経験値チーターによる異世界無双(時々神様のお使いします)

白銀紺

アリスの事情

寒くなったり温かくなったり最近の気候は安定しませんね。






「トウヤ殿は魔法も使え、その上剣の扱いがかの剣聖並みだ。私は冒険者と言えどまだまだEランクで、ゴブリン6体でも苦戦する位だ。そこで、不躾ではあるがトウヤ殿に剣の扱い方を指南してもらいたい!!」

「俺もそんなに人に教えられる立場ではないと思うが。」

「いや、何を言うトウヤ殿より強いものなどこの世界には滅多にいないぞ?それこそ世界最強の10人ナンバーズ位だ。」

「あー、ギルド長を倒せたのは偶然だぞ?あいつまだまだ何か隠し持っているみたいだったし、油断していたしな。」

「今はその偶然にもすがりたいのだ!!」


おかしい。強くなるのに執着するのは分かるが、明らかにアリスの顔からは焦りのようなものが見える。

「アリス、どうしてそこまで強くなりたいんだ?お前には何か早く強くならなくてはならない理由があるように思えるんだが」

「、、、実のところ、私はある貴族の家の娘でな。代々の教えで自分より強いものと結婚しなければならない。しかもその相手は自分で選べず親が決める。そして、その親が決めた相手と剣を交え負けるとそのままその相手と結婚しなければならない。」

「それで、勝てばどうなるんだ?」

「勝てばその相手と結婚しなくていい。それに結婚相手を自分で選ぶことができる。まぁ。それでも自分より強くないといけないのだがな。だから」

「だから、俺に剣を教えてもらって強くなろうとしたわけか」

コクっとアリスが頭を縦にする。
この世界は地球とは違う。だが、どこの世界でもこういう御家の事情は変わらないようだ。

「まぁ、一言で言うと面倒だ。」

「やはりそうか、すまない今の話は聞かなかったことに、、」

「だが、条件次第で弟子にしてやってもいい。」

「本当か!?」

「あぁ。ただし、今から言うルールを絶対何がなんでも守ることわ約束できるならな。」

「勿論だ約束しよう。」

「よし、じゃあまず手を出してもう一度約束する内容を口に出してくれ」

アリスはなにも言わず左手を出して

「約束する。私アリス・コードウェッジは必ずしもトウヤ殿との約束を守ると。」

「よし、じゃあ、パッパと済ませるぞ。「コントラクト」」

魔法名コントラクト
この魔法の効果は簡単で他者が同意の上でなら契約を確実に守らせることができる。

「よし、契約完了今から言うことは他言するなよ。まず、第一に俺はこの世界の住人ではない。」

「!!」

アリスが思わず聞き返そうとしているが、コントラクトの効果により口が開いていない。

「よし、俺との会話の内容はさっきの魔法により聞き返すことができない。俺が言うから黙って聞いておいてくれ。」

アリスはキョトンとしながらもコクりと頷く。

「オーケー、じゃあ次の話だ。俺には特別な力があり人よりも強くなるのが早いのと、俺は魔法を創ることができる。」

アリスを見るが反応がない。納得は置いといて聞いてはいるようだ。

「そして、俺には目的があり世界各地を旅しようとしている。以上が今話せる俺の全てだ。そして、アリスに質問する。今のを聞いいても俺の弟子になりたいと思うか?」

「愚問だな。トウヤ殿が何者であろうとも私は貴方に弟子入りしただろう。それほどまでに私には時間がない。」

「分かった。俺はアリスに剣術と力を貸そう。その代わりアリスには俺に常識を教えてほしい。さっき分かったと思うが俺にはこの世界の常識がない。」

「分かった私にできる限り精一杯やらせてもらう。」

「よし、じゃあこれからパーティーとしてよろしく頼む」

パーティとは冒険者の間でとられている仲間と複数人でチームを組む仕組みだ。



「あぁ。よろしく頼む。」

「所で、強くなるのはいつまでになんだ?」

「あぁ。あと、一週間だ」

「想像してたよりも大分早いな。分かったこうなったら荒療治で行くからな。」

「あぁ。よろしく頼む」

こうして俺にパーティーメンバーであると共に弟子ができたのだった。





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