魔法使いが迫害される世界で賢者の弟子になります!
第10話『黒幕』
  俺達は行方不明者が決まっていなくなると言われている『仮面の男』という商店にやってきた。
  24時間営業らしいがこんな夜中に来る人はあまりいない。
  だが、夜中にこの店を訪れた何人かがそのまま帰ってこず、行方不明になっている。
  ここに何かがあるのは間違いない。
  そう思って俺達は万全を期してやってきた。
「とりあえず俺が先に行く。お前達はある程度離れた場所から見ていてくれ。それで俺は抵抗せずに捕まるから、もし捕まったら着いてきてくれ」
「かなり危険な役だけど大丈夫?」
「大丈夫だ。危険だと判断したらこのメギルさんに貰った発信機を付けて逃げてギルドに救助依頼を出してくれ」
「これは魔道具かにゃ?」
「ああ、壊すなよ。さぁ、そろそろ行くぞ……」
「待って!  あそこにいるのってギルドにいる受付嬢さんじゃない!?」
  俺達が作戦を確認している間に店に入ろうとしているのは何とセーラさんだった。
  不味い、助けないと!
  俺は透明化魔法で周りから姿を見えなくしながら走る。
  間に合えぇぇぇ!
「いらっしゃい。奥でじっくりと商品を見てきな、ククク」
「え、何?  止めて!」
  セーラさんに声を掛けた店員は手に持っていた箱のようなものをセーラさんに押し付けるとセーラさんの姿が一瞬で消えた。
  そのまま店員は店の奥へと進んでいく。
  俺は今すぐこいつを倒したい気持ちを抑えてこっそりついていくと巨大な空間が広がっていた。
「何だここ……檻が沢山?  まさか、奴隷市か!?」
「ボスー!  新しい商品入荷しやしたぜー!」
「よくやった。……ほう、エルフの女か、特別檻に入れておけ!」
「へい!」
  男はセーラさんを奥の部屋へと連れていく。
  セーラさんはぐったりとしていて意識が無いようだ。
  何だあの箱は?  どこかで見たことあるような……
  俺は奥の部屋に入ろうとするが男が近づくと自動で開いた扉が開かなかった。
  鍵とか持ってないと開かないタイプか?
「くそっ……とりあえず鍵を探すのと他に捕らわれている人達の解放だな」
  俺は一旦特別檻を離れ、一般檻に向かった。
  やはり檻に捕われている人はクエストにあった行方不明者だった。
  こいつらがこの人達を奴隷として売るために誘拐しているのは間違いなさそうだ。
  俺が鍵を手に入れる方法を考えていると男達の話し声が聞こえてきた。
「おい、今日だったよな?  あの人が来るのは」
「ああ、もうすぐ来ると思う。全く凄い人だぜ。失敗する事が多かった人攫いが今ではこんなに簡単になっちまったんだからな」
「ああ、本当に楽になった。改造魔道具なんて代物、よく作れたものだな」
「よっぽど賢い人なんだろうな。バカの俺達には到底出来そうもないな、ガッハッハッ!」
「ああ、全くあの男には感謝しかない。今日の講演が楽しみだ。さぞ素晴らしいお方なんだろうな」
  あの人?  改造魔道具?
  色々と分からないことが多いが、この事件には黒幕がいる事が分かった。
  そして、その黒幕はもうすぐここに来て講演をする。
  
  黒幕をつきとめて、鍵を探し出し、捕まってる人達を助ける。
  やる事は多いがやるしかねぇ。
「よし、じぁまずは鍵がどこにあるか調べないとな……」
「待て、お前誰だ!」
「やべっ!  パラライズショック!」
  俺が物陰から出た途端、近くを歩いていた男に見つかってしまった。
  仲間を呼ばれる前に俺は雷魔法を発動し、男を気絶させる。
「うーん、一応貰っておくか」
  俺は男が着ていたの服を奪って着る。
  これで少しは自由に動けるようになった。
  不注意で見つかってしまったが結果オーライだ。
  少し広いところに着くと大勢の男達が集まっていた。
  心なしか全員、表情が明るい。
  
  こいつらが言っていた"あの人"とやらが来るのか?
