好きになったらいけない恋

ホットコーヒー

第17話友達づくりと怒り

『なぁカズヤお前たまには俺以外の奴と遊んだら?』


土曜日は毎週のように部活終わりに遊んでいる。


カズヤに友だちが少ないのは分かるが、ジュンヤとかなら少なくとも遊べるはずだ。


『なんでそんな事言うんですか?』


『いや、いつも俺としか遊ばないし  たまにはジュンヤとかと遊んだらどうかなって』


『...僕と遊ぶの嫌なんですか?』


『いやいや、そんな事ないってただ遊ばないのかなって』


『同級生は苦手です...たぶん僕なんかと遊んでも楽しくないって思われますよ』


(こいつはすぐ悲観的になるなぁ)


『カズヤ、友達作りなよ。ジュンヤ意外で友達1人でもいいから。』


『必要ないですよ』


『お前、俺が卒業した後とか友達作らないとまた
1人になるぞ』


『.....』


カズヤは何も言い返せない。


『...わかりました  友達つくります...』


カズヤが友達を作るとちゃんと言ってくれたので信じることにした。


『でも、どうやって作ればいいんですか?』


『ジュンヤに紹介して貰えば?』


カズヤがクラスの友達とは今更遊びにくいという事で、ジュンヤの中学校の友達と次の日曜日に
6人ほどで遊ぶ事になったようだ。


(クラスで友達作らんと意味なくね?)


と思ったがカズヤが嬉しそうに話して来たので言わなかった。


次の日曜の夜、カズヤから電話がきた。


『せ...せんぱぃ』


元気が無く泣いている。ずっと泣いていたのだろうか泣いて枯れたような声だ。


『お前どーしたんだよ!なんかあったのか!?』


『.....』


『カズヤ、言ってくれないと何があったのかわからない。1人じゃどーしようもなくて電話してくれたんだろ?』


カズヤが今日の一部始終を話してくれた。



ジュンヤも遊ぶ予定が風邪を引いてこれないと連絡が来てジュンヤの友達4人とカズヤの5人で買い物をしたりした後その中の1人の家に行く事になったらしい。


『カズヤ君もゲームする?』


みんなでレースゲームに上がる中、1人が気を使う。


『大丈夫..です...』


『お前、もう少しはっきり話せよ!何言ってるかわからねえしムカつくな! ナヨナヨして女かよ』


リーダー格の奴がカズヤの存在にイライラする。


『お前が男か女か確認してやるよ。 ジュンヤには絶対言うなよ』


そう言うと他の2人に命令してカズヤの両腕を抑え
カズヤを捕まえる。


リーダーがカズヤのズボンとパンツを脱がせる。


『や、やめてください...いやです』


『うるせーな、ちゃんとちんこはついてんだな〜
使えんのかこれ?』


カズヤのちんこを触り勃たせた
他の奴らも面白がり笑っている


『うわっ勃った気持ちわりー お前男に触られて勃つのかよ。』


面白がってカズヤの写真を撮る


『写真撮らないで!』


またリーダーがちんこを触り、今度はシコリ始めた


『あんっ あっやめて...』


『感じてるのかよ キモいなぁ』


『ダメ、手止めて!あっ』


イキそうになったところでリーダーが手を止め腕を解放された。


『射精されて汚されても困るわ』


『なんで、こんな事...   写真消してください..』


『うっせーな ジュンヤに何も言わなきゃ写真は何もしねーよ。
その代わり言ったらこの写真いろんな奴に見せるからな さっさと帰れ!』


そう言われ家に帰り今まで泣いていたようだ。




ただただ腹が立つ、俺が友達を作れと言ったばかりにカズヤがこんな目に合ってしまい自分にも腹をたてる。


『せんぱぃ... ぼくもう死にたい あんな目に...』


『カズヤ...ごめんな 俺のせいで。今から会えるか?』


『うん...』


本当に腹ただしい こんなに誰かの為に腹を立てるのは初めてだ。


カズヤの家に行き部屋に入らせてもらう。


一緒にベットに座り未だ鼻をすすり泣き悲しんでる。


カズヤを抱きしめ、落ち着き泣き止むまでそのままでいた。


『あんな奴らに体触られる前に... 先輩に触って欲しかった...』


この期に及んで...と思ったが本気のようだった。


『せんぱぃ 触って...』


カズヤが俺の右手を掴み自分の股間に置く。


俺は抵抗する気にならずそのまま流れに身を投じた。


『触ってください』


カズヤのちんこをズボンの上からさすると
気持ち良さそうな声を出す。


『脱がせてください...』


俺の顔が赤くなりカズヤが小悪魔のように微笑む。

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