無表情ドールマスター

けんはる

買い取り

「さてと、次はギルドに行って
いらないアイテムを売りに行こうかな」
すだち達はギルドに向かって歩き出した


「やっぱり並んでる」
すだち達は買い取りカウンターの列の一番後ろに並んだ
(今の内に買い取って貰うものを決めとこ)
すだちはアイテムボックスを開いた
(毛皮と角と核はいらないから売るとして、胞子は使えるから残しといて
棍棒もいらないから売ろっかな)
そうしている内にすだちの番がやってきた
「次の方どうぞ」
すだち達は呼ばれたカウンターへと向かった
カウンターには眼鏡を掛けた銀髪の男性が座っていた
「初めまして、買い取りを担当させていただきます、ルルと申します」
すだちは軽く頭を下げて
「初めまして、すだちです
こっちはゴーレムのカボスです」
カボスは軽く頭を下げた
「これは御丁寧にありがとうございます
早速ですが売りたいアイテムを見せていただいてもよろしいですか?」
「はい」
すだちはアイテムを取り出し、カウンターの上に置いた
「それでは確認させていただきます」
ルルはひとつひとつ手に取り
状態を確かめていった
「ホーンラビットの毛皮と角は1つ200R、スライムの核は250R、棍棒は300Rでよろしいですか?」
「はい、大丈夫です」
「それでは代金をお持ちいたしますので、少々お待ちください」
「わかりました」
ルルはアイテムを木箱に入れ
奥へと下がった


「お待たせいたしました」
ルルは銀のトレーを手に持ち戻ってきた
「こちら買い取り金額1950Rになります、お確かめください」
トレーの上には龍の絵と左上に1000Rと書かれた緑の紙幣が1枚と500円位の大きさの金貨が一枚と銅貨が5枚乗っていた
「はい、確かに」
すだちが触れるとお金は消えた
「他に御用件はございますか?すだち様」
「いえ特にないです」
「かしこまりました、またお越しくださいませ」
すだち達は買い取りカウンターを後にした
「ギルドの依頼はどんなのがあるのかな?」
すだち達は掲示板へと向かった
(人は少ないな)
掲示板の前には5人の男女が立っていた
すだち達が掲示板に近付くと
「今日はどんな依頼受けるの?」
「そうだな、レベルも結構上がったから討伐系の依頼はどうだ?」
「そうだね、そうしようか」
(仲間で受けるのか)
すだち達は掲示板を見始めた
(私でも受けれそうな依頼はないかな?)
すだちが掲示板を見ていると
横から視線を感じたので見ると
5人組の一人の少女がこちらを見ていた
(どうしたんだろ?私の顔になにかついてるのかな?)
すだちが疑問を浮かべていると
少女が近付いてきて
「夏みかんさんの妹さんですよね!?」

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