遊戯学校の転校生

鈴森 涼

7 もちろん不良だっている

午後12時40分
お気に入りの服を着て、俺は待ち合わせの場所へ向かう。
斗真はもう少し準備がかかるらしいので、一人で行くと、そこには由香がいた。

「ゆ、祐太じゃん!早いね!」
「楽しみで早く来ちゃった。由香は?」
敬語に気をつけてゆっくり言った。
由香は相変わらずニコニコしている。
「私も同じかなぁー」
「志乃さ…志乃は?」
「もう少しかかるって。斗真も?」
「うん。」




沈黙。
気まずい。でも、話すことがない。
「ちょっとトイレ行ってくるね!」
由香が突然走り出した。
「あっ、いってらっしゃい。」
気まずいのはやだなぁ。
うーん、なに話そう。

話題が尽きないようにメモ帳に小さくかいた。
「由香さん、遅いな。」




ヤバいヤバいヤバいヤバい!
「会話が途切れちゃうよー」
由香はトイレの鏡で髪を直しながら、話題を考えていた。


「よし!」
話題は結構見つけた。よし!うん、よし!
祐太ともっと仲良くなれるかなーと思って歩いていると、

「ヘイヘイお姉ちゃん!今日暇?」
不良に絡まれたー!
「今日は用事がありまして」
「俺一人でさー、付き合って?」
「ごめんなさい!今日は用事が…」
「でさー、俺は武司!」
話…聞いて?この人どうしよう!


「じゃあ、ゲームしね?」
あたふたしていると、不良から提案が。
「俺が勝ったら、付き合ってよ?」
「勝負内容は?」
「ジャンケンでいいよ!」
ふっふっふ!
実は私、ジャンケンは得意である!
どうせ断れないし、
「やりましょう!」
「ルールは簡単!何を出してもいい!」
「何でも?」
「そう!何でも!」
うーん。ここはパーを出そう!
今までの経験上、相手はグーを出す!

「ジャンケンポン!」 
私はパーを出し、ムテキを出した。
「そんなのありぃ?」
「何でもいいって言いましたよぉ!」
くっ、そんな…。
勝者 武司
「じゃあ、来てもらうよ!」
「えっ、うそ!」
「約束だろぉ?」

「ちょっと待った。」
その声は…!
「あ?だれだ、てめぇ!」
「由香も大変だな。」
「祐太ぁ!」
祐太はいつも助けてくれるなぁ。

「知り合いかよ?」
「お前より前に約束してたんだが?」
「俺はこいつと勝負して勝ったんだよ!」
祐太はため息をついた。なんかごめん!
それにしても、前も思ったけど祐太は勝負の時少し何かが変わる。皆そうなのかな?


祐太は言った。
「じゃあ不良さん、俺とも勝負しない?」

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