  確か講演をするとか言ってたな……聞いておくか。
「来た!  アンジェロ様だ!」
「アンジェロ様ー!!」
「ああ、素晴らしいお方だ……」
「アンジェロ様ー!  ありがとうー!」
「静まれい!!」
  アンジェロと言われている仮面の男は騒ぐ群衆を黙らせた。
  顔につけている仮面は目と鼻、口に穴が空いているが顔はほとんど見えない。
  額の部分には赤く輝く宝石のようなものが取り付けられていてキラキラと光っている。
「諸君、日々のお仕事ご苦労さま。俺が渡した改造魔道具もちゃんと活用してくれているみたいで何よりだ。今回は君たちにあるお願いをしに来た」
「うおおおお!  アンジェロ様の頼みなら何でも聞くぜー!」
「そうだそうだー!」
「恩返しさせてくれー!!」
  やけに熱狂的だな……
  アンジェロとか言うやつは洗脳でもしてるのか?
「そうかそうか、ありがとう。で、お願いの内容だが至極簡単だ。国王を殺して欲しい」
「えっ……?」
「国王を殺してくれだなんて国王の護衛はめちゃくちゃ強いんだぞ……?」
「さすがにアンジェロ様の頼みでも死にに行くような頼みはちょっと……」
「何だ、お前達。俺の言う事が聞けないのか?  雑魚盗賊団だった貴様らをここまで成長させてやったのは誰だ?  お前達は俺に恩があんよなぁ?  恩は返さないといけないよなぁ!?  あぁ?」
「そんな……」
  うん、やっぱりこいつはクズだったな。
  どうせ初めからこの事が目的で援助していたのだろう。
  
  それはいいとして、どうしたものか……ちょうどここに人が引き付けられてるから割と大胆に探し回っても大丈夫か。
  俺はその場を離れる。
  しばらく歩くと『鍵置き場』という部屋を見つけた。
  隠す気が全く感じられないので逆に怪しくも感じられたがとりあえず中に入る。
「えっと……あ、あった!  マスターキー!」
  俺は部屋の真ん中に置いてあったマスターキーを手に取り、急いでセーラさんが捕われている特別檻に向かう。
  さっきの講演が行われていた場所から怒号が聞こえてくるがとりあえず今は無視だ。
「セーラさん、ダイゴです!  助けに来ました!」
「ダイゴさん?  どうしてここに!?」
「クエストの調査をしていたらここに辿り着いて、そしたらちょうどセーラさんが捕まったのが見えて助けに来たんです!」
「そうだったの……なら、他の人達もいるかも知れないわね。助けに行きましょう!」
「外まで送りますからセーラさんはギルドから人を呼んでください。僕が人を引きつけるのでその間にあそこに見える階段から外に出て下さい!」
「そうね、戦えない私が行くよりも誰か呼んできた方が良いわね。じぁ、お言葉に甘えて外に出るわ!」
「何かあったら大声で呼んでください。すぐに駆けつけます!」
「ふふ、頼もしいわね」
  セーラさんは慎重に階段まで進み、急いで階段を上った。
  外にはミリア達もいるから恐らく大丈夫だろう。
  さて、一般檻の人達も助けに行きたいが講演の関係で人が中央広場に集まっているからな……
  一般檻の人達が逃げるためには中央広場を通らないといけないし、もし強行突破なんてしたら確実に死人が出る。
  それだけは避けなくては。
「あんたなんかもう恩人じゃねぇ!  出ていけ!」
「俺達を騙してやがったな!」
「本性を現したな!」
  中央広場に行くと盗賊団の男達はアンジェロへの怒りを爆発させ、アンジェロに物を投げたり、罵声を浴びせたりしていた。
  まぁ、あんな事言ったんだし当たり前だよな。
「全く……これだから頭の悪い奴は嫌いなんだ!  貴様らは我々に仕えることが出来るのだぞ!?  光栄に思え!」
