遊戯学校の転校生

鈴森 涼

4 寮の中で

「ここが男子の寮な。」
そこはもはや寮ではなく、高級ホテルのような感じだった。
「でっかぁ!」
「そうなんだよ、じゃあまずは受付に部屋をとりにいくか。」

「お帰りなさいませ。」
「祐太に部屋をやってくれ。」
「斗真様の近くですか?」
「まあ、そうですね。」
なんか機械を動かしている。
「隣の部屋が空いています。」
「じゃあそこで。」


「はい!完了しました。鍵等は部屋にありますので…」
「ありがとうございます。」
エレベーターに乗る。

チン!ゴカイデス!
「この一番奥にお前の部屋があるぞ。」
一番奥の部屋に入ると、そこは部屋ではなく家だった。
「ほえぇぇー。」
「でかいだろ?」
「これを一人でですか?」
斗真はふっふっふっと言った。
「ここで嬉しいのが連絡さえとってれば女子の寮にもいけるんだよ!」
「ほうほう。」
「その部屋の人に許可さえとれば泊まることもできるんだ!」
「ほほーう。」 
「そしてその逆もできる。」
「へぇー。」
「とりあえずまた来るから休んでろよ!」
そう言って斗真は隣の部屋へ行った。
「…また来るんですね。」


「…さてと」
とりあえず荷物をしまい、制服を脱ぐ。
それにしても広い。俺の家なんだったんだ。
「えーと、服しまって、洗濯洗濯えーと…」
洗濯機が新しすぎてわからなかったので、
適当にボタン押してみた。
変な音がするけど、まぁ、うん。
「よし、大体片付いた!」
この変な学園も一応楽しみなのだ。 
「服はどこに置いたかな?」
服を探していると、
コンコン!
「ん、斗真かな?」
玄関に行こうとすると、途中の廊下に服が置いてあった。
「持っていくの忘れてたよ。」
ガチャ
「どうもー!由香が来たぞー!」
「ごめん、まだ服着て…」
「ぎゃぁーーー!」
服を着ている途中に、部屋に由香が入って来た。鍵開けっ放しだったかなぁ。
「由香ぁーどうしたのぉー?」
「あ、すいません。僕が服着てなくて…」
「ぎゃぁーーー!」
志乃も由香と同じ感じだった。
「ああ、どうしよう。」
とりあえずドアを閉めようとドアへ進む。
「こっち来るなぁ!」
由香がスリッパを投げる。
「痛い、痛い!ちょっと待って!」
「服着てぇー!」
「わかった、来ますから、痛い!」


 悲劇からしばらく時間が経ち、皆が俺の部屋に集まり座って話をしていた。
「ごめんね祐太!」
「大丈夫ですって。」
さっきから何度も謝られる。
俺の部屋にいる四人は、部屋で料理を食べるため待っていた。
「ごめんね!」
「わかりましたって。」
斗真は笑っている。
「いやー面白かった。祐太が…祐太が…フフッ。」
「笑い事じゃないですよ。」
あの後服を着たのにスリッパを投げられ続けた俺の気持ちにもなってほしい。
転校初日からさらに病院に転校するとこだったよ。
「料理が届いたよー!」
志乃が叫ぶ。
「やっときたか!」
「早く食べよー!」
由香と斗真が交互に言う。



この会が朝まで終わらないことを悟った。
楽しいからいいか。




この30分後、洗濯機が爆発した。

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