SNS仲間で異世界転移
第7章 3話 仙羅洞に向かって
翌朝。時刻は午前6時55分。イオネット団長が地図に示した場所は、カリバンの町とは逆方向に、町の外へ歩いて30分ほどの場所だった。特に何があるわけでもない場所だが、人が全然来ないこの場所を集合場所に選んだのだ
ドルゼ「来ませんね、5人とも」
イオネット団長「やはり、荷が重すぎたか」
団長とドルゼの2人が集合場所に待っていた。そして時刻は6時58分。他に用事がある団長はもう来ないだろうと踏んで腰を上げた
イオネット団長「ドルゼ、そろそろ行こうか」
ドルゼ「はい」
馬に乗ろうとしたその時、後ろから別の馬の足音が複数聞こえてきた
龍剣「よかった、間に合った」
美泉「すいません団長、遅れてしまいました」
汏稀「団長、お待たせしました」
香奈「全く…壮助が寝坊なんてするから…」
壮助「うるさい!今朝は香奈も寝てたろ!」
ドルゼ「お前ら…」
イオネット団長「いや、6時59分ギリギリセーフだ。遅れてはいない。それより、覚悟はできたようだな」
5人「はい!!」
イオネット団長「(フッ、いい目をしている…)ついて来い、聖妖の森まで馬で駆けるぞ」
美泉「え?仙羅洞じゃないんですか?」
ドルゼ「聖妖の森の中に仙羅洞がある。詳細は着いてから説明するからとにかく絶対にはぐれるなよ」
イオネット団長を先頭に馬を走らせた。こっち方面の道は5人は全くわからないので、ただひたすら団長とドルゼを目で追う
馬を走らせること1時間、目的地にはまだ着かないが、それらしい雰囲気は出てきた。つまり、周りに木々が増え森に近づいたということだ
さらに進むこと30分。広大な森の前に辿り着いた
イオネット団長「一旦止まれ」
全員手綱を引いて馬を止めた
龍剣「ここが聖妖の森か…」
イオネット団長「違う、ここは聖妖の森ではなく"迷いの森"だ」
美泉「迷いの森?」
イオネット団長「この迷いの森の中に聖妖の森が佇んでいる」
壮助「(なんかややこしいな…)」
ドルゼ「聖妖の森ってのは、言わば秘境なんだ。どんなに探しても辿り着ける可能性は限りなくゼロに近い。森で迷って気が付くと入り口に戻っていたというケースがほとんどだ」
汏稀「そんなのどうやって見つけろって言うんですか!?」
香奈「おバカ、だから団長とドルゼさんがいるんでしょうが」
イオネット団長「そうだ。だから絶対に"何が見えても"俺達の後をついて来るんだ。いいな?」
5人「了解」
いよいよ5人は迷いの森へと足を踏み入れる
ドルゼ「来ませんね、5人とも」
イオネット団長「やはり、荷が重すぎたか」
団長とドルゼの2人が集合場所に待っていた。そして時刻は6時58分。他に用事がある団長はもう来ないだろうと踏んで腰を上げた
イオネット団長「ドルゼ、そろそろ行こうか」
ドルゼ「はい」
馬に乗ろうとしたその時、後ろから別の馬の足音が複数聞こえてきた
龍剣「よかった、間に合った」
美泉「すいません団長、遅れてしまいました」
汏稀「団長、お待たせしました」
香奈「全く…壮助が寝坊なんてするから…」
壮助「うるさい!今朝は香奈も寝てたろ!」
ドルゼ「お前ら…」
イオネット団長「いや、6時59分ギリギリセーフだ。遅れてはいない。それより、覚悟はできたようだな」
5人「はい!!」
イオネット団長「(フッ、いい目をしている…)ついて来い、聖妖の森まで馬で駆けるぞ」
美泉「え?仙羅洞じゃないんですか?」
ドルゼ「聖妖の森の中に仙羅洞がある。詳細は着いてから説明するからとにかく絶対にはぐれるなよ」
イオネット団長を先頭に馬を走らせた。こっち方面の道は5人は全くわからないので、ただひたすら団長とドルゼを目で追う
馬を走らせること1時間、目的地にはまだ着かないが、それらしい雰囲気は出てきた。つまり、周りに木々が増え森に近づいたということだ
さらに進むこと30分。広大な森の前に辿り着いた
イオネット団長「一旦止まれ」
全員手綱を引いて馬を止めた
龍剣「ここが聖妖の森か…」
イオネット団長「違う、ここは聖妖の森ではなく"迷いの森"だ」
美泉「迷いの森?」
イオネット団長「この迷いの森の中に聖妖の森が佇んでいる」
壮助「(なんかややこしいな…)」
ドルゼ「聖妖の森ってのは、言わば秘境なんだ。どんなに探しても辿り着ける可能性は限りなくゼロに近い。森で迷って気が付くと入り口に戻っていたというケースがほとんどだ」
汏稀「そんなのどうやって見つけろって言うんですか!?」
香奈「おバカ、だから団長とドルゼさんがいるんでしょうが」
イオネット団長「そうだ。だから絶対に"何が見えても"俺達の後をついて来るんだ。いいな?」
5人「了解」
いよいよ5人は迷いの森へと足を踏み入れる
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