やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

55話 ダンジョン攻略②




  レオンはまず宝の方に目を向けてみた。

  よく見ていくと宝の殆どは金貨や白金貨などが多かった。しかし所々に魔道具のようなものも見られた。多少は古びているもののしっかりと整備すれば問題なく使えると思う。

  魔道具に興味を抱いていたレオンに取っては大収穫だ。ひとまずレオンはそれらを全部アイテムボックスにしまった。

  そして次に階段の方へ向かった。

  階段は少し暗く、またその先から少し熱気を感じだ。

(熱気を感じる?今までは少し肌寒かったんだけどな……。あ、これが環境が変化するってことか。)

  レオンはどこかで見た本のことを思い出し納得した。

  ダンジョンはものによっては階層ごとに環境が異なるものがあるらしい。草原や火山、雪原など。今回のダンジョンも同様に恐らく10階層ごとに環境が変わっていると思われる。

  そんなことを思いつつ次の階段を下って行った。

  すると予想した通り火山がメインの環境だった。おかげで凄く暑い。

  魔物の生態も少し変わって、名前の先頭にファイアやレッドなど火や赤に関する名前が多くなった。例を上げるならファイアスライムやレッドゴブリン、ファイアウルフなどだ。

  だがレオンはその環境に屈することなく難なくその階層をクリアした。数は多かったが特に問題はなかった。強いて言うなら火属性魔法を弾幕のように放たれたのは面倒だったぐらいだ。

  そしてレオンは12階層から15階層を踏破し次の16階層に入った。そしたそこには

(これがゴーレムか。赤いからレッドゴーレムかな?)

  想像した姿通りのゴーレムがいた。レオンはそれに歓喜しながらも警戒を怠らない。

  とりあえず1体のレッドゴーレムの元へ行き胴体を剣で一閃する。当然胴体は真っ二つになり上部は地面に落ちた。だが少しするとその上部が切れた面に集まり元通りになった。

(やっぱり核みたいなのがあるのか。)

  そうして今度は火属性魔法でレッドゴーレムに攻撃した。普通の魔法攻撃はゴーレムにはあまり効かないがそこはレオンだ。異常な火力でそのゴーレムの核ごと炭にした。

  一応は倒せたものの経験ということで正攻法でも倒してみる。

  次のレッドゴーレムに向かい剣を数回振って集まる中心部分に検討をつける。

(やっぱり心臓当たりなのかな?)

  そんなことはなく今回はたまたま心臓だっただけでお腹の場合もあるし本当にど真ん中の場合もある。

  とりあえず今回は心臓に狙いを定めてもう一度剣を振るう。するとさっきとは少し違う感触が返ってきたので核を切ったことを確信した。

  レッドゴーレムは核を失ったことで体を構成している土の塊が次々に崩れ去っていった。結局最終的にはそこには赤い土しか残らなかった。

  両方のやり方で問題なく倒すことが分かったレオンは勢いを上げ次々にレッドゴーレムを倒して行った。

  そして勢いそのまま20階層まで来た。そして今は中ボス戦の前の扉にいる。

(今回はどんなボスだろうな。)

  そう言って扉を勢いよく開けた。

  そして中にいたのは獅子と山羊と蛇を組み合わせ持つ生物、つまりキメラがいた。

(実際に見るとやっぱり気持ち悪いな……。)

  そうして戦闘を開始する。と言っても一方的なだ。

  レオンは先手をとりキメラに対して少し強めにファイアボールを放った。もちろん少し強めた程度なのでキメラは死ななかったがファイアボールが当たった時に出る煙で視界が曇った瞬間にキメラの後ろへ回り込み剣で首を切り落とした。

  そして戦闘を開始してから3秒ぐらいで勝ってしまった。

(うーん。もう少し手応えがあるかと思ったんだけどな。)

  そう感想を抱いて奥の扉へ向かう。

  そして前回同様、宝と下に続く階段があった。もちろん最初に宝の方へ行った。

  今回は特に面白そうなものは無かった。強いて言うなら変わった魔道具が2つあった程度だ。あとは金品ばかりだった。

  一通り確認し終えたレオンはアイテムボックスにしまい、次の階層へ向かった。

  そして21階層のコンセプトは草原だった。

  やっぱりダンジョンは不思議で太陽は無いにも関わらず昼間並みの明るさがあった。

  レオンはその階層を少し進むと全く魔物が見当たらないことに違和感を覚えた。

(草むらの影に隠れているわけでも無さそうだな。)

  とレオンは主に草むらの影とか地面の中とか下の方に意識を向けていたが、それはハズレだった。

  レオンは悪寒を感じすぐさまバックステップを取った。

  するとそこに上空から鋭く何かが降ってきた。土煙が晴れた先にいたのは嘴が鋭く、翼の生えた小さい鳥系の魔物だった。

【種族】シャープネススパロウ

【Lv】85

【体力】59000/59000

【魔力】47000/47000

【スキル】風属性魔法Lv9  急落下Lv8  飛行


  見た目はスズメだが嘴は見た通り鋭く、あのスピードで地面にも当たっても砕けない程の硬さ。風属性魔法のレベルの高さ。普通の魔物よりも厄介だ。

  そして何より

(まだ上空に30匹ぐらいいない?)

  そしてその30匹がレオンを見ている。

  レオンは攻撃に備え魔法の用意をする。

  そして少しの間膠着していたが、1匹が落ちたのをきっかけに全てのシャープネススパロウが落ちてきた。

  レオンはまず1番最初に落ちてきたのに狙いを定めファイアボールを放った。だが驚くことに体は少し焼けたものの魔法を貫通してきた。

  それに驚くことなく次は巨大な水の塊を用意する。厚さは5メートル。水の密度をできるだけ大きくして待ち受ける。

  レオンの用意した水に入ったシャープネススパロウはみるみるスピードを落とし遂には止まってしまった。そして30匹が止まった瞬間に水を氷に変え全匹凍え死にした。

  そして最初に降りてきたのも落ちていなければどうってことないのでファイアボールで丸焼きにした。

(ふぅ。危なかったな。今までの中で1番危うかったかも。)

  そう言いながら無傷のレオンはそのまま21階層を突破した。

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コメント

  • 傭兵ヨウヘイ

    テンプレって言えば聞こえは良いけど
    物凄く内容が薄いね。
    内容が薄くなろうを読み始めた人にはいいとおもう。
    でも、読者たちの想像力で補いやすいのはいいけどすぐに読者が離れていく。
    正直、つまらない
    今後に期待します

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