「思うか馬鹿やろー!!」
「調子に乗るなー!」
  お互いかなりヒートアップしてるな。
  まさに一触即発。少しの刺激でも爆発しそうだ。
「……どうしても行かないと言うならば、力ずくで従わせるのみだ!」
「上等だー!!」
「盗賊舐めんなー!!」
  アンジェロは腰に差していた剣を抜き、盗賊達に向けた。
  それをキッカケに盗賊達は束になってアンジェロに襲いかかった。
  あーあ、とうとう始まっちゃったか。
  とりあえず眺めて敵を分分析するか。
  そう思った瞬間、ドォンという爆発音が聞こえた。
  戦いも一時的に止まり、辺りが静かになると奥の方から地鳴りのような音が聞こえてくる。
「うおおおおおおおおおお!!」
「不味い、一般檻の奴らが逃げ出したぞー!!」
「捕まえろー!!」
「よくも俺たちをこんな目にあわせてくれたな!!」
  先程の爆発で一般檻の人達が解放されたらしく、一般檻の怒れる人々が集団で外に出ようと走ってきたのだ。
  おかげで事態は大混乱だ。
「ダイゴ、大丈夫!?」
「ミリア!?  来てたのか?」
「僕もいるにゃ!  心配だから来たにゃ!」
「ありがとう。とりあえず一旦離れるぞ。ここは混戦過ぎて危ない」
「分かった」
「にゃ!?  皆、逃げるにゃー!!」
「「え?」」
  マックスが俺達を突き飛ばした瞬間炎が吹き上がり渦を巻く。
  炎はさっきまで俺達が立っていた所まで迫ってきていた。
  マックスがいなかったら今頃俺達は盗賊のように灰と化していただろう。
「はぁ……くそっ、ここまでの作戦が台無しだ」
  炎の渦の中心に立っていたのは仮面の男、アンジェロだった。
  盗賊達にやられたせいか、大分ボロボロだが仮面はまだつけている。
「予定変更、全員殺す」
  24時間営業らしいがこんな夜中に来る人はあまりいない。
  だが、夜中にこの店を訪れた何人かがそのまま帰ってこず、行方不明になっている。
  ここに何かがあるのは間違いない。
  そう思って俺達は万全を期してやってきた。
「とりあえず俺が先に行く。お前達はある程度離れた場所から見ていてくれ。それで俺は抵抗せずに捕まるから、もし捕まったら着いてきてくれ」
「かなり危険な役だけど大丈夫?」
「大丈夫だ。危険だと判断したらこのメギルさんに貰った発信機を付けて逃げてギルドに救助依頼を出してくれ」
「これは魔道具かにゃ?」
「ああ、壊すなよ。さぁ、そろそろ行くぞ……」
「待って!  あそこにいるのってギルドにいる受付嬢さんじゃない!?」
  俺達が作戦を確認している間に店に入ろうとしているのは何とセーラさんだった。
  不味い、助けないと!
  俺は透明化魔法で周りから姿を見えなくしながら走る。
  間に合えぇぇぇ!
「いらっしゃい。奥でじっくりと商品を見てきな、ククク」
「え、何?  止めて!」
  セーラさんに声を掛けた店員は手に持っていた箱のようなものをセーラさんに押し付けるとセーラさんの姿が一瞬で消えた。
  そのまま店員は店の奥へと進んでいく。
  俺は今すぐこいつを倒したい気持ちを抑えてこっそりついていくと巨大な空間が広がっていた。
「何だここ……檻が沢山?  まさか、奴隷市か!?」
「ボスー!  新しい商品入荷しやしたぜー!」
「よくやった。……ほう、エルフの女か、特別檻に入れておけ!」
「へい!」
  男はセーラさんを奥の部屋へと連れていく。
  セーラさんはぐったりとしていて意識が無いようだ。
  何だあの箱は?  どこかで見たことあるような……
  俺は奥の部屋に入ろうとするが男が近づくと自動で開いた扉が開かなかった。
  鍵とか持ってないと開かないタイプか?
