幸せになるためには

うさp主ᕱ⑅ᕱ♥

幸せになりたい(2)

ただ私は幸せを願う。
幸せになりたい。そう思った。

いつもの汚い部屋など忘れいまは、豪邸に素でいる私は幸せな生活を送っていた。
もう、前の私なんていなかった。
お金が無くて、気味の悪い顔は豪邸のドレッサーの中にある豪華なコスメを使うだけで
まるでお姫様のよう。
居酒屋の仕事も辞め、私はモデルになった。
そして私は築いたのだ。
「私の心臓の音がいい。いい心臓ってことはどれだけ心臓の音を提供しても何も問題ないのではないか」
と考えるようになった。
私はそれからというもの心臓の音と自分の理想を交換しまくった。
顔は前の面影を残しつつ可愛くして、
足も細く、胸は大きく、髪はさらさら。
私は計25の心臓の音と私の理想を交換した。
幸せだった。今までに感じたことのない幸せなくらし。
ただただ幸せだった。
そして私はあることに築く。
それは、棚の上にある本はどんどんページが増えていくことだ。
私は前の自分を忘れても、そこの本を見れば情報がみれる。
そして毎日毎日更新されていく。
私がどんなものを食べどんなことをしたか。
わかりやすく、鮮明に書いてある。
最近になると未来の自分の未来までものページが追加されるようになった。
でも、未来を見る自信がなかった。
今の幸せを続けるには今しか知らなくていいだろう。
私は見なかった。
私は元々置いてあった棚に戻そうとした。
するとひらりと1枚の紙がひらりひらりと床に
落ちた。
私はそれを拾い上げ読み上げる。
「あなたは生活に慣れましたか。前の記憶は時と共に消えていきます。あなたの未来は、あなたの選抜によって」
「決まります。」
ゾッとした。
当たり前のことを言っているのに
なにか私がやってしまったような気がして。
でも、まあいっか。
前のことなんて知らないし。
私は何事も無かったかのように眠った。
何事も無かったかのように。
「今日も幸せになろうかな。」
と私は思い目を閉じたら黒いタキシードの男の人が言った。
「今嫌なことは無いのですか?」と。
私は豊胸したいと言った。
「かしこまりました。」
そうゆうと夢などすっと消えて
そのまま深い眠りについた。

うーん。。。
なんか、
重たいな。。


あっ。胸が。
そうだった。豊胸したいって言ったんだっけ?
心臓ひとつの音でこんなに幸せになれるなんて。
私ってほんとに運がいい人。
ポストを除くと
手紙が届いていた。そこにはこうかいってあった。
「豊胸させていただきました。体調は大丈夫ですか?心臓の音を取るだけでだいぶしんどくなる可能性があるんですよ。もし気分が悪くなった場合は棚の本を読んでください。」
「一語一句忘れず呼んでください」
と書いてあった。
なんか、お腹痛い。生理かな。でも今月は 
一週間前に終わったはずじゃ。
次の分が早く来たのかな?
そんなことを思いながらトイレへ行ったが
血が出ている様子はなかった。
便や尿がでる様子もなくただ一つ言えるのは
吐き気が止まらないということ。
何度吐いても気持ち悪くてトイレから出られないということ。
病院に行くとこう言われた。
「なんと。次妙が縮まってる。。」
この先生は、前の居酒屋のバイトの健康診断の際の結果と比べると1ヶ月も少なくなっている。
と言っていた。
でもたった25回の心臓の音を取っただけで
1ヶ月も短くなる?
関係ないと思ってた。ただ最近は糖分を取りすぎたかな?
久しぶりの甘いもの。久しぶりのお米にテンションが上がり爆食いしてしまった。
それのせいかもしれない。
私はそう思い込んだ。
だってどんだけ食べても心臓ひとつと綺麗な体交換出来るのよ。
誰だってそうするわ。
だって、幸せは誰もが願うものだから。
私は本を見るということをしなかった。
1度も。最後の日まで…。

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