天馬行空、狂った戯曲。

泪鴉

愛は毒になって

ペン先があなたのようでこわいんだ
狂うほど苦しいんだ底なし沼の中は
あなたがくれた愛はいつの日から
毒と化してしまったの?
愛に溺れ毒に溺れ
麻痺してまた毒をすする
苦しみなど底なし沼の中では
散り散りになって分散し
葉につく霧の如く
現れては儚く落ちていく
下へ下へ下へ下へ深く
足を入れてしまったら
もう、遅いの
死にたくないのに死んでもいいわと
声を荒らげて…堕ちていく

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