同世界転生の最強貴族
第四十話 圧倒的な力
「な!まさか・・・・設定権限を奪われただと?」
「くっくっくっ・・・・どうした破壊神とやら!恐れ慄いたかぁ〜?けけっ!」
「ちっ・・・・」
    作り終えた瞬間、時空がほんの少し歪んだ気がして確認すると、設定権限が目の前の邪神に移っていたのだ。
「くっ・・・・これは少し厳しいな。他の邪神が来るのも時間の問題だ」
「そうだなぁー?どうするんだ?俺を殺すか?なぁー?」
「・・・・」
    拳を強く握りしめ、少し思考を巡らせる。そして、一つだけ解決案が浮かんだがそれを打ち消す。その案と言うのは、そもそものこの世界を消す事だ。
「ぐはははは!これで次の世界も我らが主様のものだ!!」
「主様?いや、まあそんな事はどうでもいい。もう、これにかけるしかない・・・!!」
『復讐の憎悪に埋もれし我が祖、復讐神エントラースの憎悪に焦がれしその炎を我が欲す。起源魔法 “憎悪の海”』
    邪神ガナーベルンを中心に、最高レベルの呪詛と同じレベルの呪いの効果を持つ炎を放つ。
「キエェェーーー!!」
「燃えて無くなれぇー!!!」
    耳を劈くような悲鳴を上げて、そのまま死んだ。死んだ後に残った死体は、数秒もしない内に灰となって風に流されて行く。
「はぁー・・・・・」
    溜め息を吐きながら考える。そう、このままでは死んでしまうのだ。さっきの魔法は制限があるし、他の魔法では倒せないかもしれない。
    かといって、世界を消すわけにも行かない。
「どうしたものか・・・・・!!?」
    そんな時だった。凄まじい程の不穏な空気が流れてくる。思わず目を開けられない程だ。そして、目を開けるとそこには・・・・・見覚えのある少女が居た。
    頬と背中に、嫌な汗が伝う。手は小刻みに震えている。それは、恐怖では無い。いや、ある意味恐怖にも似た感情かもしれない。
「ま、まさか・・・・」
「ふふっ。お久しぶりです。お、に、い、さ、ま♪」
    身体中の本能が告げていた。こいつと戦おうとするな・・・・と。
    そう。目の前に居たのは、堕ちたと言っていた神、レナだったのだ・・・・。
「くっくっくっ・・・・どうした破壊神とやら!恐れ慄いたかぁ〜?けけっ!」
「ちっ・・・・」
    作り終えた瞬間、時空がほんの少し歪んだ気がして確認すると、設定権限が目の前の邪神に移っていたのだ。
「くっ・・・・これは少し厳しいな。他の邪神が来るのも時間の問題だ」
「そうだなぁー?どうするんだ?俺を殺すか?なぁー?」
「・・・・」
    拳を強く握りしめ、少し思考を巡らせる。そして、一つだけ解決案が浮かんだがそれを打ち消す。その案と言うのは、そもそものこの世界を消す事だ。
「ぐはははは!これで次の世界も我らが主様のものだ!!」
「主様?いや、まあそんな事はどうでもいい。もう、これにかけるしかない・・・!!」
『復讐の憎悪に埋もれし我が祖、復讐神エントラースの憎悪に焦がれしその炎を我が欲す。起源魔法 “憎悪の海”』
    邪神ガナーベルンを中心に、最高レベルの呪詛と同じレベルの呪いの効果を持つ炎を放つ。
「キエェェーーー!!」
「燃えて無くなれぇー!!!」
    耳を劈くような悲鳴を上げて、そのまま死んだ。死んだ後に残った死体は、数秒もしない内に灰となって風に流されて行く。
「はぁー・・・・・」
    溜め息を吐きながら考える。そう、このままでは死んでしまうのだ。さっきの魔法は制限があるし、他の魔法では倒せないかもしれない。
    かといって、世界を消すわけにも行かない。
「どうしたものか・・・・・!!?」
    そんな時だった。凄まじい程の不穏な空気が流れてくる。思わず目を開けられない程だ。そして、目を開けるとそこには・・・・・見覚えのある少女が居た。
    頬と背中に、嫌な汗が伝う。手は小刻みに震えている。それは、恐怖では無い。いや、ある意味恐怖にも似た感情かもしれない。
「ま、まさか・・・・」
「ふふっ。お久しぶりです。お、に、い、さ、ま♪」
    身体中の本能が告げていた。こいつと戦おうとするな・・・・と。
    そう。目の前に居たのは、堕ちたと言っていた神、レナだったのだ・・・・。
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