やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

10話 鍛錬の成果




 ついに今日は5歳の誕生日だ。

 昨日から興奮していたせいかいつもより早く起きてしまった。まぁ早く起きたからといって変わることは朝のランニングが少し伸びる程度なんだけどね。

 それでも早く終わってしまった。正確には早く終わらせられるようにペースを上げて走ったんだけどね。それで早く終わらせた理由は自分のステータスを見るためだ。今まで見てこなっかた分今までにないほど興奮している。

 息を整えてから…

『ステータス!!』

【名前】レオン

【性別】男

【年齢】5歳

【種族】人族

【Lv】1

【体力】表示可能な数値を超えています

【魔力】表示可能な数値を超えています

【スキル】全魔法LvMAX  スキル合成LvMAX   魔素操作LvMAX  身体強化LvMAX   剣術LvMAX   体術LvMAX   神眼LvMAX   超越隠蔽LvMAX  アイテムボックスLvMAX   進化   転移   無詠唱   取得経験値10000倍   必要経験値0.0001倍   ステータス成長10000倍   全知   言語理解

【称号】転生者   創造神の加護を持つ者



  やりすぎた感が否めないけど一応聞いてみるか。

《ねぇチセ。今のステータスって控えめに言ってどんな感じ?》

《そうですね。控えめに言って人類最強?ですかね。》

  5歳でLv1で人類最強らしい。実感湧かないな……。

《そういえばさ、今まで一般的なステータスを知らなかったよね?この機会に教えてくれない?》

《分かりました。Sランク冒険者でこのぐらいです。》


【名前】Sランク冒険者

【性別】男

【年齢】25

【種族】人族

【Lv】65

【体力】60000/60000

【魔力】30000/30000


《チセ、からかってる?こんな低いわけないよね?》

《からかってませんし、このくらいです。》

《マジか……》

《まじです。》

  謎の脱力感に襲われたがまだ聞きたいことがある。

《あとさ、表示可能な数値を超えていますってあるけど表示可能な数値の限界っていくつ?》

《体力、魔力ともに1兆までです。これ以上は表示できません。》

《じゃぁ、少なくとも俺の体力と魔力は1兆以上あると。》

《いえ、マスターの場合はその100倍はあるかと》

《そうなんだ。もう驚かない。》

 そう言って後回しにしていたスキルの詳細の確認をすることにした。


全魔法・・・すべての属性魔法、特殊魔法が使える。

スキル合成・・・スキルを合成することができる。また使用したスキルは任意で残すことができる。

剣術・・・剣を使う時補正がかかる。

武術・・・素手での戦いの時補正がかかる。

神眼・・・すべてを見ることができる。

超越隠蔽・・・ステータスを隠すことができる。ただし神眼で見られた場合は隠せない。


 驚かないと言ったそばから驚いてしまった。特に神眼について。さすがに強すぎ…。

 他にも全魔法やら超越隠蔽やらとんでもないものばかりだ。

(でもなんか忘れてるような……あ!進化!)

 ということで早速使ってみることにする。

《チセ、進化の使い方を教えて》

《はい!といっても使い方はスキル合成と変わりません。進化させたいスキルを選択して進化させようとすれば進化できます。》

《わかったよ!ありがとうチセ!》

(まずはスキルを選択して……進化!)

 やはり特に変化は感じれなかった。ステータスを見てみると

(おぉ成功してる!進化が昇華になった!)

 試しにできるかわからなかったことをやったらできてしまった。ていうか昇華って何だろう?

《チセ昇華って何?》

《昇華とは進化の上位互換です。一度に二段階進化することができます。》

《それはまたすごいスキルだな。》

《はい!このスキルがあれば神にもなれるかもしれません!》

 なんかとんでもないことを聞いた気がするが気にしないようにしよう。


 こうして5歳の最初の朝を迎えたのだった。

コメント

  • ノベルバユーザー27545

    >今まで一般的なステータスを知らなかったよね?

    すでに4話に

    >その後はチセに、この世界の平均ステータスや魔法の種類、魔物の種類などステータスや戦闘に必要な知識について教えて貰った。

    と書いてあります。

    2
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