やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

21話 受験




  さて、もう今日は国立魔法学園の入試試験だ。今日までほぼ勉強漬けだった。完全記憶があるとはいえ、どの範囲が出るかは未知数だった。なので家中の本を読み漁り、大図書館の本も大方読んだ。

(やっぱり速読作って良かったな。)

  そして今は学園の目の前にいる。周りを見渡すと豪華な服を着た人ばかりだ。少々場違いな気がするが受付に並ぶ。

「次の方どうぞー。」

  レオンは受験票を取り出し受付に渡す。

「はい。レオンさんですね。ではこちらの案内に従って待機していてください。そこで筆記試験を行います。」

「ご丁寧にありがとうございます。」

  そうして紙に書かれている案内に従い1つの教室に入る。

(まだあんまり来てないな。)

  窓側の1番後ろが空いていたのでそこに座る。そして周りの皆が復習をしている間、窓の外の景色をぼーっと眺めて時間を待った。

  すると1人の大人が入ってきた。

「よし全員いるな。今から筆記試験を行うから用意しろ。」

  そして全員が準備出来た。

「今から歴史、数学、魔法学の順で試験を行う。各30分ずつだ。ではまず歴史を配る。」

  そして全員の目の前に問題用紙と回答用紙が配られる。

「よし、全員に届いたな。では、開始!」

  そして問題用紙を開け目を見開く。

(簡単過ぎない?)

  そうこの中に書かれている問題は基本的なことを問いてる問題が多かった。それでもいつか難しい問題はあった。例えば現王様が敷いている政策の内容とかだ。でも特筆して難しいのはそれだけで真面目に勉強してれば解ける問題ばかりだ。

  レオンは10分足らずで終わらせてしまった。念の為見直しを2、3回したがそれでも残り15分ある。

  でも特にやることも無かったレオンは外の景色を見ながらぼーっとしていた。

「終了だ。全員記入を今すぐ止めろ。」

  そして次の数学が配られた。これもとても簡単で難しくて3桁の掛け算や1から1000まで足せというようなものだ。

  魔法学も中級魔法までしか出なかったが全属性について問いてきたので勉強をしてない人は辛かっただろう。

  結局どの教科も簡単なものばかりだった。少し拍子抜けだ。

(まぁ予習だと思えばいいか。)

  試験官の指示に従い闘技場らしきとこに連れられていく。

「次はここで実技試験を行う。内容は100メートル先の的を破壊すること。以上だ。なにか質問はあるか?」

  特に無いようなので試験官が続ける。

「ここはかなり強い結界で囲まれているから全力でやるように。」

(絶対全力でやっちゃ行けないやつだ。)

  そして呼ばれた順に魔法を打っていく。

(えっ?まともに打ててる人少なくない?)

  そう思っていると次の人の名前が呼ばれる

「フィリア=オルマリア」

  すると近くの男子達が

「……おいあれ、フィリア様じゃないか?」

「あの魔法の申し子とまで言われた王女様か?」

「そうだよ。俺らダメかもな……。」

  とそんな話が聞こえた。

(あの人が王女様か。)

  馬車を助けた時を思い出しながら、彼女の魔法を見てみる

「風よ我が刃となり切り裂け、ウィンドカッター!」

  すると一直線に真斗に向かっていき破壊した。

「流石だな。」

  試験官の評価も上々らしい。

「次、レオン!」

  するとまたもやさっきの男子達が

「あいつ平民か?」

「よくこんなとこ来れたよな」

「でもまぁ落ちるし、フィリア様の分救われたな。」

  とかそんなことを話していた。聞こえるように。

  少しイラついたレオンは少しだけ力を解放する。

「試験官さん、先に謝っておきますね。すみません。」

  そう言ってレオンは魔法を繰り出す。

  まずレオンは結界を破り空に魔力の塊を作り出す。そして……

「プロミネンスレイン」

  するとさっきの魔力の塊から炎の雨がありえない勢いで落ちてくる。もちろん被害が出ないように結界を貼っている。

  降ってきた炎は結界内にあるものを粉砕する。そしてクレーターを形成した。

(少しやりすぎたかな?)

  そう思って後ろを見てみると全員フリーズしていた。

「試験官さん?これでいいですか?」

「あ、あぁ。もう大丈夫だ。帰って良いぞ。」

「分かりました。ではここ直してから行きますね。」

  そして一瞬で地形を戻してその場を去った。

  その後の受験生は当分の間、固まって動けなかったらしい……。



  試験後

  合格者の整理を行っている先生が慌てて向かって行く。
「学園長、いらっしゃいますか?」

「入っていいぞ。」

「学園長。問題が発生しました。」

  あらかじめ分かっていた学園長は何食わぬ顔で言った。

「分かっておるわい。そのまま発表していぞ。この学校は実力主義じゃ、平民だろうと貴族だろうと王族だろうとこれに例外はない。」

「分かりました。ではそのまま発表します。」

  そうしてまたさっきの元へ去っていた。

「今年は面白そうじゃの。」

  学園長はこれから起こるであろう波乱に心踊らせていた。

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コメント

  • 赤猫

    学園長、面白そうで片付けちゃダメだろ

    0
  • ノベルバユーザー27545

    21話まで読みましたが、全くオリジナルな部分がありませんでした。
    書いていて楽しいのでしょうか?
    作者さん自身も「どうすんの、これ!?」な展開があった方がおもしろくなるかと。

    最後に一般的な作法として閉じ括弧( 」)の直前に 。はつけません。
    ✖️「おはよう。」
    ◯ 「おはよう」

    5
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