異世界に飛ばされた俺。

ともとまと

《序章》魔法習得!そして異世界へー後ー

???「マサキさん?……目を覚まし…て…」

マサキ「ん? へ?  ここは……」

???「夢の中です」

マサキ「ああ、そうか……ってなるかよー!」

???「すいませんすいませんすいません!」

マサキ「で、お前誰?」


、、、


???「あ、そうでした。私は夢の神【ドリーム】です。」

マサキ「へぇー、で俺になんの用?」

ドリーム「えーとですね……先程あなた様が魔法の本を読んでらしたではないですか」

マサキ「ああ、確かに読んだな」

ドリーム「実はそれ、異世界の本なんです。ですので返していただきたいのですが……」


異世界の本だと?ホントに魔法が覚えられそう!


マサキ「え、やだ」

ドリーム「そう言われましても……」

マサキ「だってせっかく魔法が覚えられるかもしれないんだよ?そんなの手放すはずなーいじゃーん。しかも俺の買った漫画なくなったし」

ドリーム「ま、漫画、ですか?」


(何故だろうドリームが漫画と聞いた直後焦りだしたぞ)


マサキ「どうした?」

ドリーム「い、いえ……なんでもございません……」

マサキ「なんでもないわけないだろ!お前さっきからガタガタしてるぞ!!」

ドリーム「す、すいません!面白そうな漫画だったもので……」

マサキ「面白そうな漫画、、って俺のじゃねぇかー!  返せ!」

ドリーム「すいませんすいませんすいません!、返します、、と言いたいところですがその魔法の本を返してもらってから……」


は?こいつ何言ってんだと思わんばかりに冷たい目でドリームを見た。


マサキ「それ、おかしくないか?  俺は漫画盗まれただけだぞ。そもそも悪いのはお前だろ?」

ドリーム「すいません、ではこういうのはどうでしょう。【お詫びにあなたの好きな魔法をひとつ教えて差し上げましょう】」

マサキ「本当か!?  じゃあ……」

ドリーム「あ、強すぎるの覚えてもまだあなたにはMPが足りなくて使えないと思うので一系統の魔法3段階分までで宜しいでしょうか?」

マサキ「結局3つ覚えられるんだもんな!1つよりはいいねー!  よし!  そうしよう!」

ドリーム「かしこまりました!  ではどの系統に致しますか?」


(うーん……ここは無難に火にするかー、いやまてよ?  水もいいな、大地もいいな、、いーや!  やっぱり火でいこう!!)


マサキ「火属性の魔法でよろしく」

ドリーム「それでは火属性系統の魔法3段階【フレイム】、【フレイドラ】、【フレイマドルン】を習得させます。」


(俺のまわりに眩い光が集まってくる!なんだこれは!)


ドリーム「マサキさん、習得が完了しました。」

マサキ「おう!ありがとう!」

ドリーム「悪用厳禁ですよ?」

マサキ「分かってる分かってるってドリーム、心配すんな」

ドリーム「わかりました、それではあなたとはお別れです、また会える時があれば会いましょう。」










夢は覚めた。


俺が起きた時、机の上には漫画がおいてあった……と思っていたが魔法の本が上に……

ドリーム、やりやがったな、、、
しばらく預かっておくよ






久しぶりに早起きしたもんで親も起きてはいなかった。
ここでマサキはひらめいた。
(魔法使って料理できるかな)と
やってみよーっていうノリでいざやってみた。
 
習得した魔法は3つ、ここはいちばん弱いフレイムの方がいいか。
試しに卵を焼いてみた。
すると、初めてだったこともあり火加減が調節出来ず、一瞬で黒焦げに…
(こんなに破壊力あるのかよ魔法……!  1番下だぞこれでも!)


次こそはと思い肉を焼いてみた。
すると、2回目だとすぐ慣れて普通に調節出来てしっかり焼けた。しっかりミディアムだ。
(魔法は嘘じゃないみたいだぞー!!)


焼いた肉を食べて、くつろいでいた。
やっぱり自分で焼いた肉はとても美味しい。
この世の中で一番美味かった。




そろそろ学校に行く時間になった。
制服に着替えて出発した。
(そのうち【瞬間移動】とか出来るといいなあー)

登校途中で魔法を慣らすために葉っぱを10枚ぐらい取り燃やしていた。自分はそんなに熱くないみたいだ。(魔法放ってる人は暑く感じないのか?)
そう思いつつ登校していた。




すると、どこからか大量の葉っぱが落っこちてきた。
「うわーなんだよこれー!」


???「お前が葉っぱを取って燃やしていたんだな!?  火がでかいんだよ!!」

マサキ「え、なんだよー」

???「なんだよじゃなーい、俺は緑の神、リーフだ」

リーフ「お前みたいな危ないやつはどっかへ飛んで言ってしまえー!!!」

マサキ「え、え?え?えええええええ、いくらなんでも急す……」

リーフ「くらえ!【グラストルネード】!!」


マサキは何も言えないまま飛ばされて行った。

グラストルネードの勢いがすごすぎて意識を失った。流石は神だ。ただかすかに声が聞こえた。

「異世界まで飛んでいってしまえーー!」

それは確かにリーフの声だった。










???「大丈夫?君」



コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品