魔法の世界で転生神は魔力をくれませんでした。

美愛(みあ)

第6話


今日はセリアと一緒に海に行く日だ。高速馬車に乗って移動する。普段暮らしているところから約80km離れたところに海がある。高速馬車は時速約40kmなので、2時間程で着く予定だ。高速馬車はそこそこ値が張るので使うのは商人や貴族だけだ。庶民は歩いて移動したり、前世でいう発展途上国にある乗合バスのような感じの乗合馬車というものに乗って移動する。なんで"発展途上国"なのかというと、人数が揃わない限り発車しないからだ。なので、発車するまでに何時間も待たされるということだってあるそうだ。
高速馬車の中ではしりとりやゆびスマをしながら時間を潰していた。もちろん、しりとりやゆびスマはこの世界にはなかったので俺が1からセリアに教えたのだ。今では2人で居る時の定番の遊びになっている。
ようやく海に着いた。海には思ったよりたくさんの観光客がいた。決して貴族だけじゃなくて、庶民もたくさんいる。砂浜で寝転がっている人や泳いでる人などまるで前世の海と変わらないような光景だった。
セリアは初めて海を見たらしく、とても興奮していたし、俺もこの世界で海を見ることができるとは思ってなかったのでとても嬉しかった。
当然、海にもモンスターはいるんだが、浅瀬には来ないように対生物結界が張ってあるので陸からの襲撃を除けば安全だ。だからこそ前世の海と変わらない光景が広がってるのだろう。
モンスターに襲われるかもしれなければこんなに呑気に楽しむことは出来ない。
砂浜に降りるやいなや、セリアは走って海に飛び込んだ。急いで俺も追いかけていった。置いてかれては困る。しかし、人混みのなかに紛れてセリアを見失ってしまった。多分海に入っただろうから海にそのまま向かうことにする。





遅くなってすいません。

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