最強魔導士の異世界転生

Axsl

赤と黄色の木

それからサーシャの鍛錬が実り(ちゃんとこの世界の住民身も効果はありました)サーシャの魔法が強化された。それが一週間後。しかしまだシリルアたちはやらなければいけないことが残っている。
「まずは神器探しからだね」
そういったのこの家の家主ノエル。今はノエルの家でこれからについて話し合っているところだ。この1週間で軍も強化された。まず兵士の戦い方と冒険者の戦い方の融合。兵士は人間の心理を読み戦い冒険者はどんな手を使っても有利な状況で戦うという考え方。それらをお互い協有し戦いに生かす。まだまだ実戦でうまく使えるかはわからないがまず第一歩だろう。それとシリルアの魔法教育だ。サーシャに教えた魔法の威力向上方法だが実はもう一つ活用法がある。この世界では魔法の威力はその魔法に依存する。それを使い魔法の威力を底上げするのだ。例えばこの世界の初級魔法ボル・デ・フ。火の球を飛ばすだけの魔法で誰でも覚えているだろう。そこにトゥルーボル・デ・フという魔法を作り教える。すると同じ威力の魔法を覚えるより強化されていないときの魔法を使えるだけあって簡単に覚えられる。これによって魔法の大幅な強化にも成功した。
「とりあえず、霊双剣と月華刀はあるからあと一つ集める必要があるね」
そう確認するようにサーシャは言う。
「そうでも…」
そういい淀むシリルア。実はまだ最後の神器は手掛かりすら分かって無いのだ。しかしこのまま神器が一つそろわない状態で魔王に挑んでも勝てる保証はない。サーシャ、ノエル、エーリアそしてシリルア。この四人が負けてしまえばいよいよ人類に勝機はないのだ。ここは慎重にいかなくてはいけない。でも慎重すぎてもいけない。このままぐずぐずしているといつ魔王軍が攻めて来るか分かったもんじゃないのだ。
「なぁエーリア、なんか龍人には伝わってることとかないか」
「ごめんなさいシリルアねぇ。龍人にはそんな神器みたいな伝承は伝わってないんだ」
「そうか…」
「じゃあさまず東の端の村に行ってみないか?」
「ん?…あぁ確かに何かわかるかもしれないね」
東の端の村は以前シリルア城を攻める前のときにノエルが話していたこと。なんでも神器の武器を加工できる人がいるのでそうだ。しかしそんなことは知らないサーシャとエーリアは首をかしげている。
「そうか二人は知らないんだったっけ」
シリルアは二人に説明する。
「そういうことなら行ってみるべきじゃない」
「うん。そう思う。でも遠い」
そう東の端の村と言われるくらいなのだ。なかなかの距離なのだ。
「あぁそれなら大丈夫。位置がよくわかってないから転送魔法とかは使えないけど他の魔法があるから」
「なに?そんな魔法があるの?」
「うん。あーまぁ明日のお愉しみかな。明日出発でいいよね」
シリルアのその言葉にほかの三人はそれぞれ肯定の意思を伝えるのであった。


「えっ」
シリルアの考えがあると聞いていた三人はその考えを聞いたときそんな反応をした。
「だからこれを投げるの。その村がありそうなところに」
見るとシリルアの手には宝石のような結晶が握られている。
「これを投げてこれと連動させた扉を魔法で作り、んでそこに移動するってわけ」
「でも投げるって言ったってそんなに遠くに飛ばせなくない?」
「あーそれは大丈夫。神の加護」
その瞬間シリルアの体から神々しいオーラが出てくる。龍化のときとは違うただひたすらに神々しい。その状態で結晶を持っている右手を大きく振りかぶる。
「オラッ」
そういって振りぬいた手から結晶が放たれた。まるで重力など無いようにどこまでも飛んでいく。五分ほどたって
「もう落ちたかな」
そういって魔法を使う。
連動する扉チェイン・ドア
するとシリルアの前に転移魔法のときのような扉が現れた。
「これではがしのほうに行けると思う。まぁどこにつながってるかわからないけど」
そういって何の躊躇もなく門に入っていく。それを見て
「え?ちょっと?待って」
急いでほかのみんなも門に入っていった。


門を出た先には森が広がっていた。しかし今までに居たところの森とは違い葉が赤や黄色に変色しており地面に散っている。赤や黄色の絨毯が敷き詰められた地面にシリルア、サーシャ、エーリア、ノエルの四人が降り立つ。
「結構東まで来たな。木の種類がまるで違う」
「うん。こんな木の種類見たことない」
シリルアとサーシャがそんな感想を漏らす。
「この木は東の地方特有の木。秋になると色が変わる」
「へーエーリアものしり」
エーリアの説明に関心するノエル。しかし彼女もこの木は知っていたようで
「この木が生えているってことは東の端の村も近いね」
そう付け足す。
「まぁここにずっといても始まらないしとりあえず歩くか」
シリルアの言葉に口々に返事をし歩き出す四人であった。


「最強魔導士の異世界転生」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く