やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

13話 ステータス偽装




  夕飯を迎えたが最初は普段通り食べていく。けれどもお祝いなのでいつもより豪勢な夕飯だ。

「レオン、教会はどうだった?」

「なんかとても神々しい感じがありました。祭壇も凄く立派なもので気圧されてしまいましたよ。」

「確かにあの祭壇は立派だものね。」

「えっ?母さんも祭壇見たんですか?」

「私は1年前ぐらいにたまたま見る機会があっただけよ。普通はステータス授与の儀以外滅多に見れないから。」

「そうなんですね。」

  そうなことを話しつつ夕飯を食べていく。

  そして夕飯が終わりに近づいてきた。

「じゃあ最後にレオンのステータスを見せてもらおうか!」

「えぇ!そうしましょう!」

  2人共物凄く期待した目で見てくる。なるべく気にせずにステータスを見せる。

「ステータスオープン!!」


【名前】レオン

【性別】男

【年齢】5歳

【種族】人族

【Lv】1

【体力】5000/5000

【魔力】30000/30000

【スキル】全魔法Lv3  魔素操作Lv5  身体強化Lv6   剣術Lv3   体術Lv2   鑑定Lv3   隠蔽Lv3  アイテムボックスLv6   無詠唱   

【称号】創造神の加護を持つ者   魔法神の加護を持つもの   武神の加護を持つもの




「「…………。」」

「これが僕のステータスです。」

「なぁオリビア俺の目ついに腐ったかな?」

「えぇあなた私も老眼かも知れません。」

「こんなステータスありえないよな……。」

「ありえませんね……。」

  そして2人共フリーズしてしまった。

「父さん?母さん?」

  やっと再起動したらしい父さんが思わぬことを言ってくる。

「レオン。このステータスは誰にも見せるな。お前のステータスは異常なほど高い。」

「えぇそうね。しかもスキルの数も多過ぎるわ……。」

「そ、そうなんですか……。」

  スキルの数までは意識していなかった、と今更後悔する。

「そして最後に加護を3つも持ってる人なんて聞いたことないぞ?」

「私も聞いたことないわ。そもそも加護を持っている人自体が少ないのに。3つもあるんて……。」

  同じく加護の数も考えてなかったレオンであった。

  それからは何とか2人共立ち直った。そして最後には

「やっぱり俺らの息子だ!」

「そうね!流石よレオン!」

  と祝ってくれた。やはり褒められるのはとても嬉しいことだな。改めてそう思った。

  そして夕食を終えた後は、いつも通りに過ごし、部屋にに戻ってからはすぐ寝てしまった。そして明日からは……。


  明日になり、本格的な鍛錬が始まる。魔物狩りだ。両親に昨日、このことを相談した。

「魔物を狩りたい!」

  と言ったら。呆気なく了承してくれた。多分昨日ののステータスオープンが効いていたんだと思う。

  ということで魔の森にすぐに行った。なんでこれたかと言うと前王都を散策した時に城壁外を見れる高台があって、そしたら100km先に森が見えたからだ。そこからは転移できた。

(おぉ、ここが魔の森かー!)

  予想以上の広さだった。でも、ここが人目につかずにやれて好都合の場所だった。

  なぜ誰も来ないのか。それはここの魔物の強さがそこらの魔物と比較出来ないほど強いからだ。そのことから冒険者ギルドが周辺への出入りを禁止している。それでも時々Sランク以上の冒険者が来るらしい。

  レオンもまた、この濃密な魔力に驚いていたが。

(この魔力は確かに濃密だな。でも自分に取ってはどうってことでも無いな。)

  そんなことを思っていても油断はしない。半径3kmの探査魔法を常時発動させておく。

(おっ、北の方向に3匹いるな。)

  そしてすぐにその方向へ向かう。

  目標に近くなって来たので気配を消し近くから様子を見る。

(とりあえず見てみるか『神眼』)


【種族】ゴブリンジェネラル

【Lv】45

【体力】50000/50000

【魔力】70000/70000

【スキル】棍術Lv7   火属性魔法Lv4




【種族】ゴブリンジェネラル

【Lv】53

【体力】65000/65000

【魔力】98000/98000

【スキル】棍術Lv5   火属性魔法Lv5   風属性魔法Lv5




【種族】ゴブリンキング

【Lv】73

【体力】120000/120000

【魔力】180000/180000

【スキル】武術Lv7   火属性魔法Lv6   水属性魔法Lv6   風属性魔法Lv7   王の威厳Lv8


(おー!あれがゴブリンキングか!スキルも強そう。)

王の威厳・・・統率力が向上する。自分よりもLvが低いものに一定の恐慌状態を与える。

(うわぁ、これはすぐにレベル上げなきゃいけないじゃん……。)

  そう思いながらもレオンは初めての戦闘に胸を踊らせていた。

  適当な身体強化より少し強く身体強化をして、集中する。戦闘のシュミレーションを行った後、ゴブリンキングたちに向かい駆けていく。

  そしてレオンの初めての戦闘が始まる。





ようやくお待たせしました。次回無双します。

コメント

  • ノベルバユーザー360718

    Lv50代で、sランク超えているなら、ss.sssランクの人達でも高レベになったらきつくないか?

    0
  • 虎真

    最弱のゴブリンのくせに強さが
    以上過ぎドラゴンとか出たら終わりやん

    0
  • 兄猫

    生命神どうしたの?wなんか消されてるw

    2
  • ドラゴン2

    ゴブリン達こんな強いんだ...
    Sランク冒険者負けてんじゃん、一般人にはハードモード?

    6
  • 赤猫

    レオンの父さんと母さんが思考放棄しましたね

    0
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