永遠エクスファミリア球体魔法陣オーケストラ最適化ポテンシャルクラスタNetsメタ転生即興神秘CORE『『『  』』』

咲しべ棚牡丹御膳

022雪の結晶✳六芒星ふわんふわんふわわんベッドぉ

♪ ♯ ♪ ♭ ♪ ♯ ♪ ♭ ♪   



 今はまだふわんふわんふわわんベッドに囲いは必要ない。


「どのくらいの大きさにする?」


 ニックは2人に尋ねた。




「そうね」



 ソファはそう答えた矢先――



「すっっっごい大きいベットがいいわ!最低5、6人はごろぉんと眠れて、寝返りもゆったり打てるくらいの」



 私はそう答えた。そして続ける。



「でね。でね。まぁるい形がいいわ。別に回転は、しなくてもいいからね――とにかくまぁるくおっきぃベッド!!」



「それならひとりのスペースを半径1メートルのサークルにする」



 シェリーは続ける。



「正六角形でできた雪の結晶をイメージしてみて。 みたいな3本の直線の周囲の点を繋げて囲った正六角形よね?そしたらその頂点にそれぞれ半径1メートルのサークルを配置してみて――」

「「うん」」

「そしたら真ん中にひとつのサークル――円、そのまわりに6つの円がとなりあわせできれいに収まるはずよ」

シェリー。

「つまり3本の直線それぞれ6メートルになるわけ。半径が1メートルだから直径が2メートル、それが3つ並ぶの」


「そ「うん」うね」


「だから直径何メートルのベッドにすればいい?」



「6メートルのケーキだわ。じゅるり」


「ケーキかい!」



 よだよだしているソファに私はつっこんだ。


「7人は寝られるとおもうのだけれど。真ん中はいらないわ。空っぽにするの――」



《《無空なの》》

 ガイダンスでもシェリーでもない声が、どことなく中空から聴こえた気がした――。




 ここで私は言い表す。



「真ん中をブラックホールなアリ地獄みたいに凹ませたらどう!?」



「なっ……」


 シェリーは驚く。


「そしたら、みんな真ん中でなかよく寄り添って眠れるよ」


「んなことあるかい!」



 ニックはそうつっこみ言い放った。



 とはいえそれももしかするとここちよいのかもしれない――。



 私――はひるまず――。



「ふわふわドームケーキみたいなのどう?美味しそう。ケーキ!ケーキ!ふーわ!ふーわ!ケーキ!ケーキ!ふわっふわっー!」


「ケーキ?じゅるり」
 

どこからかよだよだの音がする――。


 
 「落ちるから!」



 しかし――そこでO



「無重力にしたらベッドいらないんじゃない?」




「「……………………」」





「「……………………」」
 
 



「「……………………」」






「そうかも……」
 





「「……………………」」




「「「……………………」」」

 



《「「「……………………」」」》







 カラスの声が……聴こえた気がした……。






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