魔女が生き残った世界で生活する俺ら、当然魔法使えるよね?
第2話始まり(2)
「お、本当だ」
「ねぇ、時計あるんだから、いちいち私にきかないでくれる?」
どうせ、時計を見るくせに、と嫌そうに呟く。
「わりぃな」
そんな俺らの一悶着をよそに、歴史の先生は授業を続ける。
まあ、この先生が、三年二組の俺らの先生なんだが。個人的にこの先生、俺は嫌いです。別に、どうしろっていってる訳じゃないんだが
……うん。
大学の講義室のような俺らの教室で、俺は見下ろすように先生を見ている。いや、睨み付けている。
「……このように、私たちの世界では、魔女がいるわけだがもしいなかったとしたら、どうなっていたか、今も人々の争いが続いているだろう」
一人の真面目な生徒が、あの憎たらしい女教師に質問する。サッと立ちそいつは、
「先生、人々の醜い争い、とは何を使って争っているのでしょうか」
教室内がざわざわ、と騒がしくなる。そりゃそうだ、魔法も使えない人間に何ができる、っていうんだ?じゃんけんか?拳で語り合うのか?先生は、というとスッ、とそのムカつく眼鏡を人差し指でかけ直し、自信満々そうに、
「兵器だ」
と答えた。また教室がざわつく。
「ねぇ、時計あるんだから、いちいち私にきかないでくれる?」
どうせ、時計を見るくせに、と嫌そうに呟く。
「わりぃな」
そんな俺らの一悶着をよそに、歴史の先生は授業を続ける。
まあ、この先生が、三年二組の俺らの先生なんだが。個人的にこの先生、俺は嫌いです。別に、どうしろっていってる訳じゃないんだが
……うん。
大学の講義室のような俺らの教室で、俺は見下ろすように先生を見ている。いや、睨み付けている。
「……このように、私たちの世界では、魔女がいるわけだがもしいなかったとしたら、どうなっていたか、今も人々の争いが続いているだろう」
一人の真面目な生徒が、あの憎たらしい女教師に質問する。サッと立ちそいつは、
「先生、人々の醜い争い、とは何を使って争っているのでしょうか」
教室内がざわざわ、と騒がしくなる。そりゃそうだ、魔法も使えない人間に何ができる、っていうんだ?じゃんけんか?拳で語り合うのか?先生は、というとスッ、とそのムカつく眼鏡を人差し指でかけ直し、自信満々そうに、
「兵器だ」
と答えた。また教室がざわつく。
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