泥まみれの世界~縛り合って回ってく~

如月もみか

大人の立場

いつまで人間は縛られるのだろう。約束を約束できないんだろう。自分に負け続けるんだろう…



もみか:ただいま〜
もみか母(以下母):…おかえり。ちょっと座って。
母のいつもとは明らかに違う顔と声と雰囲気。これから何を告げられるのだろう
もみか母:実はね、お隣さんの近藤さんのお父様が亡くなられたの。
もみか:… 
私は次に母が言うことがなんとなく分かった。カラオケに行くなだろう。私は明日,部活の友達とカラオケに行く予定だった。普通に考えて身近な人が亡くなった次の日にカラオケなんて行かない。分かっている。でもクラブがオフの日は今日しかない!!!!!
母:カラオケ…やめてくれな
もみか:なんでよ!!!!!!!
母の言葉を遮り、私は叫んだ。
母:…もみかはもうちょっと心の優しい人だと思ってたんだけどな。
とだけ言って母は席を立った。
私だってそんなこと分かっている。でも1ヶ月前から計画して初めて子供だけでカラオケに行くのだ。それが私だけ行けないなんて…
自分の考えが子供なのは十分分かってる。でも、その心の中にオトナずるい。そんな考えがあった気がする。









皆さん初めまして!!!!!如月もみかと申します!初投稿です。子供の大人への反抗・大人の怖さ??などリアルな人間関係を書いていけたらなと思っております。少し重めの話になるかもしれませんが最後まで読んで頂ければ嬉しいです そらでは!!!!!もみか  






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