無職が伝説の召喚士になるまで

夢見る少年

第8話 最強へ

俺たちが3回層に行くとそこには数百匹の竜がいた。


「おいおいこれは流石にやばくないか?」


「こいつら弱いやつ!」


「そうですね。ここにいるのは上位竜なので私たちでは負けないでしょう」


因みに竜の階級は下位竜→属性竜→上位竜→龍→古代龍→神龍と言った感じだ。下位竜が上位竜の子供で属性竜は成竜で1つの属性が使えるようになった竜だ。例えば海竜など。上位竜は竜のトップで全ての属性が使えるようになると上位竜になれる。龍は、上位竜が500年近く生きたら進化する可能性があると言われている。そのため上位竜と龍の差は物凄い差がある。そして、古代龍は龍に進化してから数千年生きたらなれると言われている。そして神龍だが、この種族は竜種の突然変異で生まれた種族と言われ、生まれた時から龍に匹敵する強さを持っていると言われている。


「わかった。なら、俺1人で戦っていいか?」


「あい!」


「分かりました。では、他の竜が入らないように結界を貼っておきますね【オールクリア】」


ラミーが呪文を唱えると俺と1匹の竜だけが結界の中にはいった。


「サンキュー、ラミー!ビリーは他の竜倒してていいからな」


「あい!」


「頑張ってください。私はもしもの時のために結界の外で待機しておきます」


「そうか。わかった」


俺は結界を張られたことに気づいてない上位竜に対してゆっくり歩いて行くと相手も気づき、威嚇をしてきた。


「グオオオオオオ」


「死んで俺の力になれ」


まず竜は炎のブレスをはいて来たので俺は水の魔法を無詠唱でうち相殺した。今度は水のブレスをはいたので風の魔法で軌道をずらしブレスを避けた。


「本当に全ての属性を使えるんだな。だが、ビリーに比べたら全然弱いな」


俺は竜に突っ込んだ。竜は炎のブレスで迎え撃とうとしたが俺が撃つ前に竜の元に行き、した顎を蹴った。その結果ブレスをはくタイミングで口を閉じてしまい、竜は自爆した。しかし流石上位竜ということでそれだけでは死ななかった。俺は武器と言うものを持っていない為、ひたすら竜を殴って蹴ってを繰り返した。3分位すると竜は絶命した。


「おめでとうございます!ご主人様!」


「ありがとうどーだった?」


「ご主人様らしい戦いでした。竜も食べるんですか?」


「当たり前だろ?俺は最強になる。その為にはリスクは付き物だ。そこ段階で死んだらそこまでだったって事だ」


「分かりました。では私が竜を処理しておきますのでご主人様は沢山竜を倒しててください」


「すまんな。行ってくる」


「はい!行ってらっしゃいませ」


俺はその後ビリーと合流して竜を殲滅した。そこらじゅうに竜の死体があったが、気が付いたら綺麗になっていた。ラミーが全てやってくれたのだ。しかも肉と、竜鱗、骨などに分けてくれていた。


「ありがとラミー骨とかは捨てないのか?」


「捨ててもいいですが上位竜は武器や防具の良い素材になります。鍛冶が出来る種族などもいるので今度召喚してご主人様の装備を作った方がいいと思いましたので」


「そうかありがと。今度鍛冶師を召喚するか。よし、肉を食うぞ!」


俺は殺した竜の肉を焼いて食った。そしたら、トカゲの比にならないほど美味しかった。もしかしたら、強ければ強いほど美味しいのかもしれない。俺は夢中になり食べ続けていたら、今までの気絶とは違い、全身に激痛が走り吐き気なども起こり倒れた。


「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」


俺はあまりの激痛に暴れた。


「ご主人様大丈夫ですか?ご主人様!【パーフェクトヒール】ご主人様!」


「し、しぬ」


俺は気を失った。


「ご主人様ご主人様ご主人様」


「ん?ラミーか。どのくらい倒れてた?」


「1日位ですね。最初の半日は息もしていなかったので本当に心配したんですよ」


「そうか。ありがとでももう大丈夫だよ」


俺が立ち上がると身体が異常に軽かった。しかも体の奥から力が漲ってくる。そして、感覚が研ぎ澄まさた。今では100メートル先で魔物が動こいても察知できるだろう。俺は竜を食べて進化したのだろうと、直感で思えた。


「ラミー俺が気絶している間に何かあったか?」


「はい。人間ではなってはいけないような音がなっていました。常にバキバキとなったり、ドックンドックンなどとなっていました」


「そうかやはり俺は人の姿をした別の存在になったんだな」


「魔物に近づいたのでは無いですか?」


「そうかもな。俺はもっと強くなれたな」


「試しに竜を倒してみますか?」


「そうだな」


俺は遠くにいた竜に向かった。筋力も今までの数十倍は上がっただろうか。一瞬で竜の元についた。俺が本気で殴ると竜は粉々になった。


「お見事です。これでご主人様は最強になれたのでは?」


「そうだな。皆ありがと。早くこのダンジョンを踏破してあいつらに復讐してーな」


俺はダンジョン最終層に向かうのだった。





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