やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

5話 創造魔法




《けどチセ、どうやって作るの?》

《ではまず最初に、何を作りたいかをイメージしてください。》

  んー、どうしようか……。身体強化とか転移とか色々思い浮かぶけど、やっぱり最初だから無難に身体強化とするか。

《身体強化を作ろうと思うよ。》

《わかりました。そしたら身体強化の具体的なイメージをしてください。身体強化する過程をイメージするとわかりやすいとおもいますよ?》

《わかった!やってみるよ!》

  過程か……。ラノベで読んだ時と同じようにすればいいかな?よし!まずは魔力を血液に乗せて全身に巡らせて……

1、2分後

(できた!)

〔身体強化を取得しました。〕

  え!?誰の声?

《マスター、それはレベルアップやスキルを取得した時に自動的流れます。聞こえないようにすることも出来ますがどうしますか?》

《うん。急に流れてきても驚いちゃうからそうしといてくれない?》

《わかりました……できました。これでもう聞こえないはずです。》

  試してみるか……。次取得するスキルはさっき気になった転移だ。なんか便利そうだし。

数分後

(やっとできた~!なんかすごく疲れた……。)

  肝心の音声は流れてこないな。一応しっかり出来たか確認するか。

『ステータス!』

【名前】レオン

【性別】男

【年齢】0歳

【種族】人族

【体力】10/10

【魔力】10000/55000

【スキル】創造魔法LvMAX   身体強化   転移   鑑定LvMAX   アイテムボックスLvMAX   取得経験値100倍   必要経験値0.01倍   全知   言語理解

【称号】転生者   創造神の加護を持つ者



  よし!ちゃんとあるな。にしても変な倦怠感があると思ったら。魔力が40000以上減っていたのか。

《ねー、魔力量を増やすにはどうすればいい?》

《それならばまずは魔力操作を鍛えた方が良いかと。あとは何らかの方法で魔力を全て使い切ってしまうのも1つの伸ばす方法です。》

《うーん、魔力操作ってどうやって鍛えるの?》

《マスターは基本的な魔力操作は無意識的にできています。》

《まぁ、じゃないと創造魔法使えなかっただろうしね。》

《はい。それで鍛え方なんですが自分の持っている魔力の一度に流す量を増やしたり、魔力を速く流したりします。これを続けると魔力が多く増えていきます。また、成人になると伸びなくなってしまいます。》

  この世界の成人は15歳らしい。

《なるほどね。あとレベルアップすると魔力も増えるんだよね?》

《はい。マスターは異常な速さでレベルアップすることができると思うのでそれもいいかも知れませんね。》

  んー、今はまだレベルアップはできないと思うから魔力操作の方をやっていくか。あ、さっき作ったスキルを実際に使ってなかったな。

《チセー、今からさっき作ったスキルを実際に使って見ようと思うんだけど?》

《そうですね……身体強化だけにした方がいいかと思われます。》

《え?なんで?》

《転移はものすごく緻密な魔力操作を求められます。また、1度に使う魔力も多いため今のマスターでは荷が重いかと。》

《じゃあ、そうするよ。》

『身体強化!』

 ( できたのかな?うーん、立ってみるか!)

  ベッドの柵に捕りながら足を伸ばしたら案外楽に立てた。そして手を離して、恐る恐る歩いてみた。

(おぉ、全然歩けるじゃん!とりあえず柵を超えてみるか。)

  そうして俺は軽くジャンプして降りた。体は全然平気なので部屋の中を試しに走ったら……

ドゴッ

  綺麗に壁に衝突した。

(いたたた、こんなにスピードが出るとは思ってなかったよ。)

「何の音!?」

  さっきの衝突音を聞いて母親が駆けつけてきた。

「もう、レオン怪我はなかった?危ないから柵の外に出ようとしちゃだめよ?心配したんだからね。」

  その後、長い時間離してくれなかった。

  部屋の中でやるのは控えようと思った。
  

コメント

  • ドラゴン2

    身体強化っていうスキル元はなかったの?取得じゃないんだね

    1
  • ノベルバユーザー319767

    じぶんもこういう話好きです!!頑張ってくださいね(* >ω<)

    2
  • ユキ

    いやー、こういう系自分的には好きなので応援したくなりますねぇ
    (;゜∀゜)

    5
  • 海神龍激

    魔力が間力になってますよ~
    後今日読み始めたのでいろいろ
    誤字をコメに書いていくと思いますがよろしくお願いします( ;´・ω・`)

    6
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