異世界に飛ばされた俺。

ともとまと

《序章》学校帰り-前-

ここは普通の街。
特にど田舎ということは無いが栄えてることも無い。
ただ平凡へいぼんな街。


俺は「有馬優樹ありまマサキ」。この街に住んでいる高校生だ。
自分で言っちゃあなんだが俺にはあまり取り柄がな
い。
俺も少しは自慢してみたいものだ。
まあ自慢しなければいけない訳では無いのだがな。
そう思いつつ俺はいつも通り学校に通っていた。






ある時の夕方


(あー学校終わったー。今日はもう疲れたし早く帰って昨日買った漫画読もーっと。)
そう思いながら俺は帰路についていた。



「ただいまー」

家に帰った。
そして俺は真っ先に自分の部屋へ行き、漫画のある場所に行った。


「よーし、やっと俺のブレイクタイムがやってきたぜー!!   よしっ!  漫画読むぞ!   ……ん!?」


と思ったら漫画が、


「あれ?  ここに漫画置いた気がしたんだけどなー、どこに置いたっけ?  ん?  なんか見覚えのない本があるぞ。しかも分厚い……  なんだこれは」


俺は気になり手に取った。表紙には、
【魔法を誰でもすぐ覚えられる方法!!】というタイトルが書いてあった。


「見るからに怪しい……。しかも魔法ってゲームの中じゃん!  実現するわけないだろ……」


そう思ったが、


「でも漫画ないんだし、暇つぶしで見てみるか!   まあちょっと興味があるんだけどね」


そして俺は怪しい魔法の本を開いた


「ん?  なになに?  目次か、度の系統の魔法が欲しいかってことねえー……  そうだな、一通り見てみるか」








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炎系ほのおけい魔法》
火を自由自在にあやつることの出来る魔法
攻撃以外にも色々使える


水系みずけい魔法》
水を自由自在に操ることの出来る魔法
炎系モンスターに強い


大地系だいちけい魔法》
大地を変動させて敵にダメージを与えることが出来る魔法


風系かぜけい魔法》
風を操り敵にダメージを与えることが出来る魔法
相手の素早さを下げることも出来る


爆発系ばくはつけい魔法》
空気を一瞬にして爆破させて敵にダメージを与えることが出来る魔法
一つ一つの魔法が強力



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「これが初心者魔法か」


この他にももっとたくさんの魔法があった。
初心者魔法もこれで全部では無いようだ。


「へぇー、なんか凄そうだな   とりあえず1番上の《炎系魔法》を見てみるか」


俺は《炎系魔法》のページを開いた。
その中にはびっしりと文が書き綴られていた


「どひゃー!  こりゃすげえな」
「とりあえずじっくりと見てみよう」
「えーと?   魔法には4段階ありますと……  ほーう、で特殊な場合5段階あるのか!!」


俺は猛烈にテンションが上がっている。
ちょーーわくわくしている!。


「炎系魔法で簡単かつ小さい魔法【フレイム】か」


これなら覚えられるかも……
やべぇー見てたら超眠くなってきた……。
これ疲れるな、寝るか……。


「また明日見よう」


結局漫画は見つからなかったがいいものが見れた。
まああれが本当なんだかわからないがな。
そう思いながら部屋の電気を消した。



???「…マサキさん……目を覚まし…て」





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