「くそっ……とりあえず鍵を探すのと他に捕らわれている人達の解放だな」
  俺は一旦特別檻を離れ、一般檻に向かった。
  やはり檻に捕われている人はクエストにあった行方不明者だった。
  こいつらがこの人達を奴隷として売るために誘拐しているのは間違いなさそうだ。
  俺が鍵を手に入れる方法を考えていると男達の話し声が聞こえてきた。
「おい、今日だったよな?  あの人が来るのは」
「ああ、もうすぐ来ると思う。全く凄い人だぜ。失敗する事が多かった人攫いが今ではこんなに簡単になっちまったんだからな」
「ああ、本当に楽になった。改造魔道具なんて代物、よく作れたものだな」
「よっぽど賢い人なんだろうな。バカの俺達には到底出来そうもないな、ガッハッハッ!」
「ああ、全くあの男には感謝しかない。今日の講演が楽しみだ。さぞ素晴らしいお方なんだろうな」
  あの人?  改造魔道具?
  色々と分からないことが多いが、この事件には黒幕がいる事が分かった。
  そして、その黒幕はもうすぐここに来て講演をする。
  
  黒幕をつきとめて、鍵を探し出し、捕まってる人達を助ける。
  やる事は多いがやるしかねぇ。
「よし、じぁまずは鍵がどこにあるか調べないとな……」
「待て、お前誰だ!」
「やべっ!  パラライズショック!」
  俺が物陰から出た途端、近くを歩いていた男に見つかってしまった。
  仲間を呼ばれる前に俺は雷魔法を発動し、男を気絶させる。
「うーん、一応貰っておくか」
  俺は男が着ていたの服を奪って着る。
  これで少しは自由に動けるようになった。
  不注意で見つかってしまったが結果オーライだ。
  少し広いところに着くと大勢の男達が集まっていた。
  心なしか全員、表情が明るい。
  
  こいつらが言っていた"あの人"とやらが来るのか?
  確か講演をするとか言ってたな……聞いておくか。
「来た!  アンジェロ様だ!」
「アンジェロ様ー!!」
「ああ、素晴らしいお方だ……」
「アンジェロ様ー!  ありがとうー!」
「静まれい!!」
  アンジェロと言われている仮面の男は騒ぐ群衆を黙らせた。
  顔につけている仮面は目と鼻、口に穴が空いているが顔はほとんど見えない。
  額の部分には赤く輝く宝石のようなものが取り付けられていてキラキラと光っている。
「諸君、日々のお仕事ご苦労さま。俺が渡した改造魔道具もちゃんと活用してくれているみたいで何よりだ。今回は君たちにあるお願いをしに来た」
「うおおおお!  アンジェロ様の頼みなら何でも聞くぜー!」
「そうだそうだー!」
「恩返しさせてくれー!!」
  やけに熱狂的だな……
  アンジェロとか言うやつは洗脳でもしてるのか?
