チート過ぎてチート(語彙力)な異世界転移

樹(いつき)

第17話 ダンジョン攻略開始

 「「えぇぇぇ!?」」

 凜達はめちゃめちゃ驚いた。

 「ちょっとどういうことなの!?」

 「さすがに驚くよ〜」

 「どういうこともなにもそのままの意味だが?」

 『マスター、さすがにそれは言葉足らずかと』

 (えっ、マジ?)

 『説明無しにいきなり国抜け出すとか普通なら2人のような反応になりますよ?それともマスターはただの馬鹿なんですか?』

 (そんなに言われたら傷つくんだが…)

 『なんの為の〈無効神Lv∞〉ですか?』

 (別にそのためじゃねぇからな!?)

 『そんなことより早く2人に説明してください』

 (ハイハイ…)

 今のところマナの口撃が1番ダメージ入るんだけど…
 そんなことを考えてると凜が質問してきた。

 「なんで国から抜け出すの?」

 「この国がなんのために勇者を召喚したか分かるか?」

 「えっ?魔王を倒すためじゃないの?」

 「確かにそれもあるがほとんど大義名分だな」

 「えっ?どういうこと?」

 「この国は勇者を利用して大陸を制覇するつもりなんだよ。それに邪魔な無能勇者は始末されるみたいだしな」

 「そ、そんな…」

 凜はショックを受けた。今まで散々丁寧な扱いを受けていたから当然だと思う。

 「どうやって抜け出すんだ〜?」

 「それはダンジョン入ってからのお楽しみだな☆」

 俺が茶目っ気たっぷりで言うと

 『マスター、とても気持ち悪いですね』

 (冗談だ…)

 「そんなの怖いよ〜」

 「大丈夫だ。俺のステータスを見ろ」
 
 そう言って俺は2人にステータスを見せた。





【ステータス】

【名前】神谷 大樹
【種族】神族
【職業】超越神
【レベル】∞

【HP】∞/∞
【MP】∞/∞
【物理攻撃】∞
【物理防御】∞
【魔力】∞
【魔法攻撃】∞
【魔法防御】∞

【スキル】
全スキルLv∞
【固有スキル】
創造Lv∞ 武神Lv∞ 魔神Lv∞ 技神Lv∞ 叡智神Lv∞ 時空神Lv∞ 無効神Lv∞ 断罪神Lv∞
【称号】
 異世界人 ∞者 最強 神を越えし者




 (そう言えば断罪神Lv∞が増えてたんだっけ)

 断罪神Lv∞:相手に絶対的な苦痛を与える。Lv∞のため永遠に苦痛を与えられる。

 (なかなか酷いスキルだな…)

 「これだけ強いなら納得だな〜」

 「だろ?俺は何があってもお前らを守る」

 「はぅぅ…///」

 凜が顔を赤くして俯いてしまった。そんなに酷いセリフだったか…

 『マスターってすごく鈍感ですね』

 (鈍感?そんなことはねぇな…それよりさっさと2人を連れてダンジョンに行くぞ)

 『はぁー、了解しました』

 おいそこ、ため息しない。

 「とにかく俺らもさっさとダンジョンに行くぞ。他の連中は既に攻略始めてるっぽいし」

 こうして俺らもダンジョン攻略を始めた。
 


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