やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

プロローグ




チリリリチリリリ…………ガチャ

  俺はいつもうるさく鳴り響くタイマーを止め、朝食の用意をするためキッチンに向かう。

「あ、卵切らしてた。朝食どうしようかな?」

  そう言いながらもあるものでテキパキと用意を進めていく。

「いただきます。」

  朝食を食べ終わったあと歯を磨き、顔を洗い、身支度を整え、制服に着替える。その後、2人の写真に手を合わせるのも忘れない。

「父さん、母さん、行ってきます。」

  そして俺は少し余裕を持って自分が通っている高校へ向かう。

「おはよっ!」

「わっ?!あ、美咲みさきか、おはよう。」

「驚いた?驚いた時の顔面白かったよ!」

  彼女は、俺の幼なじみの桜木美咲。小さい頃からいつも一緒で、何かと世話がかかるやつだ。まぁその話は長くなるので割愛する。しかし美咲は成績優秀、運動神経抜群に加え、容姿端麗である。クラスの男子からはとても好意を寄せられている。ファンクラブまであるぐらいだ。

「おいよせよ……。けど、今日美咲にしては早いな。」

「えっ?!えっと……蒼空そらと一緒に行きたくて……ダメ?」

「いいよ。じゃ一緒に行こうか。」

  俺達は一緒に学校にむかった。 

しばらく歩いた後、美咲が急に止まって、

「ねぇ蒼空、昨日の返事聞ける?」

「あ、あぁ」

  そう俺は昨日、放課後に教室に来て。と美咲に昼休みの時にいわれたのだ。そして2人しかいない教室で告白された。普通はこんなの受けると思うが、俺は今の生活のこと、これからのこと、そして美咲のことを考え、答えを出すのに悩んでいた。そしてようやく出た自分の言葉が

「ごめん、今すぐには返事を出来ない。少し時間が欲しい。」

「明日聞ける?」

「わかったよ。」

「それじゃ、また明日ね。」

「うん、また明日。」

  それから昨日は、美咲といた日々を思い出していた。その日々はどれも色鮮やかなもので、忘れられないものだった。そんな美咲と恋人同士になった時、振った時のことを考えて、やはり自分には美咲がいなきゃ駄目なんだなと改めて思った。だから……

「美咲。」

「ん?」

「こんな俺で良ければ、付き合ってくれないかな?」

  タイミングは違ったかも知れないけど、これからの日々を美咲と一緒に過ごしていけたら。そんな、心からの言葉だった。

「うん!これからもよろしくね。」

  今まで見たことの無い最高の笑顔だった。



  そしてそれは、自分に取って最後の笑顔だった。


  トラックが美咲が立っているところに突っ込もうとしている!俺は慌てて美咲に駆け寄り、自分と美咲のいる場所を入れ替えた。そして、その瞬間


  ドガァァァーン

「蒼空!」

  美咲の顔がすぐそこにある。

「蒼空!蒼空!死なないで!ねぇ、蒼空!」

  美咲が叫んで何か言っているが。意識が朦朧としてて分からない。そして朦朧とした中で

「大好きだよ……美咲… じゃぁ…ね。見守…ってる……か………ら…」


  そして俺の意識は落ちた。





初めましてみなさん!雪です!
因みにまだ学生なので、更新は不定期です。
すみません。_(。。)_
この作品は、私が初めて書くものなので、どうか暖かい目で見てください。
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これからよろしくお願いします!!

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コメント

  • ノベルバユーザー602604

    面白そうです。続き読ませてもらいます。

    0
  • ノベルバユーザー602508

    面白そうですね。

    0
  • ノベルバユーザー598104

    まさかの展開このはっそうはなかった。

    0
  • ノベルバユーザー360718

    トラウマになるレベルやろ

    1
  • ノベルバユーザー334287

    よくリア充爆発しろ(笑)とか思ってるけどこれは悲しすぎる…つらみ

    2
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