SNS仲間で異世界転移

浪村

第4章 3話 スパイの存在

時刻は午後6時半。9人は黒いマントで姿を見えにくくし、灯台の近くの岩陰に隠れていた

ランジ「静かだな。人もまったく居ねぇ」

エルド「もしやつらが現れた場合は追跡するからね。まずはアジトの場所を知るのが優先だから」

身をひそめること30分

ソフィア「しっ、誰か来たみたい」

灯台の下に2人の山賊がやって来た

汏稀「誰かを待ってるみたいですね」

ザント「おそらく仲間だと思うんだが…」

美泉「あっ、もう1人来た」

全員「!!!」

全員がその光景を見て目を疑った。なんと山賊のもとに来たのは山賊仲間ではなく、騎士団の制服を来た兵士だった

山賊「…………ったか?」

兵士「は………とか……で…」

ランジ「くそっ、ここからじゃ聞き取れない」

壮助「何で山賊と兵士が…」

エルド「やられたね…うちの兵士にスパイが紛れ込んでいたとは」

ザント「やつらの目的は騎士団にあるみたいだな」

兵士は話をした後、山賊に紙を渡してその場を去った

ソフィア「班長」

エルド「ザントとソフィアと香奈と壮助は山賊を追ってくれ。残りは僕と一緒に兵士を捕らえる。いいね?」

エルドの指示にみんなはうなずき、それぞれ山賊と兵士を追った

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