無表情ドールマスター

けんはる

チーム夏みかん

すだち達が見送っていると建物から二人の男女が現れた
「お待たせ~夏みかん、百合」
「遅いよ」
「ごめん、ごめんっでそのかわいい子は?」
「この子は私の妹で名前はすだちだよ♪」
夏みかんはすだちを前に立たせて紹介した
「初めまして、すだちと言います、姉がいつもお世話になってます」
すだちはペコリと頭を下げた
「夏みかんの妹とは思えないほど礼儀正しいね、私は」
「ちょっと待って」
夏みかんは片手を上げて割り込んだ
「どうしたの?夏みかん」
「せっかくだから例のやつやろうよ」
「あぁいいね」
「じゃあ、私からね」
夏みかんはすだちの前に立ち
「みんなの心に幸せを届けるアイドル♪夏みかん、種族は虎の獣人だよ♪よろしくね」
夏みかんは横ピースでキメ顔をした
「仕方がないですね」
百合は夏みかんの隣に立ち
「夏みかんに近づく虫は一刀両断、マネージャーの百合、種族はエルフで侍、よろしく」
「次は私だね♪」
ピンクのロリータドレスの金髪の女性が百合の隣に立ち
「かわいいは正義がモットー、メイクのマカロン、種族は龍人、ジョブは死霊使いだよ、よろしくね」
マカロンはぶりっこポーズをした
「最後は私ね」
白髪短髪で白軍服の男性がマカロンの隣に立ち
「夏みかんに似合う衣装を作る、スタイリストの砂羅しゃら、種族は雪男でしのびよ、よろしくね」
砂羅はパチリとウィンクをした
「私達」
「「「「チーム夏みかん」」」」
パチパチ
すだちは無言で拍手をした
「どうだった?」
夏みかんはすだちに近づき
「面白かったよ、なんか戦隊物ぽくって」
「そうでしょ、そうでしょ」
夏みかんは頷きながら答えた
「一つ聞きたいことがあるんだけど」
「なに?」
すだちは砂羅を見て
「砂羅さんって男性なんだよね?」
「そうだよ、性別変更は不可だからね、なんで?」
「しゃべり方とかが女ぽいっから」
「あぁ元からあれだから気にしなくていいよ」
「わかった」
すだち達が喋っていると百合達が近付いてきた
「こんにちは、すだちちゃん」
砂羅がニコッと笑いながら話し掛けてきた
「こんにちは、砂羅さん」
「すだちちゃんにお願いしたいことがあるんだけど、良いかしら?」
「私で出来ることなら」
砂羅は両手を口元で合わせて
「本当に、嬉しい♪それでお願いと言うのは私が作った服を着てほしいの」
「そんなことなら良いですけど」
「ありがとう♪じゃあ、マカロンお願いね」
「了解」
マカロンはメジャーを取りだし、すだちの寸法を計りだした
「終わったよ」
マカロンはメモを取りだし、何かを記入し砂羅に渡した
「ありがとう♪マカロン、それじゃあ、私は今からアトリエにこもるからね」
そう言うと砂羅は何処かに走り去った
「お姉ちゃん、行っちゃったけど大丈夫なの?」
「いつものことだから大丈夫よ」
「そう、なら良いけど」



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