やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

15話 さらなる昇華と裏ステータス




(まぁ、予想はしていたけど人族辞めたか……。後は特には変わってないな。ん?変わってない?)

 その疑問をチセに聞いてみる。

《なぁチセ。なんでレベルが1になってないの?》

《それはですね。マスターが今日森で倒した魔物の経験値がストックされているからです。滅多にあることではないのですが、経験値が通常の人の1億倍手に入ること、黒龍を始めとして数多くの高レベルな魔物を倒したことが理由になります。》

《因みに経験値はあとどれ位ある?》

《そうですね……。恐らく、あと2回は昇華出来ると思います。》

《そ、そうか。》

  また、やりすぎてしまったな。そう思いながらも、さほど気にしていないレオンである。

《それじゃ今からあと2回昇華するね。》

《はい、マスター。》

  そして一晩かけて昇華を繰り返した。

  そして昇華が終わった頃にはもう日がだいぶ昇っていた。

「案外時間がかかるんだな。」

  そう呟いた後に、昇華し終わったステータスを見てみた。

『ステータス』

1ページ目(1/2)

【名前】レオン

【性別】男

【年齢】5歳

【種族】上位神

【Lv】1

【体力】∞

【魔力】∞

【スキル】上位神魔法 Lv3    魔神 LvMAX    武神 LvMAX     神眼 LvMAX    神隠 LvMAX    全経験値成長率 1億倍    昇華    全知    言語理解

【称号】転生者   創造神の加護を持つ者   魔法神の加護を持つもの   武神の加護を持つもの   生命神の加護を持つもの   龍殺し   超越者   最高神に並びし者


《なんか神になったらしい……。》

《おめでとうございます!マスター!》

《う、うん。ありがとう。》

  人族を辞めることは何となく分かっていたが、まさか上位の神になるとは思っても見なかった。しかも称号……。

(最高神に並びしものって何だよ……。)

  つまり最高神と並び世界最大の力を持っているということになる。

(はぁ、次神界に行った時に面倒くさそうだな。でもまぁ、強くなれたしいいか。)

  いつも通り全く後悔はしていないレオンである。

《チセいくつか質問があるんだけど。》

《はいマスター。なんでしょうか?》

《まず1つ目上位神について、2つ目はスキルについて、そして3つ目はステータスのもう1つのページについて。説明をお願い。》

《はい!まず上位神とは神の中で最高神様の次に位が高い神です。マスターは力は最高神並にあります。ですがまだ経験が無いので上位神に留まっています。》

《なるほどね。他の上位神ってどういう人達?》

《はい。創造神ヴォルド様は上位神になります。》

《あの人は上位神だったのか……。》

《はい。では次にスキルについてですが、神化したことにより多くのスキルが統合され、より強力になりました。そして上位神魔法ですが、上位神以上しか使えない魔法です。詳しくは分かりませんが、魔法1つでその世界が消える程の力があるらしいです。》

(そんなレベルの魔法か……。これは要練習だな……。他のスキルについては後で詳しく見るか。)

《そして最後にステータスについてです。もう分かっているかも知れませんが、裏ステータスが見れるようになれました。》

《おぉー!ついに見れるんだ!で、どうやって見ることが出来る?》

《はい。2ページ目を意識するだけで見ることが出来ます。》

《分かった!早速やってみる!》

(2ページ目を意識してっと……、お?出来たかな?)

  すると目の前には見たことの無い欄があった。

『ステータス』

2ページ目(2/2)

【物理攻撃】350000000

【魔法攻撃】760000000

【物理耐性】550000000

【魔法耐性】720000000

【俊敏性】660000000

【精神力】120000000

【知識量】∞

【魅力】80000

【運】60000



(おぉ!見えた!にしても2ページ目ももれなくチートだな。魅力と運はしょうがないとして、その他はどれも目を疑うな。)

  レオンは気づいていないが、魅力も運も平均500程度である。

(そう言えばステータス成長ってこっちにも反映されてるのかな?)

  ということでチセに聞く。すると

《反映はされておりません。》

  と返ってきた。

(それじゃ裏ステータス用も作っておくか……、よし出来た。)

  一段落着いたところでさっき説明されなかったスキルの詳細の確認をして行く。


魔神・・・魔力、魔素を最高レベルで使える。また全魔法を使使用える。魔素を使うものの最頂点のスキル。

武神・・・剣術、体術、槍術など武技に関することを最高レベルで体現できる。また身体強化などもここに含まれる。

神隠・・・任意のものを最高レベルで隠せる。神眼でも見ることは出来ない。

全経験値成長率1億倍・・・レベル、ステータスに関する経験値が1億倍になる。(今後、裏ステータスも含む。)



  みたいな感じだった。正直引いた。魔神、武神は本格的なチートだ。神隠も便利すぎるスキルだ。神眼でも見抜けないあたりはとても有効だろう。

  そんな感じで一つ一つのスキルを考察していたら、日は真上にまで登ってた。


「母さんおはよう。」

「レオンおはよう。今日は随分と遅かったわね?」

「昨日夜に作業をやっていたら没頭しちゃって」

「ならいいけど。あまり無茶しちゃダメよ?」

「分かってるよ。」

「よろしい!で、どうする朝ご飯にする?って言ってももうお昼だけど。」

「うん。お願い。」

  そして母さんはスタスタとキッチンへ戻って行った。

(今日どうするかな。)

  もう昼なので出来ることが少ないのである。

(そうだ!新しい武器でも作ってみよう!)

  そう思いついた瞬間お昼ご飯が出てきた。

(相変わらず母さんの料理は美味しそうだ。)

  レオンはご飯を堪能し終わった後、自室へ向かう。

(よし、午後も頑張るぞー!)

  そしてレオンは初めて本格的な武具生成をする。
  

コメント

  • 如月 時雨

    人間卒業おめでとうございます!
    ( 'ω')

    1
  • ハルマキ

    今日から読み始めました!主人公チートすぎw
    誤字:全魔法を使使用える。
    全魔法を使える。or使用できる

    1
  • ノベルバユーザー319767

    ついに神になりましたか!!話の内容が自分的にすごく好きです(* >ω<)

    1
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