無職が伝説の召喚士になるまで

夢見る少年

第14話 王城

決闘が終わった後、俺は帰っていいのか分からずその場に突っ立っていると、セイブから


「君名前を教えてくれる?」


「嫌だ」


「なんでかな?決闘には負けたけど僕はこのパーティに君を招待したいんだよ」


「興味無い」


「それに僕達は貴族として扱われているんだよ?君も人間なんだから貴族の良さ位分かるよね」


「もう一度言うが興味無い」


「んー?ならなんで賭けの対象が全財産なの?君のような実力の持ち主なら宮廷魔導師長とかにもすぐなれそうだし」


「俺は人族の所に住む気は無い。久しぶりに人族のご飯を食いたくなって金が無かったから金を集める為にここに来てたまたま金持ちそうなお前らと決闘出来たからそうしただけ」


「さっきからなんで君は人の事を人族って言ってるの?」


「人族って劣等種の1種だろ?だから人族でいいじゃねぇーか?」


「僕は人が劣等種だとは思わないけど」


「劣等種に決まってんだろ?ならお前らはビリーにソロで勝てるのか?何百万人いても勝てんだろ?それに集団で戦うのは弱い種族の特徴だ」


「そ、そうかもしれないね。でも、君だって人族だよね?」


「あー、半分はそうだな。だか、力も考え方も人族とは全く違うぞ?実際前殆どソロで古代龍倒したしな」


「君本気で言ってるのかい?」


「何故嘘をつく必要がある?」


「君はなんでそんなに強いの?」


「お前らとは違い弱肉強食の世界で生きてきたからな」


「僕達も結構そうだと思うけどね」


「いやいや、ぬる過ぎるで!お前達の中では負けても死は無いだろ?そんなん温過ぎるわ!」


「でも、死んだら全てが終わるんだよ?」


「なんで人族が弱いか教えてやろうか?」


「う、うん。僕も強くなりたいからね」


「さっきも言ったがお前らは温すぎるんだよ。決闘って何だ?賭けって何だ?負けたら死だろ?弱者は強者に食われる運命だろ?それが無いんだよ。魔族とかは常に死と隣合わせで生き残るために殺して生き残っている。それが人族との圧倒的な差で人族が弱い証拠だ」


「そうなんだ。ありがとう。君ってお金欲しいんだよね?なら、僕が言うから国王陛下に養って貰いなよ。多分その性格になったのも君がいた環境のせいだと思うし」


セイブがそう言った途端空気が重くなった。いや、殺気に満ち溢れた。物凄い殺気に満ち溢れてセイブ達はギリギリたてているが殆どの人が一瞬にして失神したのだ。セイブはこれほどの殺気を見た事する無い。


「おいおい、さっきの話聞いとったか?なぜ俺が弱者のお前らに養って貰う?どんな屈辱だよ?それとも宣戦布告か?それなら一瞬この国をで焼け野原にいてやるで?」


「そ、そんなつもりは」


セイブがライキの殺気に喋れなくなっていると、上の階から厳つい男がやって来て、


「何だ?この殺気は、殆どの奴が失神してるしカオスやな。犯人はお前か?小僧?」


「誰だ?てめぇー」


「俺は王都冒険者ギルドのギルドマスターのゴアスだ。お前の名前は何だ?」


「ライキだ」


「ほぅ。お前が伝説の召喚士か。聞いた情報とは全く違うな」


「どんな情報だったんだ?」


「口調は優しくリーダシップがあって、身長が120位で容姿がとてもいいだな。容姿しかあって無いぞ」


「昔の俺だな。それで伝説の召喚士を目付けたお前は俺を国に連行でもするか?」


「今のところは無いな」


「今のところか。なら、スカウトでもするのか?」


「そうだな。上級貴族の待遇でいいから来ないか?」


「断る」


「何故だ?上級貴族だぞ?」


「興味無い」


「そうか。なら、命令だ。俺は上級貴族だからこれ以上断ると反逆罪で捕まえる事も出来るぞ?それに今だったらさっきの待遇でも、いいぞ?」


「何故俺が弱者であるお前の命令を聞かないといけない?」


「俺の方が強いかもしれないぞ?」


「お前位だったら俺との戦力差分かるだろ?」


「分かるな。お前は俺よりも圧倒的に強い。正直予想外だった。だが、いくら強くっても一瞬のスキをつかれたらそこまでだぞ?」


「俺にスキでもあると思うか?」
「それは少々傲慢だぞ?過ぎた傲慢は自分を殺すぞ?」


「俺は常に傲慢でないと死ぬ場所で生きてきたからな」


「そうか。俺は今からでもお前を捕えれるぞ?」


「前5人上に8人後ろに7人約100メートル離れている建物の上にいる狙撃2人を忍ばせている奴らで俺を捕えれるとでも思っているのか?」


「もしかしたら本当にスキすら無いかもしれないな」


「そうだな。それで話を戻すが俺がお前に連行されたらどうなる?」


「今着いて来れば連行では無く招待になるぞ?」


「そうか。なら、招待されたらどうなる?」


「取り敢えずは国王陛下が会うことを希望するだろうから謁見だな」


「そうか。国王に会えるのか。なら、行くわ」


「どんな事を考えているかわ知らんが何も出来んと思うぞ?」


「さっさと行こうぜ?謁見はいつになる?」


「今からでもいいぞ?だが、今日は王城で客人扱いされて次の日に謁見だろうな」


「そうかりょーかいってことでバイバイセイブ全財産はしっかりよこせよ?」


「あっ、はい必ず」


「なんかあったのか?」


「決闘で勝ったから全財産貰える事になった」


「そ、そうか。まぁー取り敢えず今からでも行くぞ?」
俺とゴアスは高そうな馬車に乗り王都の中心にあるバカでかい王城に向かった。因みに王都では、中心に王城があり、その周りを上級貴族の住宅地がありその周りを下級貴族、大商人などの住宅地、その周りを平民となっている。平民と貴族の住宅地には壁があり、平民が入れないようになっている。
俺達は馬車で貴族の壁に行き、ゴアスが紋章的なのを見せると護衛の人が扉を開けてそのまま王城へ向かっていった。





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