「そうかそうか、ありがとう。で、お願いの内容だが至極簡単だ。国王を殺して欲しい」
「えっ……?」
「国王を殺してくれだなんて国王の護衛はめちゃくちゃ強いんだぞ……?」
「さすがにアンジェロ様の頼みでも死にに行くような頼みはちょっと……」
「何だ、お前達。俺の言う事が聞けないのか?  雑魚盗賊団だった貴様らをここまで成長させてやったのは誰だ?  お前達は俺に恩があんよなぁ?  恩は返さないといけないよなぁ!?  あぁ?」
「そんな……」
  うん、やっぱりこいつはクズだったな。
  どうせ初めからこの事が目的で援助していたのだろう。
  
  それはいいとして、どうしたものか……ちょうどここに人が引き付けられてるから割と大胆に探し回っても大丈夫か。
  俺はその場を離れる。
  しばらく歩くと『鍵置き場』という部屋を見つけた。
  隠す気が全く感じられないので逆に怪しくも感じられたがとりあえず中に入る。
「えっと……あ、あった!  マスターキー!」
  俺は部屋の真ん中に置いてあったマスターキーを手に取り、急いでセーラさんが捕われている特別檻に向かう。
  さっきの講演が行われていた場所から怒号が聞こえてくるがとりあえず今は無視だ。
「セーラさん、ダイゴです!  助けに来ました!」
「ダイゴさん?  どうしてここに!?」
「クエストの調査をしていたらここに辿り着いて、そしたらちょうどセーラさんが捕まったのが見えて助けに来たんです!」
「そうだったの……なら、他の人達もいるかも知れないわね。助けに行きましょう!」
「外まで送りますからセーラさんはギルドから人を呼んでください。僕が人を引きつけるのでその間にあそこに見える階段から外に出て下さい!」
「そうね、戦えない私が行くよりも誰か呼んできた方が良いわね。じぁ、お言葉に甘えて外に出るわ!」
「何かあったら大声で呼んでください。すぐに駆けつけます!」
「ふふ、頼もしいわね」
  セーラさんは慎重に階段まで進み、急いで階段を上った。
  外にはミリア達もいるから恐らく大丈夫だろう。
  さて、一般檻の人達も助けに行きたいが講演の関係で人が中央広場に集まっているからな……
  一般檻の人達が逃げるためには中央広場を通らないといけないし、もし強行突破なんてしたら確実に死人が出る。
  それだけは避けなくては。
「あんたなんかもう恩人じゃねぇ!  出ていけ!」
「俺達を騙してやがったな!」
「本性を現したな!」
  中央広場に行くと盗賊団の男達はアンジェロへの怒りを爆発させ、アンジェロに物を投げたり、罵声を浴びせたりしていた。
  まぁ、あんな事言ったんだし当たり前だよな。
「全く……これだから頭の悪い奴は嫌いなんだ!  貴様らは我々に仕えることが出来るのだぞ!?  光栄に思え!」
「思うか馬鹿やろー!!」
「調子に乗るなー!」
  お互いかなりヒートアップしてるな。
  まさに一触即発。少しの刺激でも爆発しそうだ。
「……どうしても行かないと言うならば、力ずくで従わせるのみだ!」
「上等だー!!」
「盗賊舐めんなー!!」
  アンジェロは腰に差していた剣を抜き、盗賊達に向けた。
  それをキッカケに盗賊達は束になってアンジェロに襲いかかった。
  あーあ、とうとう始まっちゃったか。
  とりあえず眺めて敵を分分析するか。
  そう思った瞬間、ドォンという爆発音が聞こえた。
  戦いも一時的に止まり、辺りが静かになると奥の方から地鳴りのような音が聞こえてくる。
「うおおおおおおおおおお!!」
「不味い、一般檻の奴らが逃げ出したぞー!!」
「捕まえろー!!」
「よくも俺たちをこんな目にあわせてくれたな!!」
  先程の爆発で一般檻の人達が解放されたらしく、一般檻の怒れる人々が集団で外に出ようと走ってきたのだ。
  おかげで事態は大混乱だ。
「ダイゴ、大丈夫!?」
「ミリア!?  来てたのか?」
「僕もいるにゃ!  心配だから来たにゃ!」
「ありがとう。とりあえず一旦離れるぞ。ここは混戦過ぎて危ない」
「分かった」
「にゃ!?  皆、逃げるにゃー!!」
「「え?」」
  マックスが俺達を突き飛ばした瞬間炎が吹き上がり渦を巻く。
  炎はさっきまで俺達が立っていた所まで迫ってきていた。
  マックスがいなかったら今頃俺達は盗賊のように灰と化していただろう。
「はぁ……くそっ、ここまでの作戦が台無しだ」
  炎の渦の中心に立っていたのは仮面の男、アンジェロだった。
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