組長は、人生?をやり直し、魔王になるお話(短編)

久留米天狗

(1ー2) 最後に言い残した事は?

第一章 死からの始まり

(2) 最後に言い残した事は?



俺は、組長になった

「就任、おめでとうございす」

今日、やっと組長に成れた

バン

熱い… あれっ?
血? バンって 撃たれた?

あれ? 俺死ぬのか?

回りがうるさい、眠れねぇ
いや、眠たい…死ぬな俺









ここは?
俺は撃たれたんじゃなかったか?

病室ではなさそうだ

刑務所でもなさそうだ

静かだ…おやすみ



「起きんか!」

「あん? 誰に言ってんだ、コラ!」
俺は組長だぞ


爺さんが立っていた
白い長い髭、白いローブ?に木の長い杖

誰だ、このじじい


「誰だ、じじい」

「ホッホッホ、威勢がいいのぉ」

「舐めてんのか、じじい」

俺の中に何となくこの爺さんの正体は解っている、撃たれたんだし

「お前さんは死んだ、解るな」

やっぱり死んだのか

「そうかい、あんたは神様ってヤツかい、俺を天国にでも案内してくれるのかな?」

「ホッホッホ、笑わせるのぉ」

「何がおかしい?」

「自分の行いを考えてから、物は言うもんじゃ」

「組長は天国に行けないとでも言うのか? あん?」

「そうは言わんよ」

「なら、天国を希望する」

「いいや、お前さんは天国には行けんよ」

「はっ、やっぱり極道は地獄か…そうかい、そうかい、俺は、地獄かい」

「いいや、お前さんは地獄にも行けん」

「はぁ?」


何かあったな、天国にも地獄にも行けない魂…無にされるヤツ

輪廻の輪から外されるヤツ


俺、そんなに悪い事したかな?

人を殺したことは…有るな
恐喝…秘密を話さない口止め料、正当な報酬だ
強姦…撮影仕事だったが有る
監禁…有るな
窃盗…置いてあったのを貰ったな
強盗…若い頃、見張りをしたが、見張りだけだ
放火…寝タバコあれは事故だろ

飲酒運転…誰でもしてるだろ
交通違反…免許無いから関係ない

してるなぁ~…悪いわ俺

そりゃ、撃たれるわな


「言い残すことは?」

「人生、やり直したかったな」


「ええよ」

「はぁ?」

「人生、やり直せ」





じじいに、そう言われたんだった





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