無表情ドールマスター

けんはる

五ツ星

〈宿り木亭〉
(なぜ、私は5人組と一緒のテーブルを囲んでいる?)
すだちが疑問に思いながら
後ろを向くとカボスが立っていた
(確か女の人に話しかけられて)


「夏みかんさんの妹さんですよね」
「そうですけど、あなたは?」
「私はシェルと言います」
「でっシェルさんはどうして私が夏みかんの妹って知ってるの?」
「それは夏みかんファンクラブの会報に載ってましたから」
「会報?詳しいことが聞きたいんですけど」
「じゃあ、ここじゃなんですから
おすすめの料理屋に行きましょ」
「いや、別にここでも良いんですが」
「良いから良いから」
シェルに引っ張られた
(でっこの状況)
左隣を見ると
シェルさんがニコニコ笑いながらこちらを見ていた
シェルさんは赤髪のショートカットの女性で
服装は赤のタンクトップで下は黒の短パンに黒のブーツを履いている
「シェル、ニコニコしてないで説明しなさい」
右隣に座っている青髪のポニーテールの女性が注意した
「ごめんなさいね、無理矢理連れてきて
私はあおいっていうのよろしくね、ちなみにジョブは踊り子で〈五ツ星〉のリーダーよ」
葵さんの服装は青のマーメイドドレスの様なもので横に深いスリットが入っている
靴はヒールのついた水色のサンダルを履いている
「いえ、大丈夫です、それより〈五ツ星〉って何ですか?」
「〈五ツ星〉っていうのは私たち5人のクランの名前よ
ほら、3人も挨拶して」
「じゃあ、僕から」
すだちの右前に座っている緑髪の男性が話し出した
「僕はみどりです、ジョブは鍛冶職人をしています」
翠の服装は薄緑の甚兵衛じんべえで下駄を履いている
「鍛冶職人ってどんなことをするんですか?」
「刃物系の武器を造ったりしてます」
「そうなんですか」
「次は俺な、俺の名前はレオンでジョブは見ての通り剣士だ」
真ん中に座っているレオンは茶色の皮の鎧にグレーの半ズボンを履いていて
腰には剣が収まっている
「次は私ですね、シャリーと申します、ジョブは神官です」
シャリーは白髪で腰の辺りまで長さのロングヘアーでうさ耳が生えている
服装は修道服を着ていた
「最後はこの私」
シェルは椅子から立ち上がると
すだちの方に向き
「夏みかんファンクラブ・会員ナンバー32のシェル
ジョブは格闘家だよ」
「お姉ちゃんのファンクラブの方でしたか」
シェルは椅子に座り直し
「そうだよ、夏みかんファンクラブの会員だよ」
「それで先程言っていた会報というのは」
「会報っていうのは夏みかんさんから不定期に来るお知らせのことだよ」
「その会報に私のことが載っていたということですか?」
「うん、今日から妹が始めるので何かあったら助けてあげてねって書いてたの」
「そうなんですか」
(お姉ちゃん、ありがとう)
店員の女性が
「お待たせしました、ブドウジュース6つになります」
それぞれの前に飲物を置いていき
「ごゆっくり~」
カウンターへと戻っていった
「じゃあ、飲みましょうか」
シェルはグラスを持つと
「すだちちゃんとの出会いにカンパーイ」
グラスを前に出すと
他の人もグラスを前に出し
「「「「カンパーイ」」」」
「ありがとうございます、皆さん」

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