに降伏しろ!今すぐ降伏するなら殺さないでやる。俺は1人でお前らを瞬殺する事も出来る。これをどうとるかはお前らに任せるがこの判断を間違えたら死ぬって事を覚えておけよ?」
と、かなり殺気を込めて言うと前衛の殆どの人が失神した。そして後ろの方から俺の殺気をもろともせずにゆっくり歩いて来る奴がいた。
「お前は何者だ?」
「ただの旅人だ」
「ここは旅人が来ていい場所では無い。直ちに消えろ!」
と言い、剣を抜き俺に向かってきた。俺は全く動かなかったのでそのまま剣を振り下ろしたがラミーの障壁に阻まれた。
「な、なんだこれは!」
「おいおいじじい気がはやいぜ?俺に本気で勝てると思ったのか?」
と言い、ぶっ蹴ると3回跳ねながら20メートル近く飛んで行った。死んではいないだろうがもう動く事は出来ないだろう。そしてここまで脅したからあとは戦意を喪失して貰ったら万が一があっても俺らに刃向かってくることは無いだろう。
「いいぞ。やれ」
「畏まりました【ソウルイート】」
魔法を唱えた途端帝国軍は全員崩れ落ちた。魂を抜かれたようにも見える。俺はそれを確認してシロップル軍に、
「俺の魔法で相手はもう戦意は無くなった。女王は生け捕りを望んでいるから殺さず生け捕りにしろ。俺はめんどいから帰る」
「あ、あの!待ってください!」
「なんだ」
「ありがとうございました!」
俺は返事をせずに帰った。帰りの途中にソウルイーターには戻って貰った。後で名前を考えてあげないとな。俺達は女王がいるとこに向かった。3時間位しか経っていないから同じとこにいるだろう。そして俺達が王城について女王がいる所に戻ると皆俺達を見て残念そうな顔をした。そして女王が、
「やはり圧倒的な戦力差があるからしょうが無いからお前らを責めるつもりは無いぞ」
「おいおいおめぇー何言ってん?喧嘩売ってんの?」
「逆ギレは良くないぞ。もう降伏するぞ?イングリット。約束だったろ?」
「そうですね。今のうちだったら不平等条約等で済みそうですし」
「俺は温厚じゃないからそろそろキレるぞ?何逃げて戻ってきたみたいな話してんだよ!俺が逃げる訳無いだろ!」
「本当なのか?でも、まだお主らが行ってから2時間位しか経ってないのだぞ?」
「言っただろ?1分で皆殺しに出来るって?生け捕りには少々手間掛かったが3分で終わらした」
「でも、生け捕り達は居らぬで無いか?」
「お前らの軍に任せているよ。俺の任務はあくまでも国民の命を優先して生け捕りをすることだ。お前は一言も生け捕りの運送や軍の護衛等行って無いだろ?俺はそこまで優しいやつではない」
「そうじゃの。確かに言われてみたらお主の言うとうりじゃ。そう言えば名前を聞いていなかったの?我はシロップル女王国女王のシロップル・ユーライトじゃ仲の良い奴にはユーと言われているからお主もユーと言っていいぞ?それでお主の名は?」
「お前に言うつもりは無い」
「な、何故じゃ?」
「お前に教える価値が無いからだ」
「おい!流石に無礼が過ぎるぞ!」
「まぁ良い。エリザベスよ。どうしたら名を教えてくれるようになるのじゃ?」
「簡単だ。俺がお前に名前を言った方が得があると思わせればいい」
「我は現在は得が無いのか?」
「あー、そうだな。戦争に負けそうになるトップ等無能すぎるからな」
「それはしょうが無いだろ!こっちは約1万で相手は10万を超えているんだそ?国民の命を優先したらそうなるだろ!」
「なら、もし俺が王だったら?俺は国民全員無事で相手に勝ったぞ?現に出来るやつがいるんだから無能に決まっているだろ?そしてお前はどうせ実力で女王になったんじゃなくて血統でなったんだろ?俺は人族のそーゆー所がまじで1番嫌いなんだよ」
「本当に貴方がやったのですか?障壁魔法も付与魔法もどちらもラミーさんがしていましたよね?もしかして貴方はただラミーさんに寄生して強がっている雑魚なんですか?」
「そうか。そうだな。お前らは俺が戦ってるのを見たことないな。そしてお前はただの雑魚か。強いやつは見るだけで戦力差がすぐに分かるからな」
と言うと俺は5メートル先のエリザベスの元に行き両肩と両股関節を殴って、戻った。その時間0.2秒位で動きが見えたのはラミーだけだろう。他の人は俺が手を上げたように見えたぐらいだろう。そして1秒後位にエリザベスは崩れ落ちた。
「反応出来なかったのか?雑魚さん。俺は本職は魔法使いだぞ?それなのに俺の殴り反応すら出来ないのか。あっ、因みに両肩、と骨盤は複雑骨折してるからもう一生自由に歩けないと思うよ?残念だったね傲慢のせいで人生台無しにして」
「そうだね。ラーくんは古代龍と戦った時殴ったり蹴ったりしてもビクともしなかったけど魔法で一撃で倒したよね!あの時のラーくんとってもかっこよかったよ!」
ラミーは俺が脅そうとしているのを察してくれて話に合わせてくれた。
「貴方は何者何だ?ラミーさんの言い方だったら古代龍を一撃で倒したんだよな。もしかしたら本当に神の領域に達したのか?」
「まぁ信じて貰えないかもしれないが人族だ。付け加えることがあるとしたら人族の事が大っ嫌いな人族だな」
「な、なら何故我らを助けたのじゃ?」
「ただの気まぐれ。あー、そうだ!すっかり忘れていたが報酬くれよ!それとラミーあいつ元に戻しとって」
「はーい!【パーフェクトヒール】今回はラーくんが優しかったら許せて貰えたけど多分次はないと思うよ!」
「治癒魔法まで使えるとは。本当に貴方達は何者なんですか?」
「そうだったな。何が欲しい?」
「特にねぇーんだよな」
「そうか。なら爵位とかどうだ?」
「俺貴族とかが1番嫌いなんだがまぁーそれも案だな。あっ、家欲しいわ!」
「そうかそうか!なら今用意出来る最上級の家をやろう!」
「おう。それは有難いな今日は眠いから帰っていいか?」
「ここに泊まって良いぞ?最上級のもてなしをしよう」
「いや、大事な仲間を待たせてるから今日は帰るわ。なんなら家が貰えるまでここでお世話になっていいか?」
「勿論だぞ!」
「そうか。それはラッキーだな。なら明日また来るわ」
「待っておるぞ!」
こうしてライキ達は宿に帰って行った。そして残った人達に女王は、
「命令をするぞ!彼は絶対に友好関係を築きたいと思っている。今はきっといい印象を持ってくれているだろう。だから絶対に敵に回さないように。わかったな!特にエリザベス」
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