殺しをリザーブするルールのお遊び
ファンタジー

連載中:2話

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殺しをリザーブするルールのお遊び

  • あらすじ

     広島県在住の24歳……橘 義基。
     彼は誠連会の最高意思決定機関を務める橘組の組長である。
     若いながらも非道なやり方から若鬼と評される。
     
     人を欺き、殺し、大金を手に入れる。
     そんな日々を過ごす彼だが、どうしても満足しない。
     
     怯え後ずさる街の人々。
     頭と呼び頭をペコペコと下げる下僕。
     最高意思決定機関という会の最高幹部的存在に酔い、その地位を求め、守るためにコソコソと手を打ってくる野蛮な組頭達。
     それらは彼―――橘義基という男を苛立たせる。
     
     彼が満足しない理由―――
     
     
     それは。
     
     
     [橘義基を真正面から逆らう存在]
     
     
     その存在を彼は欲していた。
     
     
     だが橘組組長であり誠連会の最高意思決定機関に属する彼に逆らうものなど居なかった。
     逆らえば死ぬ。
     
     誠連会の理事会連中ですらそう思うほど彼はやり過ぎていた。
     
     
     そしてその理事会連中はとうとう彼を怒らせる。
     
     怒り狂っている彼の元に1人の女が現れる。
     
     
     ―――アマネ。
     
     女は自分の名前をそう言った。
     
     
     そしてこの謎の女、アマネは残虐非道な彼に望んでいるものを自分ならばあげれると言い出す。
     
     
     なにかあると直感的に感じた彼であったが
     アマネのその言葉に乗る。
     
     
     ―――橘義基とアマネ――――
     
     この2人の出会いは偶然なのか。
     それとも必然なのか。
     
     
     2人の出会いによりこの物語は始まる。
     
     
     (お楽しみは、これより始まる)

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