無表情ドールマスター

けんはる

散策

夏みかん達を見送った後
「まずはカボスを召喚しようかな、やり方は?」
すだちはゴーレム召喚の部分をタッチすると説明文が現れた
〈ゴーレム召喚〉
スキル名を唱えた後にゴーレムの名を呼べば召喚できる
「こういうことかな」
すだちは目をつむり
「〈ゴーレム召喚〉カボス」
すだちの前に魔方陣が現れ、その中にカボスが現れた
「じゃあ行こうか?カボス」
カボスは頷いた
「あっその前に」
すだちはアイテムボックスの中の〈黒龍の大剣〉を見ながら
(どうしたら良いんだろう?)
〈黒龍の大剣〉の部分に触れると
〈黒龍の大剣〉
装備者を選んでください
カボス
(カボスを押せば良いのかな?)
すだちが触れるとカボスの前に〈黒龍の大剣〉が現れた
カボスが握ると消えた
すだちが慌てて〈黒龍の大剣〉を見ると
〈黒龍の大剣〉
装備者
カボス
(これで装備出来たってこと?)
「カボス〈黒龍の大剣〉を出して」
カボスは頷くと右手に現れ、構えた
「ありがとう、仕舞っていいよ」
カボスは〈黒龍の大剣〉を仕舞った
「じゃあ行くよ」
カボスは頷き、すだちの後ろを歩いた
(歩き出したのは良いけど、どこに行こうかな?そういえば地図を貰ったんだっけ)
すだちは〈フラム地図〉をタッチすると地図が現れた
(どこに行こうかな?)
地図を眺めてると1つ気になるものが見えた
(聖徒教会せいときょうかい?どんな所なんだろう、行ってみよ)
すだちは聖徒教会に向かって歩き出した
(凄い綺麗)
聖徒教会は真っ白な壁の建物で入口の両隣には女神の石像が建っていた
「中に入って良いのかな?」
「入っても大丈夫ですよ」
すだちが振り向くと修道服の女性が微笑んでいた
「いきなり、声を掛けてすみません」
女性はすだちに近づき
「初めまして、私は聖徒教会・フラム支部でシスターをさせていただいています、ルチェと申します」
「初めまして、私は錬金術師のすだちです、こっちはゴーレムのカボスです」
カボスは頭を軽く下げた
「行儀の良いゴーレムですね」
「ありがとうございます、良かったねカボス」
カボスはコクリと頷いた
「よろしければ、案内致しましょうか?」
「良いんですか?」
「はい、案内も役目ですので、こちらへどうぞ」
ルチェが教会に入るとすだち達は後に続いた
「凄い」
中に入ると椅子が並べられており、床は白の大理石で真ん中にはレッドカーペットが敷かれており天井には巨大なシャンデリアが釣り下がっていた
「こちらへどうぞ」
ルチェに続いて奥に向かうと
「綺麗」
壁一面に女神が描かれたのステンドグラスがはまっていた
「こちらはフラムの女神です、綺麗ですよね」
ルチェは微笑みながらステンドグラスを見ていた
「良ければ、祈ってみませんか?」
「どうすれば良いんですか?」
「簡単ですよ、目をつむり手を前で組んで女神様に話しかけるだけですよ、さぁ」
すだちは言われた通りした
(初めまして女神様、すだちと言います今日からこちらで冒険させてもらいます、どうか見守りください)
すだちが祈るとステンドグラスが輝き
〈ようこそ、すだちさん、これからも世界の発展に力をお貸しください〉
驚いてルチェを見ると微笑みながら
「良かったですね、女神様からの御言葉を頂けて」
「ルチェさんにも聞こえましたか?」
「声は聞こえませんでした」
「ならどうして?」
「ステンドグラスが輝いたからです」
「どういうことですか?」
「昔の文献に〈女神の絵が輝くとき女神の言葉が伝えられる〉と書いていたから」
「つまり、ステンドグラスが輝いたら女神様が喋っているってことですか?」
ルチェは微笑みながら
「はい、そうです」

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