転生! 悪役令息達の異世界奮闘記

御隠居村長

転生者達の話し合い_2【7月】

ポルド:えっと、なんで、グラフィック伯爵家とパールネン公爵家を婚約させたかというと、、、もともと南部と北部って少し仲が悪かったんだ。

フルート:それで、北部でかなりの影響力を持つパールネン公爵家と南部でそこそこの影響力を持つグラフィック伯爵家を結び付けたの?

アクア:なるほど!でも、どうやって?ていうか、俺達の父親達はそれを了承したの?

ポルド:まず、なんで君達の父親が婚約を了承したのかっていう質問に答えるね。

北部と南部が、今は仲悪いわけではないんだよ。

アクア:ん?!なら、もっと早く婚約させとけばよかったじゃん!

ポルド:何の理由もないのに、北部の貴族と南部の貴族を結び付けるのって難しいんだよ。

トール:それって、貴族のプライドてきなもの?

ポルド:そうそう。貴族のプライド。

アクア:やっぱり、貴族って面倒臭いし、よくわからないね。

ポルド:ほんと、面倒臭いよ、貴族って。

フルート:さっき、ポルドが何の理由もなく北部と南部を結び付けるのは難しいといっていたじゃん。今回、婚約に持ち込めたということは、北部と南部を結び付ける理由が何かできたの?

ポルド:よくぞ、聞いてくれました。俺達パーティーで、四人で仲良く談笑していたじゃん。

アクア:うん。そうだね。

ポルド:それで、北部と南部の仲を俺が直したかのように周りから、みられたんだよ。それで、子供が仲良くしてるんだから大人も仲良くしようという話になったんだよ。

アクア:なんだ、それ?!子供を理由にして婚約をしたのか(驚き)

フルート:理由がしょぼすぎるね!

トール:本当に貴族ってよくわからない生き物だね。

アクア:全くだ。子供が仲良くしてるからっていう理由で婚約するくらいなら、もっと前から北部と南部の関係を改善できただろ!

ポルド:まあ、きっかけの一つだね!その話は、おいといて、俺にとって朗報があるんだよ!

アクア:朗報?!

トール:俺にとって?

ポルド:うん。南部と北部の関係を改善させたということで父上こくおうから褒美をもらえるようになったんだよ!何がいいと思う?

アクア:金でももらっておけば。

トール:十億くらい請求しておきなよ!

フルート:はっきりいって、俺達にとってどうでもいい話だね。

アクア:本当にどうでもいいよね!

ポルド:そう?!俺にとっては、重要な話なんだけど。

アクア:いいこと思いついた!王位をもらえば!

フルート:それがいいんじゃない!

ポルド:冗談だよね、、、?



そのあと、ポルドが何を褒美として貰うべきかで少し盛り上がった。結局は、お金を貰うみたい。

そんなこんなで、今回の話し合いは終わった。

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