遊戯学校の転校生

鈴森 涼

6 休日はなんかいい夢見る

「由香さん、由香さん」
どこからか、声が聞こえる。
祐太?どこだ?キョロキョロする。
横を向いた瞬間近くで声がした。
「由香。」



「いきなり呼び捨ては反則だよ!!」
あまりにも近くで名前を呼ばれたので
飛び上がってしまった。
「ん、夢か…。」
それでここはどこだ?
「ゆ、由香、やっと起きま…起きたね。」
横を見るとやっぱり祐太がいた。
「ふぇっ!ゆ、祐太!ど、どどどうしたの?」
「由香、朝ご飯だよ。」
「ゆ、由香って言ってる!」
敬語ではないことに驚いているとそれに気付いたのか祐太の顔が赤くなった。
「いや、志乃さ、志乃が敬語使うなというもんで、だから」
「あ、ああ!そーなんだぁー!」
会話がぎこちない。
「朝飯できたよー!って由香!」
「あ、おはよう」
「全く、遅いんだから。」

しばらくして、斗真が起きた。
「ふぁーあ。ここどこ?」
「俺の家です」
「あれ?寝ちまったのか?」
「皆同じ事言ってるなぁ」


あっという間に朝食が終わり、時計を見ると
11時になっていた。
「もうこんな時間かー」
「由香は起きるの遅いんだよ」
「斗真が言う言葉じゃないでしょ!」
「俺は二度寝だよーだ!」
「でも寝てんじゃん!」
「由香も、斗真も喧嘩してないで、着替えてきてください。今日は、敷地内を案内してくれるんですよね!」
祐太、なんか嬉しそう。
「そうだね!早くしないと!」
「午後1時からでいいか?」
「はい!いいですよ!」
「志乃ぉ!早くぅ!」
志乃は台所にいる。
「あっ、志乃!俺がやっておくから」
「大丈夫だよ!」
「いやいや、任せて下さい!」
「じゃ、お願いしちゃおうかな。」
あっ、志乃来た。
「じゃあ1時にねー!」

素早く一階まで降りて、女子寮の方へ走る。
「由香早いよぉ!」
「早くしないと1時なっちゃうよ!」
「あんたが寝てたからでしょ!」
「むっ、確かに。」
走るのをやめると、後ろから志乃が追い付いた。
「はぁ、全く」
「急ぐよー!」
「やれやれ」
志乃はため息をついた。

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